占い師は魔術師ではないので、メンタル面からのケアは出来ても、
物理的に変えることが出来ないのが歯がゆくてしょうがない。


もちろんメンタル面から変化をさせていき、その方の人生観に直接アプローチすることによって、
物理的に変化を促していくことは、この業界に入って多々あった。

けれど奇跡的な変化は、やはり奇跡的に存在するものであって、
それが常ではないことも、経験させられてきた。


病占(びょうせん)

やはり、いろんなご相談の中で、これが1番つらく厳しい思いをさせられる…。

私は医師でもなく、超能力者でもないので、
私自身が治して差し上げることは出来ないのだ。

病占からの快方が確実で、その方のバイオリズムや気の流れが強い力を持っていれば問題はないのだけど、
そうではないときは、快方へ向かわせるためのメンタル面からのアドレスしか出来ない。

もちろん中には呪術的な方法を用いるときはあるけれど、
それですべて解決するならば、人は不老不死になることが出来てしまうことになる。


理系の私は、あり得ないことはあり得ず、
そういったときに他の占い師さんがよく言う
「それが運命なんです」
とか
「それがあなたに与えられた試練なんです」
とかの、なぐさめの言葉が嫌いだ。

なぜなら、慰めの言葉が欲しくて相談に来る人なんていないから。

考え方1つで、「幸」が「不幸」になり、
「不幸」が「幸」にもなるのだが、
しょせん占い師が出来るのは、そのマインドチェンジのお手伝いだけで、
それ以上のことは出来ないのだ。


確かにそれが大きく影響を及ぼし、人生観に光を見つけてもらうことで、その人生を開花させることが出来るのも知っているけど、
やはり物理的に直接の変革を起こすことは出来ないんだよね。



な~~~んて無力なものなんだ…。


理系の占い師は、そんなことを考えているσ(^_^;)



ってなかんじで、今日はこのへんで!