演技の基となる表現。
その表現は心の開放がされていなければ、観ている人たちへ正確に伝えることなんて出来ない。


表現っていう字は、そのままの通り「表に現す」って書く。

人の心や考えていることは、子供の頃は素直に言葉に現したり、態度で現したりしていたが、
成長につれて、周りを気にしたり、合わせてしまうために、
素直というものを忘れ、頭の中や心の中に留めてしまうようになってしまう。

もちろん生きていく必要な要素なんだけど、
こと演技においては、それが弊害になってしまうことが多い。


いつしか心や頭の中に留めてしまうということが、あたりまえの構造になってしまうと、
急に何もないのに淋しさを感じたり、疲れを感じたりするようになる。


躁鬱(そううつ)状態だ…。



ならば、そうならないために、またそれを軽減させるために、
そういった人たちに薦めたいのが、演劇の基礎練習だ!

特に心の開放を主として練習には、その効果があると思っている。

演技は頭で考えるプロセスだけでは成立せず、
台本から与えられたイメージや共感したものを、
素直に、なんのフィルターもかけずに、
そのまま、ただそのまま出すだけなんだ。



今こそ心を開放せよ!
開放のための稽古を!!



ってなかんじで、今日はこのへんで!