以前とある高校の演劇部講師を半年間したことがあります。

そこの顧問が元役者さんで、1度だけ現場をご一緒させていただいたことがありました。

それがきっかけで、何度かやり取りをしている間に、
彼女は高校教師になり、演劇部の顧問になりました。

部員が10名程度の部活で弱小だった演劇部を受け持った彼女は
「どう教えていったらいいか分からない!」
と連絡をいただき、じゃあ!ってことで、文化祭公演までの半年間、毎週日曜日だけ私が外部講師として受け持つことになりました。

最初の感想は「ダメだこりゃ…。」

声は出ない。
表現の意味を知らない。
基礎なんてまったく。

ただ練習のある日に集まって、みんなで練習らしきことをして、
ただみんなといるのが楽しいだけの部活でした…。


基礎稽古から始め、舞台用語やスタッフとしての専門知識に至るまで、
その部活の空気を演劇空間に変えていきました。

文化祭の演出補佐も受け、読み稽古、粗立ち稽古を中心にすすめ、
殺陣(たて)が 入る演目にしたので、知り合いの殺陣師による指導をしました。



その結果。
文化祭公演を経て、勧誘もしていないのに、中途での新入部員の応募が殺到。
10名程度だった部活が、一気に30名近い部活になりました。

また賞もいただけるようになり、私は役目を終えたことを感じ、その部活を去りました。



がっ!!
昨日の劇団主宰との打ち合わせにその時の部員の子がいるではないですか!!

当時の副部長で、なにかとちょっかいを出してくる女の子だったのですが、
今はキレイになっていて、その団体では役者と制作をやっているとのことでした。


あまりの久しぶりなびっくり再会に、打ち合わせ時間の半分は、
その当時のことに花を咲かせてしまいました♪


あのとき私がテキスト化したものを、その子が卒業した現在でも引き継がれているらしく、
今では演劇の強豪校になっているとのことでした。


また同期の子たちも皆、その道に進んでいってるとのこと。


みんな頑張ってるんだな…(笑)


そう思って微笑んでしまう私でした♪



ってなかんじで、今日はこのへんで!