昨日の夜、ふいにこんな質問をもらいました。

鼻声で通りにくい声をなんとかしたいと…。


鼻声の要因は数多くあり、例えばもともと鼻腔が弱い方も鼻声になりますし、
声を出すときの共鳴方法でも鼻声になってしまいます。

いろんな要因があげられるので、一概に言えないんですが、ただ1つ言えることは、それを特徴に出来るということなんです!


鼻声じゃない人が鼻声を出そうとするとき、声を鼻腔の入り口に当てて声を出しますが、
なかなかこれを出し続けることって出来ないんです。


そう!
実はこの鼻声、ただそれだけで声の特徴とすることが出来るんです!
ただそれだけでキャラの1つを掴んだことにもなるんです!

この鼻声が武器になっちゃうんですよね♪


質問では鼻声で通りにくいってことだったんですが、
鼻声と通りにくいとは、無関係ではないですが、別の要因になります。


やはり、発声練習の基礎が出来ていないんですね…。


その子も相変わらず、
発声練習=滑舌やロングトーン
だと勘違いをしておりました。

前にも書きましたが、それは声出しの一部で、発声法とは異なるものになります。


まぁ発声練習=発声法+声出しですから、間違いではないんですが、
発声法は声を出す際の声域のバランスづくりと、
豊かな声を出すための方法を体で覚えることにあるので、声出しとは理屈が違うんですね♪



鼻声という他とは違った特徴を憂うのではなくて、
むしろ最強の武器を手に入れたんだっていう発想の転換をして、
素敵な役者さんになってほしいですね♪



ってなかんじで、今日はこのへんで!