こんにちは、中村です。
和食がユネスコの無形文化遺産に登録されて約一年がたちました。
和食の食材の野菜。その種子を生産販売する仕事をしています。
そんな種屋からみると疑問が浮かびます。
日本の家庭で食べられている野菜の自給率は90%以上です。
その野菜を育てる元の種子の90%を農業者は種苗会社から買っています。
しかし、そのうち80%が海外で種子を採種しています。
日本国内で採種してる割合はなんと20%。
(大手種苗メーカーサカタのタネの広報)
和食といってもその種子は日本産ではありません。
これは寂しい。
そして、伝統食といっても食材の大根や人参などは、品種改良された新しい品種ばかりです。
昔ながらの伝統野菜やその地域の在来種ではありません。
私は、約20年前から日本の伝統野菜(在来種)の通信販売をしてきました。
同じ大根や人参でも新しい品種と昔ながらの古い品種では「味」の深みやうま味など全く違います。
料理人からすれば求める野菜の「味」は千差万別、味の濃い野菜が欲しい方、うすい味の野菜が欲しい方。
目指す料理の目的により当然変化すると思いますが、一度試していただきたい。と心から願っています。
プロでもない私感ですが、和食は、伝統の昔ながらの技を伝承しながら新しい味や形を追求し続けることと考えています。
そんな、昔の野菜の種子たちや古くて新しい野菜料理に出会えるイベントが開催されます。
「種市」です。
日時場所:11月15日(土)東京吉祥寺。 11月16日(日)神奈川藤野。
午前10時~マーケットやトークショウなど3会場で開かれます。
今回で4回目。毎回入場制限です。
食いしん坊や家庭菜園家、料理人、主婦の方、どこぞのバイヤーなど性別年齢関係なく集まります。
ぜひご興味のある方起こし下さい。
私たち光郷城 畑懐は15日、吉祥寺キチムで種の販売と短時間ですがトークショウをいたします。
種市の詳しい情報はこちらからどうぞPC
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