寂寞空庭春欲晚【plot】

＊少し内容に触れています。

中国ドラマ
「寂寞空庭春欲晚」<春晚,長相依>
Chronicle Of Life
（2016年. 37集）

【スタッフ】
原作：匪我思存
脚本：匪我思存 / 郭宝賢 / 蘇斌華 / 杜璃容
監督：呉錦源(ウー・ジンユエン)
「煮妇神探（2016年）」「美人心计（2010年）」「步步惊心(2010年）」
「射雕英雄传（2008年）」
放送：浙江衛視/深圳衛視

【出演者】
劉愷威(ハウィック・ラウ) - 康熙帝(愛新覺羅·玄燁(げんよう))　＠一代の帝王
鄭爽 (ジェン・シュアン) - 衛琳琅(良兒) ＠善良で強固,阿布鼐の娘
張彬彬(チャン・ビンビン) - 納蘭容若＠父は納蘭明珠、滿清初の才子
張暁晨(チャン・シャオチェン) - 衛長慶（阿思海）＠阿布鼐の子，琳琅の兄
米雪(Michelle) - 孝莊太皇太后＠康熙の皇祖母
王若心 (ワン・ルォシン) - 惠妃＠納蘭容若の姉
鄭龍(ジョン・ロン) - 小德子＠康熙御前太監
程硯秋(チョン・イェンチィゥ) - 翠雋＠琳琅の姐妹
劉萌萌 (リィゥ・モンモン) - 玉箸＠辛者庫管教姑姑,吳應熊の恋人
楊明娜(ヤン・ミンナー) - 孝惠太后＠仁憲皇太后
張芷溪(チャン・ジーシー) - 畫珠＠衛琳琅と同入宮姐妹
劉恬汝 (リィゥ・ティェンルー) - 芸初＠琳琅初入宮時にいた辛者庫結識の小姐妹
斯琴高麗(シーチン・カオリー) - 芳景＠御前資格較老の宮女，被尊稱芳景姑姑
徐少強(チョイ・シウキョン) - 鰲拜(オボイ) ＠清初の権臣
(参考:wikipediaより)

【人物予告】《寂寞空庭春欲晚》曝人物版预告片

(上海尚世影业 SMG Pictures)
【長編予告】《寂寞空庭春欲晚》首曝超长纯爱片花

(上海尚世影业 SMG Pictures)

【 PLOT 】

愛情と憎しみ、信頼と裏切り、四人の糸が絡み合う先にあるのは...
悲劇か？それとも幸福か？！

清康熙八年（公元1669年） 鳌拜(オボイ、４人輔政大臣の一人)を捕らえ勢い盛んに残党の一掃を始める。忠臣の阿布鼐（アブナイ）は冤罪を受けて滅門（古代の刑罰。家族の1人が罪を犯すと家族全員を殺す）の災いを被る。年僅か１０歳の幼女：良兒は一家全体大量虐殺を目の当たりにするが幸いにも逃れる。
逃亡道中に叶三と名乗る少年：(康熙)に出会い、二人は相手の身分を知らない状況の下に生死を脅かす経験をすることとなり、お互いの心に深い印象を焼き付け、さらに又もう一度会う約束を交わしあったのである。

その後、良儿はいとこの納蘭容若の元に身を寄せるようになるが、しかし思いかけず記憶を失ってしまう。容若は良儿を保護するために彼女の名前を衛琳琅と改名し、家の中に留まらせ世話をする。月日が経ちて容若と琳琅は一緒に幼馴染のように成長し、愛情も深まり合っていった。
しかし、容若の父：納蘭明珠は琳琅の身分が災難を引き込むのを憚り、ひそやかに彼女を宮中に送り出し宮女となったのである。

琳琅はこれによってここに生きこのまま宮中深く閑静にして終えるに様に見えたが、康熙の出現で彼女の生活はかき乱れ、また彼女は容若に再会し彼女の願望を燃え上がらせるのであった。

康熙は琳琅が現れ出るや否や昔の自身の魂に少女の幻想がつきまとう、あらゆる手段を使って彼女に昔の約束の記憶を思い出させようとする。また容若は反対に裏で労をなして彼女を遠くへ逃そうとする。片方は覇道の王であり片方は幼馴染、二人の交錯する攻め掛かる愛に、琳琅は対処出来なくさせ考えあぐねるのである。

傍にいる康熙は琳琅に対しての気持ちが根深く作られるその時、今まさに気づいたのは、琳琅が好きなのは兄弟の様な存在の容若が意中の人であるということを、欲望に耐え苦しみ手放し、二人がうまくいくように手助けするが、むしろつながりは運命にさえ弄ばれる、一度すれ違うと再びすれ違う。

度重なる曲折をたどり経て、琳琅は最後に自分の心気持を明らかにさせる、康熙を愛していると、甘い愛情を受け入れ始められようかと思えた、しかしこの瞬間記憶が甦った。一方は血の犠牲を払った深い恨み、一方は恋人にのぼせ上がった琳琅には選ぶ方法がない。

ずっと宮内に身を隠す実兄の長慶と、この時、姿を現しお互いに認め合うのだった、琳琅に一族の報復をするように迫るのである。恋情か肉親の情愛か、恨むのか許すのか、康熙は琳琅にもつれ出る一際の苦悩と残酷な感情の果てしない人情の縁を与えるのである。

(参照：Baidu百科より)

　ちょこっと印象

２月から現地放送されている中国宮廷ドラマ『寂寞空庭春欲晚』がおもしろくて只今嵌っています♪　
韓国ドラマ『イニョン王妃の男(2012年.tvN)』の中国版『相爱穿梭千年』(2015年)で切なさＭＡＸの悲しげな目もとが印象な鄭爽（ジェン・シュアン）が出ているということで観出しました。

韓国ドラマが週２話ずつ放映されている事に驚いたものですが、こちらはさらに驚きの超スピード放映で毎日２話ずつです！全話45話は長いかな？！と思ってたけどサクサクと見れそう。
原作は女性小説作家の匪我思存が書いた『寂寞空庭春欲晚』を実写化したものです。匪我思存さんは悲劇の女王・テレビの女王と称賛されているみたいですね。呉錦源(ウー・ジンユエン)監督は一世風靡した宮廷ドラマ『美人心計～一人の妃と二人の皇帝～（2010年)』『歩歩驚心(宮廷女官若曦）(2010年)』を手掛けた人です。

ドラマは只今１６話まで進んでいるけれど、今のところ才色兼備・豪華絢爛に着飾られた多勢の娘娘（ニャンニャン）達の騙し合いの愛憎劇や残酷な処罰シーンがさほどないから陰険さを感じなくて見やすい。主に康熙帝(劉愷威)・衛琳琅(鄭爽)・納蘭容若(張彬彬) の切ない三角関係に、康熙帝に対する衛長慶(張暁晨)の復讐劇が絡まっている感じなので大人数の役者がまだ出ていない。
これって今までないスマートさでさらに見やすい♪　多勢の役者が出ると関係図をメモったりして大変なんですよね。
さて、三角関係の三人の印象というと・・・。

《三角関係の主役のお一人目》
劉愷威（ハウィック・ラウ）さんは御年４１歳らしいが、メイクをしているだろうけどお肌ツルツル若い！
文才戦略、漢族・満州族・清朝全土平定の統治を成し遂げ、清朝全盛期の基礎を確立した偉大な大帝康熙帝が一人の女子に心揺すられ駆け回る姿が何とも健気でいじらしい・・・。

《三角関係の主役のお二人目》
鄭爽（ジェン・シュアン)の今にも泣きそうな目が儚げさをさらに浮き出させてくれています。この役にぴったりだと思うわ。
偉大な王者な孤独な心を癒してくれている身分の低い衛琳琅は、八阿哥（第八皇子）：胤禩を出産した後に良嬪から良妃となるのですが・・・。
八阿哥・良妃と言えば？　
『宮鎖心玉』『歩歩驚心』にも出てましたよね。

《三角関係の主役のお三人目》
納蘭性徳(のうらんせいとく)（あざなは容若）（1655～1685）は清の時代に実在した人物で、満州正黄旗出身。父の納蘭明珠は康熙帝の高官で、吏部尚書・武英殿大学士などを歴任。納蘭性徳は文武両道を兼ね備え、清朝の詩人として名を知られていた。また侍衛として康熙帝の寵愛を受けた人。詞集「飲水詞」，ほかに「通志堂経解」がある。（wikipediaより）

三十一歳の若さで逝去されたのね。ちなみに、劇中で”一生一代一雙人”と歌われている[画堂春]は詞集「飲水詞」に入っております。さて、こちらの納蘭性徳という人物にも惚れましたが、役を演じているイケメンメンズ、張彬彬(チャン・ビンビン) さんにもっと嵌りました～！