薬食同源とは?
食べ物=健康作るものという考え方
と言う観点からお話しします。
「今日の食事は明日の命」と言う言葉があるように、今日食べるものが良ければ明日の命が保障され、逆に悪い食べ物は命に危険をもたらします。
そのため昔から人々は、ただ空腹を満たすためだけではなく、生き延びるため健康に過ごすために、どのような食事をとればいいのか真剣に考えてきました。
特に中国では「空腹の時は食となり、病気の時は薬となる」と言う「薬食同源」と言う思想が生まれ、今も引き継がれています。
何が体に良くて何が悪いのかわからなかった昔、人々は生きるために木ノ実や果実、草花や魚、貝、獣、虫など様々なものを食べていた様です
毒のあるものを知らずに食べて命を落とすこともあったでしょう…怖
またこれを食べると体が温まる、これを食べたら下痢をするなどに気づくこともあったでしょう。こうした経験を重ねることで毒や薬を発見していたと言われています。
つまり今は生薬として使われているものも、昔は食べ物として普通に食べられていて、本質的に食べ物と薬の区別はなかったようです。
こうしたことが「薬食同源」の考え方の基本になった様です。