第43回 亀戸勝運晴れ晴れ句会 (H29年6月25日)
於:メール句会 投句7名 全集計分 ◎=共鳴 ○=並選
八点句
双角の先に国在り蝸牛 長沼雅子
◎喜和、錆朱共鳴○星杏、飄庵、京子、きれ隊長選
五点句
サボテンになりて棘もつ日もありぬ 星杏
○むっちゃん、飄庵、吉村姉羽、竹場晶子、きれ隊長選
着信が空耳かもと五月雨 小林京子
◎吉村姉羽共鳴○錆朱、竹場晶子、仲野美紀選
自分流二次元をゆく大蚯蚓 星杏
○錆朱、京子、喜和、雅子、きれ隊長選
夕焼に入り切らずや大型船 高橋喜和
◎星杏共鳴○雅子、吉村姉羽、きれ隊長選
四点句
気焔吐く女盛りの冷酒かな 喜和
◎むっちゃん、きれ隊長共鳴
苛つ子が最強にする扇風機 喜和
◎雅子共鳴○京子、仲野美紀選
三点句
サングラス蝶の羽風にビル揺るる 雅子
◎京子共鳴○仲野美紀選
枇杷食って植えてみようか種ひとつ 田中飄庵
◎竹場晶子共鳴○吉村姉羽選
二点句
門に立つ花茣蓙売りの遠い日々 星杏 ○喜和、飄庵選
夏山に遠雷をきくイワヒバリ 田中飄庵 ○雅子、竹場晶子選
到来す「小夏」といふ名の土佐の柑 飄庵 ○星杏、仲野美紀選
梅雨の入節水のことふと思う きれ隊長 ○雅子、吉村姉羽選
梅雨晴れ間定期検診あとの午後 きれ隊長 ◎飄庵共鳴
ペディキュアを塗り終へて窓梅雨晴れ間 きれ隊長 ◎仲野美紀共鳴
一点句
黒南風や鎌倉の海ふり返る 喜和 ○むっちゃん選
紫陽花の未だ緑なる朝陽前 きれ隊長 ○竹場晶子選
足に根が生へて梅雨入り安堵する きれ隊長 ○むっちゃん選
身をまかす小豆白玉甘やかに 星杏 ○むっちゃん選
中元先リスト年々似て非なる 雅子 ○喜和選
蛍狩明暗分かつツアーなり 喜和 ○星杏選
でんで虫タップダンスを踊る夢 きれ隊長 ○喜和選
焦げあとのある木彫りのほとけ 飄庵 ○星杏選
洗濯をパリッとしたひ梅雨の空 きれ隊長 ○京子選
梅雨雲や波立つ川の薄濁(ささにご)り 京子 ○錆朱選
さはされど枇杷の実るを眺めおり 星杏 ○錆朱選
就活着あせ染まぬやうあと一社 雅子 ○飄庵選
以上
※6月句会の集計が出ましたので、アップしました。
今月の句会は7月23日にライブ句会を予定しておりましたが、
当日は商店街の福引き、ガラポンとかぶってしまい、急遽メール句会に変更になります。小生の都合で誠に申し訳ありません。
メール句会の投句は7月24日(月)中に五句お送りください。
なお、8月の句会はお休みさせて頂きます。9月にまたお会いしましょう!
主宰・事務局 喜連川