【改正】発達障害者支援法 <どう変わる?> 付帯項目内容 ADHD治療薬の投薬 | 宝塚市から全国へ★宝塚発達コミュニティ『花』 親と支援者の会、親の会、発達障害、発達凸凹、グレーゾーン、自閉症スペクトラム、ADHD

宝塚市から全国へ★宝塚発達コミュニティ『花』 親と支援者の会、親の会、発達障害、発達凸凹、グレーゾーン、自閉症スペクトラム、ADHD

発達にでこぼこのある子(グレーンゾーンを含む)の親と支援者のコミュニティ。発達障害、発達障がい、自閉症スペクトラム障がい、ADHD、アスペルガー症候群、高機能自閉症、広汎性発達障害、軽度知的障害、LD、親の会、交流会、学習会、イベント、講演会、余暇支援

 

宝塚市から全国へ

発達に凸凹のあるお子さまを持つ親のコミュニティ&情報ブログ

【花のご紹介】【主宰者プロフィール】
【Facebook★
いいね!で最新情報が見られます】
【活動実績&予定表】【Mail】

 

平成17年4月1日に施行された発達障害者支援法

 

10年前に法案が作られて

初めての改正となる

発達障害者支援法

 

2016年5月25日に改正法案成立となりました。

詳細な内容については

発表がありませんでしたが、

いよいよ公表されたようです。


国会画像はイメージです

 

障害者権利条約を批准したことを背景に

就労と教育支援の強化を目的とし

子どもから高齢者まで切れ目ない支援を

目指して改正されました。

 

6項目が付帯されました。

このほかに、発達障害者の特性に配慮した

刑事捜査についても盛り込まれました。

 

付帯決議の内容

(1)発達障害と診断された者およびその家族が適切な支援を受けることができるよう、ペアレントメンター等による心のケアも含めた相談・助言体制構築の支援を強化すること。その際、個々の障害の特性や家庭状況に対応できるよう、夜間等の相談・助言体制の構築についても留意すること。

 

(2)小児の高次脳機能障害を含む発達障害の特性が広く国民に理解されるよう、適正な診断や()投薬の重要性も含め、発達障害についての情報を分かりやすく周知すること。特に、教育の場において発達障害に対する無理解から生じるいじめ等を防止するには、まずは教職員が発達障害に対する理解を深めることが肝要であることから、研修等により教職員の専門性を高めた上で、早い段階から発達障害に対する理解を深めるための教育を徹底すること。

 

(3)発達障害者の就労機会の確保および職場定着のためには、個々の障害の特性に配慮した良好な就労環境の構築が重要であることに鑑み、職場におけるハラスメント予防のための取り組みやジョブコーチ等を活用した相談・助言体制の一層の充実を図ること。

 

(4)発達障害者が持つ障害の程度は個人によって異なるため、就労および就学を支援する上では主治医や産業医等の産業保健スタッフおよび学校医等の学校保健スタッフの役割が重要であることに鑑み、これらの関係者が相互に連携を図りながら協力できる体制を整備するとともに、産業保健スタッフおよび学校保健スタッフが受ける発達障害者の雇用や就学に関する研修について必要な検討を行うこと。

 

(5)地方公共団体により障害者手帳の取り扱いの状況が異なることおよび発達障害者の多くが障害者手帳を所持していないこと等の実情に鑑み、障害者手帳について在り方を検討すること。

 

(6)個々の発達障害の原因究明および診断、発達支援の方法等に関する調査研究を加速・深化させるとともに、発達障害に関する症例を広く把握することにより、不足している分野における調査研究に重点的に取り組むこと。また、これら調査研究の成果や国際的動向等も踏まえ、常に施策の見直しに努めること。その際、発達障害の定義の見直しにも留意すること。

 

【投薬の重要性】の部分に関して

服薬経験もある副代表のコメントはこちら

 

出展、詳細は福祉新聞Web版をご覧ください。

 

以下代表ひかりより。

私たち『花』が重きを置いている

家族支援についても(1)で言及されています。

流れとしては、家族支援強化の方向に

進んでいくだろうと予測されていましたが

明文化されたことにより

より具体的な支援へと繋がることを期待したいと思います。

 

全体的に、現在よく言われる問題点を

すくって改正されている印象です。

地方自治体が、この改正法案を受けて

どのような対応をしていくのか

非常に興味深いところです。

 

宝塚市議会でも

明後日からの一般質問で

改正発達障害者支援法についての

質問が上がるようです。

 

あまり選挙なんて興味がないよ、

という方も

市議会はもっとも身近な行政です。

自分と関連する内容が沢山ありますよ。

 

傍聴に行けなくても

ケーブルテレビやネット配信、

ローカルラジオで中継している自治体もあります。

リアルタイムじゃなくても

自治体ホームページには

議事録が公開されたりしていますので

一度覗いてみてください。

興味がないと思っていても

意外と気付きが多いものですよ。

 

 

障害があることが理由で

生きづらい人生を送らざるを得ない人が

少しでもこの改正によって減り、

より豊かな人生を送ることができる

助けとなりますように。

 

※追加情報がある場合は随時更新いたします。

 

『花』の交流会などのイベント情報はこちらベル
これまでの記事が一覧で見やすい!! テーマ別記事一覧