日本髪で過ごす年末年始
昨年のはこにわ忘年会にゲストで出てくださった京織雪の琴音さん。
5年前に一度髪を結っていただいたことがあります。
その時の日本髪は「布天神(きれてんじん)」
いつかまた結っていただきたいなー
と思いつつなかなか機会がない。
イベントに合わせるのか、何もない時に結うのか悩みますよね。
昨年夫がCGで日本髪の人物を作っていたことがあり、
構造がよくわからないから髪結いを見てみたいというので、
それなら私が結っているとこを見てもらったほういいかなあと。
忘年会で琴音さんに会っているなら、初対面ではないし
琴音さんに結っていただくところを見てもらうのがいいかなと、日本髪計画が動き出します。
せっかくなら時間を開けないほうがいいし
今年は年末年始帰省しないし日本髪で年越しもありかも?
年末年始の予定に支障はないかな?
といろいろ考えて、まずは琴音さんの予定を聞いてみよう。
と、問い合わせしたのが12月19日でした。
30日でしたら空いてますよーとのことで
30日の午後にお願いすることに。
この日は大文字山登山の予定が午前中あったので、
下山後、一休みしてからスタジオへ向かいます。
日本髪なので、もちろん着物で行きます。
前開きの洋服で行ってもいいけど、せっかくなら着物着ていたほうがバランスがいいですしね。
日本髪を結ってもらう
日本髪は前もって「円山鬢笄髷(まるやまびんこうがいまげ)」をお願いしていました。
夫がCGで作っていたものそのままです。
江戸後期の髪型で既婚女性が結っていたもの。
ちょっと地味というか島田や舞妓ちゃんの髪みたいに豪華な感じはないです。
(とはいえ日本髪というだけでボリュームあるし十分華やかですけどね)
顔の横の鬢(びん)と呼ばれる部分が本来はもっと下に張って降りているのですが
数日間持たせるには向かないというので、鬢は京風の控えめな形にしてもらいます。
笄髷も本来は笄に八の字に髪を巻き付けるものですが
それだとすぐ崩れるので、ある程度しっかり目に土台を作ってから巻きつけてもらうことに。
解説をしてもらいながら結ってもらったのでとても楽しかったです。
後ろや上はどうなっているか見えないので
しっかり写真は撮ってもらいました。(動画撮影はNG)
着物は銘仙に半幅帯という、ちょっと地味なコーデでゆるっとした着付け。
帯もかっちりお太鼓だと違うかなーと思ったんですよね。
あと黒い帯が似合うだろうなと思って、
さらに文庫結びにしたら髪型にぴったりでした。
つくづく着物と髪のバランスって重要だなと思いました。
着物の雰囲気ももっと時代を合わせられたらよかったんですが
そこまで時代考証はできませんでした。
おそらく小説「あきない世傳 金と銀」のあのあたりの時代(江戸後期)かなと思います。
店主になってからの主人公の幸をイメージした着物コーデだとぴったりだったのではないかなー。
リール動画も見てね。
予定では3泊4日持たせたいのですがさてどうなるか?
その2に続く。
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