先日の読売新聞人生案内
回答者は哲学者の鷲田清一さん
50代の独身男性からの相談でした
離婚した時も失業した時も
励ましてくれた母が急死し、
母一人子一人で生きてきたのに
何もしてあげられなかった、と
後悔ばかりしている
どうしたらよいか
そのような相談でした
鷲田さんの回答に
こちらが胸を打たれました
「人が誰かとじっくり対話できるのは、本を
読むときです。本を書いた人は未知の人です。だから距離がとれ、相手の言葉もすなおに受けとることができるのです。その言葉を自分で吟味もできる。
たしかにお母さまはもうおられません。でも、そのような対話の相手が自分にも生まれたのだと考えてください。お母さんの生前のさりげない言葉を思い出しながら。」
ブログで交流のあるみなさんは
言葉選びに思いやりと慎重さがあり
私は癒されたり励まされたり
笑わせてもらったり、、、
もちろん元々のお人柄があってのこと
ただそれに加えて
現実の日々の積み重ねだけでなく
「未知の人」との対話が
自分の中で習慣になっているみなさん
だからこそ、なのだわと
鷲田さんの文章を読み
ひしひしと感じたのであります
本は嗜好品
読んでも読まなくてもいい
でも
私の尊敬する偉人さんや作家さんや
文化人さんやその他様々な分野の
「大人」な方々は全員口を揃えて
本を読め!と仰っておられます
先人の知恵には素直に従いたい(^_^)