このところ、あたたかったり、寒かったり、
気温の変動が激しくて、体調を崩されている方も多いですね。
3月、4月は年度の変わり目で、
入学、卒業、就職、異動、引っ越し、など、子供から大人まで、
身の回りで何らかの変化が起こることの多い時期でもあります。
「変化」は人の心と体にストレスを与えます。
自分では変化とすら認識していないことでも、
心と体は敏感にそれを感じとって反応を示すことがあります。
疲れやすかったり、疲れがなかなかとれなかったり、
おなかがゆるんだり、逆に便秘になったり、
眠れなかったり、気分の上下が激しくなったり、
何もする気になれなかったり。
実はそうした反応も、元をたどっていくと
「変化」による姿勢の歪みの影響であるケースもあります。
例えば。
クラス替えや職場の異動があり、新しい環境に慣れるまでの間、
緊張して数日を過ごすとします。
緊張すると無意識に筋肉も緊張して収縮します。
背骨を支える筋肉が偏って収縮すると、
骨が部分的に引っ張られて、歪んでしまうのです。
背骨の歪んだ位置によって、
胃の不調につながったり、頭痛を感じたり、ということが起きます。
逆に、いつもと違っておなかの調子が悪いために
背中を丸めておなかを守る体勢をとることで
胸椎や頸椎が歪み、それが更なる不調につながる、
ということもありえます。
そんなことで簡単に背骨が歪むわけがない、と思うかもしれませんが、
人の体は思っているより案外デリケートで、
精密機器のように絶妙なバランスでなりたっているのです。
あなたは、自分の心と体の声に耳を傾けていますか?
自分の体は一つしかなく、それを守れるのは自分自身です。
自分の心や体の異変にすぐに気付いて対処すること
(例えば、休暇や友達とのおしゃべりで疲れやストレスを解消すること、
姿勢バランスを整えること、など)が大切です。
ようやくあたたかくなって、外にはたくさんの花が咲いています。
4月のはじめはソメイヨシノでしたが、
今は、つつじや、藤の花が満開です。
気付いていましたか?
どんなに忙しい時でもそういう変化に気づける心の余裕をもって、
いつも元気でいたいものです。 (^O^)/