OLからの華麗なる転身?姿勢調整師への道7 | 笑顔で世界を歩く・愛され姿勢美人の魅力研究♪

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恵比寿の姿勢美人のここだけの話。姿勢科学に基づくからだの話、
日常のできごとや気づき、などを綴ります。

地震のあった2011年3月11日。


私は会社のオフィスにいましたが、
なんとか家にたどりつき、
会社に泊まらずには
済みましたが。


夜中続いた余震が
ホントに怖かったです。

携帯電話やテレビの警報音に
ドキドキさせられ。

暗い部屋で毛布をかぶって、
「どうなってしまうんだろう。
ホントに死ぬかも」
という不安で頭がいっぱい。


「お迎えが来たらいつでも」
なんて思っていた割に、
実際に死ぬかもしれないと思ったら、
「まだ死にたくない!」
と強く思いました。(^_^;)


そして、その翌日は、土曜日。

川崎市のKCSセンターで
インターン実習に行くことに
なっていたので、
前日家に帰れなかったらしい人たちに混ざり、
朝動きはじめていた電車に乗って、
向かいました。


正直なところ、
こんな日だし、
お客様は来ないだろう、
と思ってました。

余震は続いてるし、
停電のエリアはあるし、
携帯電話やテレビの
地震を知らせる警報音が
鳴り続けてた日です。


それが。です。


完全にいつもどおりの営業でした。

お客様はいつもどおり
予約時間にいらっしゃるし、
何かの都合で来られない人から
いつもどおりに電話で
予約変更の連絡はあるし、
「こんな時に子どもを抱えて
逃げられないような腰痛じゃ困る」
という初診のお客様もいました。

「昨日は丸子橋を越えて
8時間歩きました」
「一晩歩きどおしで、筋肉痛です」
なんて人たちも。


そして午後。

ある女性のお客様が、
BGMのオルゴールの音を聞いて
「ああ、音楽を聞くとほっとするわね」
としみじみとつぶやくのを聞いて。

あ、そうか。
と思いました。


私たちは、
いつもどおり
ここにいて、
笑って皆様をお迎えすればいいんだ。

と気付きました。


異常なことが起きている時だからこそ、
私たちがいつもどおりそこにいることが、
誰かの元気の素になることもあると思います。


「2011.3.15記 いつもの私でいるために」より
http://ameblo.jp/happybodyandlife/entry-10831222560.html



そして、
直接お客様から
「ありがとう」と言われて
お金をいただく。

自分が相手に何をして、
何に対して
お金を頂いているのかがわかる。

そういうことって、
今の会社員の仕事では
なかったな、
と気付きました。


会社の仕事は、
営業や現場の仕事じゃないので、
机上の計算や数値で
仕事の成果を効果金額に換算したり、
お客様が系列企業の方だったりするので、
本当のエンドユーザーからの声などが
もらえる仕事ではないのです。




このことがあってから、
ようやく、本気で考えました。

あの夜、
「まだ死にたくない!」
と思ったのは、

「本当にやりたいことを
できていないのに、
このまま死にたくない」

と思ったのではなかったか、と。


だったら、
私がやりたいと思っているのは、
一体何なのだろうか、と。



実はこの時まで、私は
「姿勢調整師の仕事を真剣にやる」
ということについて、
しっかりと考えてみたことが
なかったんだと思います。

その場所にいる時は
真剣に、その方のために何でもしよう、
と思ってはいても、
仕事そのものに
正面から向き合っていなかった。

最初の「習い事」という感覚が
どこか抜けていなかったのです。



地震があってから、
改めて、
「この仕事、すごいな」
と思いました。


もちろん、私たちが手で調整することで、
筋肉痛の人が楽になったり、
歩けなかった人が立って歩けるようになったり、
ということは
本当にすごいと思ってましたが、

この時思ったのは、
そういうことではありません。


勤め先が製造業に関わる仕事なので、
違いが特によくわかったのですが。

製造業の場合だと、
こうした地震があると、
部品の供給、機械の整備、
必要な人員、など
いろんな条件がそろって
はじめて物を生み出すことができます。

だから、
その段取りがまず最初に
必要となります。


でも、
私が身につけた姿勢調整の技術は、
私が健康で元気であれば、
何か物がなくても、
いつでも仕事ができる。

横たわる場所、座る場所さえ
確保できれば、
場合によっては立ったままでも
施術することは可能。


この違い、
実はスゴイと思うのです。


たとえば、
避難所で生活することになっても、
とりあえずそこで
仕事を再開することもできる。

仕事として、でなくても、
ボランティアとして
誰かの役に立つこともできる。


手に職をつける、
ってそういう意味なんだ、
と思いました。


働ける間、お給料は一応保証されるけど、
会社の事情や、
個人の事情によって
突然自分の状態が左右されることがある、
雇われる働き方。


自分がどれだけやるかで
収入は変動するけど、
人や状況に左右されるのではなく、
すべて自分の責任で
身につけた知識や技術をもとに
自分で働き方を選んでいく、
雇われない働き方。


先々を考えたときに、
どっちがいいんだろう。

と考えたら、
私は後者を選びたいんだ、
ということにようやく気付いたのです。


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OLからの華麗なる転身?姿勢調整師への道0
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OLからの華麗なる転身?姿勢調整師への道10【とりあえず最終回】
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