子どもの頃は



よく見上げていた



ずっとずっと遠くまで



その白線が伸びて



真っ青な空ににじんでゆく




ひこうき雲を










大人になって




あまり見かけなくなったのは



空が狭いからか



心が狭いからか



時が狭いからか








空を見上げるのは



悠久のいのちに




想いを馳せるから




飛行機を見上げるのは




人間の知の探求に




感嘆するから









今日もまた




ひこうき雲が流れてゆく




見上げた空は




どこまでも青い










子どもたちの




声が聴こえる




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