映画「ノルウェイの森」を観てきました。
高校生のときに読んで以来、村上春樹ファンです。
映画化が決まってからずっと心待ちにしていました。
蜘蛛と朝露の雫
小さないのちの描写
森の静けさの中に響く虫の声
死を悼む波とオーケストラの激しいハーモニー
美しい小さないのちが
ところどころにちりばめられていて
人間の死と生がテーマである作品を際立たせていました
喪失と再生
愛と繋がり
性の描写も
誰かが「小説の実写化はこうあるべき」と批評していた言葉にうなづきました
役者さんも皆すばらしくて、村上春樹作品のみえない深さ(透明すぎて底の深さがはかれない感じ)が、リアルな実感としてせまってきて、夢の中なのにさわることができる感じでした
興奮したまま、寝ます
おやすみなさい