伯父の納骨の日は



空が冷たく




重たい雨を抱えていた




紅葉は




ありえないほど美しき朱




お堂は静謐で凛として




仏像は穏やかに笑み




住職様のお経の声が




慈しみの音として




慰めの音として




癒しの音として




響く




山川のせせらぎと




満天の星空の地に




やすらかなる眠りを与えよと