※ 私は、極端に『小さな政府』志向です。過剰な福祉サービスとかにも
批判的なので、かなり平均的な感覚とはずれたことが書いてあるかも。
税金などで補助があって”隠れている経費”って見えにくいから合理性を
欠く判断がされやすい。
#例: うちの区は、認可保育園に掛かっている補助を年齢別で公開しているけど、
0歳児の保育には、1人月40万円を超える税金の投入がされている。
まぁ公務員が面倒みて、法定で、1人が2-3人程度しかケアできないから、
人件費だけでみても、10万や20万ではできないことは明らか。保育に欠ける
順だから、保育料は0歳でも平均では数万円が平均がいいところで実際の費用の
9割は持ち出しであろう。0歳児を預けて、年収500万未満とかの仕事をすること
には、もともと社会的に大きな目でみればすくなくとも経済的合理性はない。
2歳以下枠の受け入れ枠はもっと増やしてほしいという人は多いけど
ならば、むしろ預けるほうの母親(父親でもいいけど)が、2年くらいは育児
休暇をとれるように制度改革を進めていったほうが合理性はあることになる。
現状二親ともそろっていて、0歳で認可保育園に入れるような状況ではないが、
これで苦労した私でも、0歳全入を実現しろというつもりは全くない。
同じような話は、マンション内のミニショップだの、ラウンジサービスでも
いえるわけで、まぁ10-20円程度コンビニなどよりは安いというお店があった
ところで、その存在の有無に関しては、実際に管理組合がサポートしている
金額をサービス回数割りして、きちんと間接経費を足した上でそれを公開して
議論しないと、適当ではない判断が下される可能性が高くなる。
うちのマンションのミニショップ、いつも閑古鳥がないていて、08:00-21:00
までとか13時間にも及ぶ時間の開店をカバーしないといけないから、これは
法的に違法でなくカバーするには、2人を昼食休憩時間をずらせて雇用しない
といけません。総拘束時間は毎日16+2時間とかだったかな。
これで、何人の客を1日に相手しているかはまずは調べてみないとどうにも
ならないから、1月限定でいいので、『レジを打った回数』が毎時間ごとに
何回であるかを1月分報告させた。
結果は.... 月2800件未満ってことで、1日に割ると90回程度
来客者の平均購買品目数は1.6個で、典型的な客の購買行動パターンは
1Lの牛乳を1本だけ買っていくというもの。
開店時間割にすると、13時間ですから1時間に客が7名程度くるし、
オーバーラップして雇用されていることもある店員の1日の労働時間
16時間から逆算すると、店員がレジに触るのは10分に1回あるかどうかと
いうことになる。
# コンビニで店員は、物を棚に並べるかレジを売っている以外の姿を
みることがないのに比較すると、物販に対する雇用コストは1ケタ近く
余分にかかっていることになるかな。
これに店員1人あたり1時間1400円程度になる補助金が管理組合から
支出されているから、1人の物販客に対する組合のサポートは280円に
なる。 売っている牛乳は、確かに隣のコンビニよりは10-20円程度
安いけど、スーパーの特売レベルというほどに安いわけではないから
しっかり利益は載せて売っている価格で、まぁ近いから牛乳を1本買った
という客の側から見れば合理性はあるように見えるけど、
管理組合から見れば、その牛乳1本500円ですと認定するしかないですね。
● アスクはもともと人件費総取りなビジネスモデルなんだから、
圧倒的に値下げしてもらってひっきりなしに客がくるような
値段と品揃えにしてもらうか
● 2人雇用されている時間なんて無駄なものを作るほどには客は
いないんだから、物販の発生する時間分布をみながら、お店の
開店時間を、昼やすみを作って1人で回せる1日8時間以内に
運営コストの低減を図る
しかなかろうということで、その検討を開始したのであった。
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これについては、同じような計算をしているタワーなんかもあって、
教えてもらった数字では、ラウンジで、コーヒーだのビールだのを飲めるように
サービスしているのがやっぱりアスクで、委託経費を、来客数で割り算すると、
1件あたりの間接経費が750円とか。 これに物販の値段を加えると、
コーヒー1杯が1000円、ビールは1杯が1250円ってことになるとか。
# 東京ディズニーシーの、えーこんなほんのちょっとしか入ってなくて
800円!!とかのビールでもここまでぼったくり価格ではない。
まぁ、モデルルームとかで、天空から下界を見下ろすラウンジでは、
コーヒーにお酒も飲めますーとかで”ホテルライク”な生活を謳って
販売していると、なかなかこれいくら合理的ではない贅沢だといっても
切りにくいところもあるかなぁ。。。ホテルライクはホテルそのものでは
ないので、同じようにめったに使われないサービスに人を貼っておく
コストはとっても巨大。
うちの場合は、近所にでかいコンビニがあって、住戸の位置によっては、
普通にコンビニにいったほうが、でかいマンションの敷地内を移動して
エントランス近くの大して品揃えがいいわけでもないミニショップに
いくより近いなんて部屋も沢山ある。 まぁ、ファミリー向けのお便利サービス
ってとこで、ラウンジのお酒よりはまだやめても抵抗は少ないかな、、、
と思っていたんだけどさにあらず。
この店は必要だという過半の人を広報で延々と説得していく作業を半年とか
やることになったのでした。
ポイントは、
- ミニショップの入口で入場料300円をとりますというのと
- 年に900万円を管理組合からサポートしています
ってのは、全く住民支出としては等価であって、前者がより受益者負担に
近いにも関わらず、前者なら絶対お店にいかないであろう人も、
後者のほうだと、そんなもんかなと思ってしまうことかな。。
その4に続く。
よかったら、ぽちってください。別にやばいことは何もおこらなくって
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