ミニショップの廃止(2) -不平等条約?? | はるぶーのマンションヲタクな日々

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マンションのモデルルームがあるとたとえ外国でもふらふら入ってしまったり、
管理組合の理事会には思わず立候補する人って多いですよね。(多いはず)
なのにあんまり管理組合の苦労とかのブログって見ないので立ち上げてみました。

 あとから思い直してみると、管理会社はどうもアスクにはミニショップを
拠点をして実質的なフロントサービスのかなりの部分を委託するつもりだった
のではないかと思われる点がある。
 08:00-21:00までで、休み時間なしに営業するためには2人雇用+人のオーバー
ラップを確保する必要もあって、2人店舗につめていることも多かった。
 一方で管理人の人数は少な目で、1人勤務の時間も多くて、どこか外に呼び
だされると、事務室のカウンターは無人。 よくあるように、駐車場の一時利用の
うけつけとかそういった業務のかなりを、ミニショップでやるつもりだったのでは
ないかなぁ。。。で多分間際に管理関連は全部自社側にした感じ。
 
 規約本則の特記事項に、年1000万円とかの運営費用が支払われてミニショップ
が初期設定で誘致されて、管理組合が、契約を結んだ売主の立場を継承するとある。
 一方で、その契約期間については、『引き渡しから5年』であることが、
共用施設の利用細則側に明記されているほか、
 店舗をおかれた場所の利用は無償
 電気・ガス・水道などの公共料金は組合負担、アスクは電話代のみ負担すると
なっていた。しかも利益がでたら、アスクが総取りと。
 
# ただし、竣工直前に某匿名掲示板とかに、ちんけなミニショップに1日3万円
の補助??これ人件費を超えてないか。。。とかさんざんケチを長文で書きこんだ
人がいて (私そっくりの長文饒舌体だったな(笑))
  規約集は、入居直前に修正されていて、1割ほど値下げされていて、年900万円
の補助だった。たった1割? もっと削ろうと決心したことはいうまでもない。

 
 
● 雇用1時間あたりの運営補助コストは、あとでいろいろなパターンで
 見積もりをとってみたからわかるけど、要するに1時間店員を雇用するたびに
 1400円を補助するというもの。ほぼ間接経費を含めたパート店員の雇用コストに
 等しい。
  アスクは、ミニショップの運営に際して店舗でひとつもものが売れなくても
 損はしない全雇用人件費分をまず確保していることになる

 
● 電気・ガス・水道代もこっちもちとか。実はかなり頻繁に業務用のパン焼き
 機でパンを焼く(しかもかなりの割合で廃棄する)ので、電気代・ガス代実は
 馬鹿にならない額をサポートしていたのが、追い出してみたらかなり下がった
 から判った。
 
● それで儲けがでたら、還元もなしで全額もっていくってことで、来客数も
 売上報告も上がってきていなかった。

 
 どうみても、江戸時代さながらの不平等条約で、
組合が破産しない限り絶対損することはありえない。 
こんな契約を”継承”させる売主もどうかなぁとは思っていた。 

  入居から数カ月使ってみて、使えん店だということはもう皆ある程度わかって
いたから、設立総会であんな店追い出せって質問がでたときに檀上に上がってた、
準備委員会の委員長で、1期理事長になった私、
 『 5年契約だしそう簡単には追い出せん、多大な費用をかけているのだから
  もちっと品揃えをましにするとかで、利用者数が増えるように努力させる』

と答弁したのであった。
 
 理事長になったら、さっそくに”継承”したことになっているアスクとの
契約書を管理会社にださせると、あれあれ。。。
 『 契約は1年契約で、3月前にいえば自動更新は停止できる 』
となっていて
 『 什器やパン焼き器・冷蔵庫などの全ての備品は管理組合の財産として
  売主から管理組合に寄贈されていて、それをアスクに貸している形』

である。
 
 どうも、最初はアスクがお金を払って初期設定をする予定だったけど、
そのリスクすら逃げて、まぁ売主側が負担することになったみたいで、
それが最終段階で変わったみたいなので、実際の契約書と、細則の間には
契約期間などに関して齟齬がある。
 
 『5年規定』のせいで、5年はペナルティなしではやめられないかと思って
いたけど、そんなこともない。5年契約は細則側にしか書いてないんだから、
通常決議でいいなら、おいだすのは簡単だな、、、と。
 
 だいたい什器類とかが自分達のもんだったら、”ただ”で貸してあげるわけ
にはいかないなぁ。。。契約書面にも、規約にも什器は無償で貸し出すとは
書いてないもの。使用料ってないんかい?とか聞いたらしどろもどろで、
儲けの一部を組合にペイバックも考えますとかいってきた。
( そんな雀の涙みたいな金で、年900万払っているのがちゃらにできる
わけもない、”誰に”ペイバックとはいわなかったからあるいは”私”に
ペイバックのつもりだったのかもしれないなぁ。犯罪者になる気はないけど)
 
 ショップが”使えん”ということには苦情も沢山寄せられていたから、
まずは、『5年契約である』とされている細則を、実際の契約書にあわせて
『1年契約更新である』に書き換えるという議案を1期終わり(入居から
1年ちょっと)に5月の総会に出して可決して修正した。
 
 実際に追い出すときに合わせて可決すればいいんだけど、まずは
あの店は、3月前に契約更新しないと告知すれば、無条件で追い出し可能
なんだぞということを住民に知らしめるのが主目的。
 

 うちのマンションは3月中旬の入居だから、3月前ってのは12月の
中旬。この時点で、約半年間ミニショップをどうするかを理事会が考える
猶予ができて、その検討が2期の理事会に引き継がれたのであった。
2期の理事長も私。 いろいろとアンケートに従ったふりはしているけど
この時点で、ミニショップ(アスク)の追い出しは私の頭のなかでは
規定路線だった。
 
 問題はどう賛成をとりつけていくか。単純に”存続?””廃止?”で
問うと、存続が6割程度だから、なんらかの広報活動でもって、廃止派が
過半数というとこまで半年でもっていくしかない。
# 自分と違う意見が過半数のときに、検討をやめてあきらめる理事長と
自分と同じほうを過半数にしてしまえばいいと考える理事長といるけど
私は当然後者のほう。 かなり強引なとこがある。
 

● アスクに対しては、もと営業努力できないかをプッシュする
● アスクの代わりにもっと安くで、品ぞろえなどよくやってくれる店
  がないかどうかを調査する
● アスクを追い出してしまった跡地に誘致可能な自販機などのお店を
  調査する
 
の3本だてで、極力同等のサービスを維持しながら、コストカットを狙って
いくことになった。
 
 その3に続く。
 
ここまで

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