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イヌー!!!
ここからはちょっと感じた事を書こうと思います。
それは、実家から東京の自宅へ帰る途中のこと。
最寄駅から自宅のアパートまではそこそこの距離だ。キャリーケースを引っ張ったり、押したりしながら歩いていた。腕は筋肉痛だ。
自宅までの道を歩いていると「帰ってきたんだなぁ」と思った。それと同時に「すっかり東京に馴染んでしまったなぁ」と気付いた。
そんな事を考えながら歩いていた。
東京はいい。なんでも一人で出来てしまうから。
でも、やっぱり甘えたくなるもんだ。
さてさて、今回の年末年始はここ数年では珍しく長いお休みだったけれど、来週に迫ったひとり芝居の本番の準備や、別で頂いていた演劇に関するお仕事でゆっくりする暇はほとんどなかった。
身体はそんなに休まってはいない。眠い、辛い、怠い。けれど、なんだか悪くない疲れなのかもしれないと思った。
私はこの年末年始、演劇の事ばかり考えてた。
もちろん、演劇意外にもいろんな事をした。
友人と会ったり、猫や犬と遊んだり、ゲームをしたり、年始の挨拶をしたり。
母と買い物に行った。一緒に買ったのにわざわざラッピングしてもらったり、取れもしないUFOキャッチャーを一緒にやって笑った。
父には「お前は何をしていきたいんだ?」と問われた。私は「さぁ、なんだろうね。」と答えた。
本当に分からなかったからだ。
父はそれ以上何も聞いてこなかった。
私は頭のどこかでは演劇から離れる事がないんだろなと思った。少し憂鬱になった気がする。
半年前にはこんな日を再び迎えられるとは思わなかった。
私は、演劇に依存しているだけなんじゃないか…いや、でも今はそれでもいいかと思う。まだ、やりたい事が残っている。あらゆる可能性も諦めているわけではない。
ふと、「そういえばあと3日働いたら集中稽古だなぁ」と気付いて、「幸せな時間がやってくるなぁ」と思った。芝居のことだけ考える時間。あぁ、“幸せ”なんだ。まだ、幸せと思うんだ。
これだけは昔から変わっていないみたいで、少しホッとした。
そんな事を考えていると、以前働いていたお店のパートの韓国人のおばちゃんからあけおめメールが届いた。
『貴方が思った事が出来るように頑張りましょうね。』
なんてタイミングだろう。少し涙が出た。
そうだ、私がやりたい事をやる。思った事をやる。そんな幸せがあるだろうか。その幸せを手にしていられる限り、私はまだここで生きていく。
昨年も沢山の方や作品に出逢い、同時に別れもある。
今年もまたいろんな方やいろんな作品に出逢えるでしょう。
良き御縁に恵まれますように…
そして皆様のご多幸をお祈りしております。