肉食の害 | ひふみ塾 世回りブログ

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1 肉食に含まれる有害成分

蛋白質は肝臓で分解されると副産物として尿素と尿酸という有害物質を生じ、これを腎臓が排泄します。このため過剰な蛋白質摂取は肝臓と腎臓に大きな負担をかけます。肉食をすると蛋白質過多になりやすいだけではなく、肉には本来排泄されるはずだった動物の体内老廃物、尿素や尿酸、プリン体(プリン体は体内に入ると尿酸になる)などが含まれているので、さらに肝臓と腎臓に大変な負担がかかります。尿酸は胆石や結石の原因になり、毛細血管から染み出して関節に溜まると痛風の原因になります。

動物性タンパクは腸内で腐敗発酵してアンモニア、インドール、スカトールなどの有毒物質を作り出し、腸壁細胞が常にこれらの刺激を受けるとガンの原因になります。特にアンモニアはウィルス感染を増加させることが分かっています。さらにこれらの有毒物質は腸から血液に吸収されて体に大きな負担をかけます。植物性タンパクは構造が単純で消化されやすいだけでなく、食物繊維が豊富なので有害物質がすばやく排泄されます。

動物は屠殺される時、恐怖と苦痛のため血液のホルモンバランスが著しく変化し、特にアドレナリンが多く分泌されます。こうやって肉に残留するストレスホルモンは人体に悪影響を及ぼし、イライラを増幅させたり暴力的な衝動を起すと言われています。

動物性タンパクの多い食生活は組織、臓器、細胞の変質を引き起こし老化を早めることが分かっています。また肉食は血液を酸性化させ免疫力を弱らせます。

 

2 食中毒と病気感染

今の畜産業の大半は家畜の健康より経済効率を優先にした飼育方法で肉や卵、牛乳を生産しています。そのつけが狂牛病のような奇病発生やさまざまな病気、細菌、ウィルスの蔓延です。

鶏は向きを変えることも出来ない狭いケージに何羽も一緒に閉じ込められ、一切日光を浴びることも運動することも出来ず、本来の好物である新鮮な草や虫ではなく、農薬まみれの遺伝子組み換えの穀物や屠殺場の残渣などを食べさせられて育ちます。豚は窓もない薄暗い豚舎で、早く太らせるために身動きも出来ないようにされて、農薬と化学物質まみれの餌を食べさせられて育ちます。牛も本来草食動物なのに、農薬だらけの穀物の濃厚飼料を食べさせられ、早く太るように身動きできないように拘束されて飼育されます。このような極限状態で飼育される動物は肝炎、肺炎、ガン等の病気に侵されていたり、抵抗力が弱いため感染症が蔓延するので、抗生物質や薬を使って何とか屠殺するまで延命させているのが現状です。このようなお肉が人の健康によいはずがありません。東京都内の屠畜場を調べたところ、2002年度に検査された牛のうち90%が病気のため肉の一部廃棄をしなければならなかったという報告があります。

実際にスーパーで並んでいるお肉のパックの大半は危険な細菌やウィルス、寄生虫にまみれていて、調理する際に気をつけないと食中毒を起す危険があります。アメリカでは毎年約7500万人の食中毒の事例が報告され、そのうちのおよそ5千人が死ぬといいます。そのほとんどが動物性食品が原因です。日本では食品衛生指導が徹底しているおかげかアメリカほど食中毒は多くないものの、毎年報告される食中毒の原因のトップがサルモネラ、カンピロバクター、腸炎ビブリオ、ノロウィルス等、肉、卵、魚介類から感染するものがほとんどです。日本で最近増加傾向にあるカンピロバクター中毒はギレンバレー症候群という深刻な神経の病気を引き起こす恐れがあります。さらにアメリカでは家畜への無分別な抗生物質投与のため抗生物質が効かないサルモネラやカンピロバクターなどの耐性菌の増加が問題になっていて、専門家はこのような耐性菌による食中毒の流行が起こるのではないかと非常に危惧しているといいます。

その他家畜や動物性食品から感染する危険がある病気には次のものがあります。

 ・狂牛病
 ・トキソプラズマ症
 ・E型肝炎
 ・リステリア菌
 ・トリヒナ症
 ・ウシ白血病ウイルス
 ・鳥インフルエンザ

 

3 化学物質汚染

抗生物質-食肉用に飼育されているほとんどの家畜は病気予防と成長促進のために抗生物質が与えられています。アメリカで使用される抗生物質の全体の70%は食用動物に使用されています。これらの抗生物質は少量ながらも食肉に残留するので、結果的にそれを食べる人の体内に取り込まれることになります。WHOやAMAなどの主要な健康団体が、健康な人間がこのような強い薬を摂取し続けることによる長期的な健康への悪影響についての警告を発しています。またこのように大量に抗生物質を使用することによって抗生物質が効かない耐性菌の蔓延、また肉を食べて知らない間に抗生物質を摂り続けていた人がいざ病気になって抗生物質を処方されても効かない危険があります。また工場式畜産で寄生虫駆除のためによく使われるある抗生物質にはヒ素が含まれています。食肉に残留しているヒ素がガンをはじめ多くの健康上の問題を起すという警告がアメリカで発されています。

ホルモン剤-食肉用の牛や乳牛は生産性を上げるためにホルモン剤を体に埋め込まれている可能性があります。特にアメリカでは牛の99%は合成ホルモン剤を体に埋め込まれているということがUSDAの統計で分かっています。このようなホルモン剤を少量でも毎日取り続けると体のホルモンバランスが崩れ、大人も子供も健康に色々な害を受ける危険がありますが、特にもともと正常なホルモンレベルが低く体が発育中の子供に大きな影響が出ることが分かっています。子供が肉や牛乳に残留しているホルモンを体に取り込むと特に脳や生殖器官の発達に影響が出やすいことが指摘されています。今や西洋では黒人女児の約半分、白人女児の15%が8歳で体の成熟が始まると言われており、食の中の残留ホルモンがこのような早熟傾向の原因と言われています。

ダイオキシンや水銀、農薬等- ダイオキシンは主に物を燃やしたときに発生する非常に毒性の強い物質です。ダイオキシンは大気中に排出され、雨が降ると土壌に蓄積され、川や海に流れます。さらにダイオキシンに汚染された穀物や牧草を食べた牛、豚、鶏などの体内に高濃度で蓄積され、その鶏の卵や牛の乳にも蓄積されます。海や川に流れたダイオキシンは微生物に取り込まれ、それをプランクトンが食べ、さらにアミなどがプランクトンを食べ、それをさらに魚が食べるという食物連鎖によって、ダイオキシンは濃縮されて、食物連鎖の上に位置するものの体内に蓄積されます。肉粉や魚粉を家畜や養殖魚の餌に使用することでさらにダイオキシンが濃縮されて家畜や魚の体内に蓄積されます。人が摂取するダイオキシンの90%以上は食品からですが、その中の60%は魚介類、その次に多いのが肉、卵、が10%以上、牛乳、乳製品が10%以上です。それに比べ果物、野菜、豆、穀類は食物連鎖の下位にあるのでダイオキシンの量が微量です。ダイオキシンによる健康への害にはガン、免疫力低下、神経障害、流産、胎児の奇形、肝臓障害、生殖障害、ADHD(注意欠陥・多動性障害)のような学習障害などが言われています。アメリカで調査した結果、完全菜食主義者と一般の人の血液を比べたところ、完全菜食主義者の体内のダイオキシン量は一般の人より顕著に低いことが分かりました。

また食物連鎖の原則によって水銀、PCB、DDT、農薬、工業廃棄物など海に流れ込む汚染物質が魚の体内に凝縮されます。このため特に沿岸部に棲息する魚介類の汚染が深刻な問題になっています。水銀による健康問題には脳障害、記憶喪失、性格異変、震え、流産、発育中の胎児の異常があります。PCBは脳の障害や神経障害を起す危険があり、特に妊娠中の女性が汚染された魚を食べると胎児に様々な問題が現れる危険があります。サンフランシスコの医師が調べたところ、自分の患者のうち数十人の体内に高濃度の水銀が残留していることが分かり、そのうちの多くに脱毛、疲労、うつ症状、集中力低下、頭痛など水銀中毒の症状が出ていて、魚を食べるのをやめたら症状が軽減されたといいます。

農薬は野菜、果物、穀類などの農産物によっても体内に入りますが、農薬を大量に使った飼料を食べた家畜はそれを体内に濃縮・蓄積させるため、動物性食品のほうが農薬汚染濃度がはるかに高いのです。普通の人が摂取する農薬の80~90%が動物性食品からであるという報告がされています。

このような毒性の強い化学物質は一度摂取すると何十年も体内に残ります。また特に深刻なのは母乳の汚染です。ある研究調査で一般の母親の母乳とベジタリアンの母親の母乳を検査したところ、ベジタリアンの母乳のダイオキシン量の方がはるかに低いことが分かりました。


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