夜汽車の汽笛への憧情 -5ページ目

寝台特急「北斗星」の深き沼 その3

毎度ご覧いただきありがとうございます。

 

久々に毎日更新してますが、いきなりランキングが上がってビビってますwwwww

 

さて、導入編は前回で終わり、今回は客車の到着と増殖の過程を書いていこうと思います。

 

第三章.そして大スターは現れた

 

 

運転会も終わり、増備計画にすっかり「夢空間」も入った4月半ば頃、ヤフオクで程よい出品を発見しました。

旧ロット品のTomix夢空間。

2007年の製品ゆえ、一部車両がボディマウント式のTNカプラーに対応しておらず、おそらく付属のインレタは使い物にならないでしょう。カプラーは前オーナーにより、台車マウント式のTNカプラーに変更されているようです。

幸い、「夢空間」車両は元々ナンバー印刷済。北斗星客車は各車ともナンバー貼り付け済で、通常ならマイナス面なのですが今回はプラスに働いてます。

写真を見る限り比較的綺麗でなので、入札してみました。

 

幸いにして大して競争とならず、比較的安価で落札に成功しました。

 

そして数日。「夢空間」客車は我が家にやってきました。

 

 

超豪華客車のスーパースター「夢空間」と、豪華な「北斗星」客車、そして「変態」ともいえるマニ50改造の電源車マニ24です。

 

さっそく検品しようと客車を手に取ってみると、車内に怪しげなスプリングを発見。これはもしかして・・・・?

 

レールに乗っけてみたら室内が光りましたwwww

 

なんと、前オーナーにより室内灯ユニット済だったのです。

これは思わぬ儲けモノでしたw


それにしても「夢空間」客車。いざ手に取ってみると想像以上に「楽しい」客車でした。

いかにもゴージャスな雰囲気を醸し出す3両は、車内設備や特殊な窓配置を見ているだけでも楽しく、触りながら色々想像してしまいますw

 

 

「夢空間」セットに含まれる通常の北斗星客車は「ツインDX」「ロイヤル・ソロ」「ロイヤル・デュエット」の3両。

 

 

「北斗星」が定期ながら豪華寝台列車であることを印象付けるもので、こちらも見ていて楽しい逸品です。

 

そして、何度もいうとおり、「珍車」の電源車、マニ24形ですw

1989年に「北斗星」増発に備えて遊休となっていた50系の荷物車、マニ50形を改造して24系の電源車としたものです。

 

裾絞りのない狭幅車体や窓配置などにマニ50形の面影を残しつつも、後部を非貫通の3枚窓にしたり、屋根を24系に合わせた高屋根にしたりで、「一生懸命カニ24に似せました」感がたまりませんwww

参考までに、上の写真、左がカニ24、中央がマニ24、右が改造元であるマニ50です。
車体断面等はマニ50と同じでありながら、意匠を、カニ24に似せている様子が判りますねw

 

第四章.そして本格的な大量増備が始まる

 

 半ば予定外の「夢空間」が先に入線しましたが、本来の「北斗星」の客車を増備していきます。既にTomixの「夢空間」が入っていることからKATO製品は対象外とし、Tomix製品から探すことになりますが、2017年10月発売の「北斗星・JR東日本仕様」基本セットがちょうど良い製品になりそうです。

かつては実車と異なっていたTomix製品のオハネフの幌枠も、改良されて実車どおりとなっており、さらに入線済みの「夢空間」編成とばら売りの単品を組み合わせれば、まさにターゲットとしている1999~2008年のJR東日本仕様の北斗星が組めるのです。

 

ところが・・・当然新品の市場在庫はないのは当然として、この製品はオクにもめったに流れていないのでした。大概在庫が残ってるAmazon等のボッタクリ価格の店にも存在していません。思わぬレアアイテムぶりに頭を抱えてしまいました。

 

時折出品されてるボッタクリ価格のバラし物を地道に集めていく覚悟もしたところで、運良く1000円スタートでオクの出品がありました。

さすがに滅多に出ない商品ということもあり値段はそこそこ跳ね上がってしまいましたが、なんとか若干プレ値程度の値段で落札に成功しました。

おや。増結セットもふえてますね。
実は群馬県にある、オンライン販売もしているM模型店で増結セットの新品在庫を発見したのでポチッと逝ってしまいましたw
「夢空間」編成の北斗星車両と形式は丸被りなのですが、実はこれによって2004~2007年の閑散期編成が組成できるだけでなく、全く同じ組成内容だった2015年4月以降の臨時化編成も組めるのです。前者は夏に発売されるセットと組み合わせても編成を組めるのですが、後者は夏に発売されるセットを組み合わせる場合、「ロイヤル・ソロ」の形態が異なる(オロハネ24 501は登板せず、常にオロハネ25 500が使用されていた)ため「タイプ」になってしまいます。それが、この増結セットを買うことで正統な編成を組めると言うわけです。
 
ちなみに、落札した基本セットは新品同様品で、全く使用感がなくパーツ類も未使用でした。良い買い物ができてラッキーでした。
さて、今回入線した基本セットの「売り」はやはり、「ロビーカー」と食堂車「グランシャリオ」でしょう。
 

ロビーカーの大きなロゴや、電車改造の食堂車の低い屋根が編成の良いアクセントになっています。
そして、地味ながら編成の主要なキーとなるのが電源車とB寝台緩急車です。
ようやく登場の「ノーマル」な「北斗星」用の電源車カニ24 500番台と、緩急車B寝台のオハネフ25 200です。さらにバラ売りのオハネフ25 0も足しました。
どちらも北斗星の「顔」となる車両です。ちなみに、「北斗星」に使われたオハネフ25は0番台(下写真右)の方が多く、やや近代的な200番台(下写真中央)は「北斗星」としてはちょっと変わった「顔」でした。

 
そして・・当然普通のオハネ・オハネフも必要になるので購入します。こちらはまだばら売りの新品が模型店にあるので、野暮用ついでに仕入れてきました。
 
 
「夢空間」も併せて結構な両数になりましたねwwwwコレでめでたくフル編成が組める様になりました。めでたしめでたし。
これで第1次増備計画は完了です。
 
これで夏のセット導入までしばらく平和になる・・・・・と思ったのですが、そうは問屋ならぬ荒ぶる物欲のネ申が許しませんでしたwww
 
第五章.誤字から始まる深淵への道
 
増備も一段落した5月上旬のある日、Lineで仲間内に「増備計画とりあえず終わりました!」と報告したところ、仲間の一人からこんなレスが届きました。
 
「増便
一次増備終了おめでとうございます爆  笑
 
ほう。。。増便とな。。。。www
もちろん、誤字&消し忘れということはすぐに判ったのですが、即座に頭の中に「北斗星1・2号」というワードが浮かんできてしまい、それがなかなか消えてくれませんでしたww
 
そんな折、3・4月にヤフオクで落札した際のキャンペーンで、Paypayボーナスライトに結構大きな額が付与されてきました。
 
すると、荒ぶる物欲のネ申が頭の中でこう囁くのです。
「あー。ちょっと足せば1・2号の増結セット買えちゃうねw」
 
・・・・・気が付いたらポチっと逝ってました・・・・・・・
 
Tomix「北斗星1・2号増結セット」。珍車オロネ25 551をセットに含み、今回の北斗星熱を点火した張本人でもあります。
詳しくは別の投稿で書こうと思いますが、基礎知識として
 
・「北斗星」はJR北海道とJR東日本で担当していた。
・JR北海道は厳しい経営環境で北海道に人を呼び込むべく、「北斗星」に力を入れており、独自の工夫や仕様を客車に取り入れていた。
・結果、JR北海道所有の「北斗星」客車には、同じ形式番台でも細かな個体差や、独自色の強い「珍車」が発生した。
 
というのがあり、JR北海道所有の「北斗星」客車は色々「ヤバい」のです。
なので、「遠大な計画」として先送りするつもりだったわけですが・・・・・・
 
やってきてしまいましたww
 
 
 
そしてこいつが問題のオロネ25 551です。
 

 
自分が若かりし頃のある日、京浜東北線に乗っていたら、「北斗星1号」が後ろからやってきました。なんとなしにゆっくりと追い抜いていく「北斗星」見ていたら、こいつが連結されていたのです。非常に個性的な窓配置からすごい衝撃を受け、以降メチャクチャ気になる客車の一つになっていました。ちゃんと撮影して乗車もしたかったのですが、ついにかなうことがありませんでした。
後で1両だけの存在ということを知り、あまりのユニークさに模型化はされないだろうなと思っていたのですが・・・。
こうして模型として手を入れることができて感無量ですwwwww
 
そして、こちらの「ロイヤル・ソロ」。
 
 
JR東日本車とは仕様や外観が異なる客車で、これだけ客車が増えていても「新形式・番台区分」になってしまうのです。一見東日本の「ロイヤル・デュエット」車にも似ていますが、細かなところが色々異なっています。
 
残りは普通のB寝台車

 
・・・・なのですが、実はこの車両たちにはちょっと曰くがあって、後年個室化改造されたり、「はまなす」用にコンバートされたりするのです。
 
というわけで、思わぬ形で増えてしまいましたw
基本セットの方は現時点で未購入ですが、来月度の予算で購入しようと思っております。
案外この記事の連載中に入線するかもしれませんねwwwww
 
 
この編成の列車は1990夏~1991夏という非常にピンポイントな構成になっているので、1994年に「北斗星」に加わったEF81 133は当然ながら転属前。この時代のEF81も追って入れないといけないですね・・・・。
 
さて、気が付けば「夢空間」も含めて、「北斗星」が3本同時に組成できるようになってしまいました。
「とりあえず最低限で・・・・」という方針はどこに行ってしまったんでしょうね。
我ながら頭がおかしいですwwwww
 
というところで、今回はここまで。
次回からは各客車の詳説や入線加工について書いていこうと思います。
 

寝台特急「北斗星」の深き沼 その2

毎度ご覧いただきありがとうございます。

 

「北斗星」導入編。前回の続きです。

 

前提として、自分は「珍車大好き」な人間でありますw

それを踏まえてお楽しみくださいww

 

第二章.友人の一言から始まる珍走・迷走・大爆走

 

 

ようやく客車導入の計画が立ったブルートレイン「北斗星」。実はそれほど深入りするつもりはありませんでした。

 

元々Nゲージを購入するにあたり、友人が「特急」以上の列車、自分が「急行」以下の列車と棲み分けをしていたこともあって「特急」列車は例外の意識が強く、EF81 133入線以前には特急である「北斗星」の導入は最小限に留める予定でした。

 

前回の最後にも書いた通り、比較的中古価格も小慣れてきているKATOの「DX編成セット」を入手しようと思っており、前述の珍車入り「1・2号セット」は遠大な計画として「入れることもあるかもね・・・」くらいのスタンスでした。

 

ところで、Tomixから今年も夏に新製品が出てきますが、JR東日本仕様の珍車詰め合わせ的なセットで、最初はおもいっきりスルーしていたのです。しかし・・・・

EF81を入手してしまったことで風向きが大きく変わってきてしまいました。そもそもEF81 133自体が「北斗星」牽引機としては珍車の類。色々調べているうちに、魔が差して「珍車ばかりのイヤな編成も案外自分らしくていいかもしれないな・・・・」などと思ったが運の尽き。夏に発売される珍車セットを軸に、通常の「北斗星」も組めるようにしたら面白いかもしれないと思い始めてしまったのです。

そのセットに入っている「珍車」は・・・

 

・「ツインDX」のオロネ24 501

・「ロイヤル・ソロ」のオロハネ24 501

・「ロビーカー」のオハ24 504

・電源車のカニ24 510

・食堂車のスシ24 504

 

で、中でもカニ24 510とオロハネ24 501は仕様と運用の都合から、なかなか登板機会がない珍車でした。(これらが珍車となっている理由については別の記事で詳しく書こうと思います。)

 

珍車ばかりの傾いた編成も良いが、やはりノーマルな編成も組みたくなるのが人情というもので、そんな折、ヤフオクで「珍車」をフォローするような内容の客車のセットが出品されていました。

「夢空間」セットから「夢空間」客車を除いた「オロネ25 500、オロハネ25 500、オロハネ24 550」の3両セット。ノーマルな北斗星用電源車カニ24は別途探すとして、それほど値段がハネなければ確保しておくか・・・・と思っていたところで、運転会がありました。

 

運転会自体は無事終了し、恒例の食事トークの時間。上記の野望で悩んでいる旨を仲間に打ち明けたところ

 

「大佐さん。夢空間客車だけのジャンクのセット、中古屋みかけましたよ。ついでにどうですか?」

「あ、オクで夢空間のセット出てますね。案外高くないですよ?」

 

実は「夢空間」客車、まったくアウトオブ眼中でした。なので、セット内容も知らなかったのですが、確認したら、その「夢空間」セットに含まれていた電源車がマズかった。

 

まさに自分好みである、50系客車改造の珍車「マニ24 501」だったのです!

 

自分の中で何かが切り替わった瞬間でしたwww

 

ところで、「夢空間」とは1989年にJR東日本が「次世代の寝台車」というワードで製造したコンセプトカー的な車両で、24系ながら、唯一分割民営化後に新製された車両でもあります。

 

・ゴージャスな装いで、大きな窓の展望が特徴の展望食堂車、オシ25 901

 

・「オリエントエクスプレス」のバー・サロン車を思わせる、自動演奏ピアノやバーカウンターを備えたサロンカー、オハフ25 901

 

・バスタブ付きの浴室やリビングスペースまで有する超豪華寝台車、オロネ25 901

 

から成る、今現在走っているクルーズトレインの先行試作車的な超豪華車両でした。

89年の横浜博でパビリオンとして展示された後は暫く各地のイベント会場で展示される以外運用のない客車でしたが、90年秋にようやく列車としてデビュー。以降、北斗星客車と組んでクルーズ列車や臨時の北斗星としても活躍し、広義の「北斗星客車」の一員でもありました。

 

よくよく考えれば、これら「夢空間」客車も豪華ではあるが、珍車中の珍車の一つ。

「家にあってもいいんじゃないか・・・」

そんな考えがよぎってしまい、編成を調べてみると、団臨で使用したこともあってこれまた多彩な編成バリエーション。

 

こうしていつの間にか自分の頭の中は「夢空間」もラインナップに加えていくことになっていたのでしたw

 

もちろん、「夢空間」だけでなく、通常の「北斗星」も編成するつもりでしたから、これらをベースに中古も含めた市場在庫、機関車の在籍状況等を考慮しつつ、編成化対象を整理することにしました。

その結果、以下の編成を軸に増備計画を立てることにしました。

 

・1989~1999の北斗星5・6号および3・4号JR東日本編成

・1999~2008の北斗星3・4号(閑散期編成含む)

・2015年の臨時化後の北斗星

・JR東日本車を使用した「夢空間北斗星」および「夢空間」を使用したクルーズ列車

 

さらに遠大な計画として

・1990~2008の北斗星1・2号

・2008~2015の北斗星(JR北・東混成編成)

 

・・・・KATOのDX編成(いわゆる混成編成)だけとか言ってたのがえらい変わりようですw

既にスパイラルも発生してますねwwww

 

そして、調べていくうちに判った真実

 

北斗星は珍車の宝庫である!

 

こうして、「北斗星」の深き沼に落ちていくのでした・・・・・・w

 

 

次回に続きます。

寝台特急「北斗星」の深き沼 その1

毎度ご覧いただきありがとうございます。

 

前回のあとがきで少し触れたとおり、「夜汽車の客車」こと、我が家にブルートレイン「北斗星」の客車が現在進行形で大量に増備されていますww

模型に関することから、実車の蘊蓄など諸々を含め、今回から数回に分けて書いてみようと思います。

 

今回は、「北斗星」客車大増殖の経緯について書いていこうと思います。

 

序章.孤高の青い機関車と北の珍車

 

 

今から遡る事6年前の2014年。当時ブルートレイン「あけぼの」が我が家に入線した後で、ひそかにブルートレイン導入の機運が高まっていました。そんな中、「実車がカッコ良くて惚れてしまった」機関車、EF510形500番台がやってきました。

 

ナンバーは何度か実車に遭遇し、実物も最後まで田端にいた514号機。

製品はKATOのもので、当時まだ現役で「北斗星」を牽引しており、「あけぼの」での臨時登板もあったことと、オンラインの模型店の割引セールも重なって半ば衝動買いしたと記憶しています。

北斗星の客車自体は当時KATOから「北斗星DX編成セット」が発売されており、EF510に次いで購入する予定・・・・・・だったのですが、当時家庭の都合で予期せぬ大きな臨時出費が発生してしまい、見送りとなってしまいました。

以後、KATOの「北斗星」は二度ほど再生産されていますが、いずれも臨時出費や収入の減少などにより見送らざるを得えませんでした。また、Tomixからも幾度か北斗星は発売されていたものの、オハネフのホロ枠が在来品の流用で実写と異なっていたため購入対象とならず、我が家の「北斗星」はEF510-514が1両だけという、孤高の存在になっていたのです。

 

 

 

折角のお気に入りの機関車ではありましたが、当然ながらEF510-514は我が家でも運転会でもほとんど出番がなく、稀にネタとして「迂回あけぼの」の牽引をしたり、友人のカシオペアの牽引に貸出で登場する程度で、ほとんど収納ケースの片隅で眠っていたのでした。

 

さて、時は流れて2019年、Tomixから「北斗星」の新製品、「JR 24系25形特急寝台客車(北斗星1・2号)セット」が発売されました。

製品は1990~91年頃のJR北海道車で組成された編成。そのなかに、珍車中の珍車にして、珍奇な窓配置で若かりし頃の自分に大きな衝撃を与えた「オロネ25 551」が含まれており、「時代が違うのでEF510-514が使えない」というジレンマをかかえつつも、ひそかに「北斗星」導入の熱が高まっていったのでした。

 

第一章.それは、一台の機関車との出会いから始まった

 

さらに時は流れて今年の3月。詳細は失念しましたが、EF81についてなにか調べものをしていたら、たまたま検索に引っかかったのがヤフオクに出品されていたこの機関車でした。

 

 

EF81形133号機。「北斗星」の牽引機で唯一庇付のこの機関車。同列車の牽引機の中で一番好きな機関車で、いずれ入手したいと思っていた機関車でした。

ところが、KATOからは製品化されず、Tomixが製品化はされていたものの、「エルム」セットと抱き合わせになっているのと、初期のHゴムが灰色の時代のものであったためそれまでスルーしていたのです。

それが、オークションでEF81単体、しかも窓枠を近年の黒Hゴムのものに変えてあるものが出品されていたのです!

 

正直、これは運命だと思いました。

 

最近はおかげさまで収入も安定しており、価格も通常のTomixのEF81とあまり乖離しておらず、ヤフオク自体久々でしたが落札に乗ってみることにしたのでした。

 

幸い、大きな値上がりもなく落札に成功。我が家には客車もいないまま、北斗星牽引機の2機目がやってきたのでした。

 

 
余談ですが、我が家のEF81のJR東日本仕様はこれで2機目です。もう1両は「あけぼの」牽引機の139号機ですが、どちらも庇付きなのは偶然の一致ではありませんw
元々先輩格である庇付きのEF80が好きなこともあり、EF80を彷彿させるEF81は好きな機関車だったのです。
 

さて、EF81 133がやってきたことにより、「北斗星客車導入計画」は大きく前進することになります。

 

ところで、「北斗星」は後発のブルートレインでありながら遅くまで残っていたこともあり意外と歴史が長く、機関車にも入れ替わりが存在します。

我が家にいるEF510-514およびEF81 133は「北斗星」牽引機の中では後発で、EF510-514はそもそも2010年製造で、2010年7月改正から運転終了の2015年8月までの担当。EF81 133は北斗星運転開始時点では長岡所属で「鳥海」などを牽いていたのが、1994年に田端に移籍して北斗星牽引機になっています。さらに移籍当初は他のEF81を含めてHゴムが白で、1999年頃から黒に変更されています。よって、この姿では1999年頃~2010年7月の間ということになります。

つまり、前章でちょっと触れた「北斗星1・2号セット」は1990~1991年であるため時代が違うため使えないものの、KATOの「DX編成セットは」両機ともターゲットとなっており、中古で手頃なものでも仕入れておこうか・・・となったのでした。

 

 

 

今回はとりあえずここまで。

次回に続きますw

 

E233系3000番台の話

はたまた久しぶりの投稿です。

 

新車導入など話題はないわけではないものの、3月よりコロナ対策で在宅勤務となって、ブログを書く時間が無くなったのに加え、その後勤務先が変わるなどドタバタしていてすっかりご無沙汰になってしまいました。

 

前回予告からだいぶ経ってしまいましたが、E231系湘南新宿ラインの付属編成として入線した、E233系3000番台について書いてみます。

 



実車は平成19年。当時、横須賀・総武快速線から転属してきて東海道線で働いていたE217系が、横須賀・総武快速線で始まった機器更新により不足するため同線に戻ることになりました。

その穴埋めとして突如製造されたのがE233系近郊タイプこと3000番台でした。

 

当時すでに登場していた中央線用の0番台および京浜東北線用の1000番台とは機器構成等が異なり、VVVFインバータにはE231系近郊タイプ同様日立製となり(通勤用は三菱製)、走行音が異なるものになったほか、

・セミクロスシート車の設置

・一部車両にトイレを設置

・2階建てグリーン車の連結

・扉上の表示装置はLCDでなく、E231系同様のLED表示盤のみ。

・台車にヨーダンパの設置

など、差異が見られました。逆に、そのほか(モーターや基本的な車体構造等)は通勤型と同じとなりました。



色はE231系近郊タイプ同様の「湘南色」の帯となっていますが、ドア部分にも帯が付いているところがE231系と異なっています。

上記のような経緯で登場したため、登場後しばらくは増備されることもなく、残ったE217系と共に限定運用を組んでいました。平成22年には残っていたE217系が横須賀・総武快速線に戻ることになり、もう一本追加となりますが、あくまで限定的なものでした。これら2本は国府津に配置されましたが、引き続き限定運用を組まれて目立たない存在でした。

 

大きく流れが変わったのは平成23年。東海道および高崎線・宇都宮線に残存していた211系を置き換えるため、本格的に増備が行われました。その際には若干仕様が変更され、トイレ付車両の位置が変更になったほか、VVVFインバータの筐体が小型のものに変更されました。

これらの増備車は田町・小山・高崎に配置され、E231系と異なり各所での編成内容は同じものとなりました。

なお、その後運用の変更に伴い、高崎配置車は小山に集約されています。また、東海道本線ではこれまで運用区間が熱海までだったのが、JR東海への乗入を開始して沼津まで足を延ばすようになりました。

 

さて、大量増備されて目立つ存在になったE233系3000番台ですが、E231系近郊タイプとは運用が分けられており、湘南新宿ラインには使用されませんでした。しかし、平成27年3月に上野・東京ラインが開業すると抜本的に運用が改められ、E231系と完全に共通運用になったほか、湘南新宿ラインへの進出も果たしています。

また、上記の結果、基本編成と付属編成でE231系との混結が開始され、これも通勤型には見られない特徴となりました。



ちなみに、首都圏の通勤・近郊型での異種結合は国鉄時代の111・113系以来となります。ただし、113系が基本的に111系と混用前提で作られた派生形式であることを考慮すると、実質旧型国電以来といってよいかと思います。

 

さて、我が家に入線してきた模型の方はKATO製品となります。




上でも書いた通り、E231系の付属編成として購入したため5両での入線です。

模型は上野東京ラインとなっていますが、湘南新宿ライン仕様としました。



普及モデルとして廉価に納めるためか、床下機器は通勤型の流用のようで、VVVFインバータユニットの金型は残念ながら通勤型と同じ三菱タイプで、実物と形態が異なっています。

 



入線整備に伴い、以下の加工を行いました。

・ジオマトリックスの方向幕貼り付け

・ドアステッカー貼り付け

・戸当たりゴムおよびスカート等の墨入れ

方向幕については、実物が交互表示となっていることからあえて列車の左右で統一せず、片側を「特別快速 新宿経由・小田原」、片側を「特別快速 新宿経由・湘南新宿ライン 東海道線直通」としました。

 

E231系と組んでの15両編成は圧巻で、レンタルレイアウトでもスゴイ存在感を発揮しています。




それにしても、やはりE233系はなかなかスマートでかっこ良い電車だと思います。

今後は上野東京ライン仕様として、基本編成のほうも入れていきたいものです。



以下余談。


実は今年の当初の増備計画は、地下鉄乗り入れまたは地下鉄車中心に、JR東日本の特急車を入れていくつもりでした。 


ところが、3月にとある車両との出会いがあり、計画が一変してしまいます。

結果、このブログのタイトルに相応しい車両が大量増殖する事になりましたw


次回以後、それらについて記事にして行きたいと思います。

E231系近郊タイプの話

毎度ご覧いただきありがとうございます。

以前、昨年9~11月にかけて大量入線した事について投稿しましたが、これから数回にかけて詳細について書いてみます。

第一弾はE231系近郊タイプです。


上野東京ライン、湘南新宿ラインを介して東海道本線・宇都宮線・高崎線と、首都圏の中距離電車で広く活躍するこの電車。関東の人であれば比較的親しみのある人も多いかとおもいます。
西は沼津から北は新前橋・黒磯までかおを出し、なかには200km以上走行する列車も存在します。間違いなく首都圏の電車の「顔」と言っても良いでしょう。

そんなE231系が昨年秋に我が家のラインナップに加わりました。

模型はKATO製品です。
今回入線したのはグリーン車の2両入った10両編成です。
プロトタイプは元々東海道線用として投入された、国府津車両センター所属のK-17編成となっています。
二階建てのグリーン車が目を引きますが、一見無味乾燥に見える普通車も、細かく見ていくとなかなかどうして味わい深いものがあります。


沼津寄りの先頭車はクハE230形8000番台。
室内はセミクロスシートとなっていて、3分割の窓が特徴的です。

4ドアながら長時間走行するため、後ろよりにはトイレがついています。

黒磯・前橋寄りの先頭車はクハE231形8500番台。
室内はセミクロスシートでトイレ付きと、沼津寄りの先頭車と同様の作りになっています。これは国府津車両センター所属の特徴となっていて、元々高崎線・宇都宮線用に投入された小山車両センター所属の車両の場合は、ロングシートで番台も違い(クハE231形6000番台)、トイレ無しとなっています。

沼津寄りから2番目の車両はセミクロスシートの電動車、モハE230形3500番台です。やはり窓は3分割となっています。黒磯・前橋寄りから2番目の車両(モハE231形3500番台)も同様の作りとなっています。これも小山車両センターの車両はロングシートとなっています。
余談ですが、E231系を初めとする首都圏のセミクロスシート車のボックスシートはお世辞にも座り心地は良いと言えないモノになっています。もう少し形状をどうにかしてほしいものですねw

沼津寄りから3番目はロングシートの電動車、モハE231形1500番台です。
こちらは常磐線快速や総武緩行線、武蔵野線などで活躍する、所謂通勤タイプと同じ車体となっています。ちなみに床下機器は通勤タイプと異なっています。黒磯・前橋寄りから3番目の車両(モハE230形1500番台)も同様です。

4・5番目はこの編成の目玉である、2階建てのグリーン車です。

サロE230形と
サロE231形です。
サロE230形は車掌室と車販準備室があり、グリーンアテンダントが乗務しています。
サロE231形にはトイレがついています。

6番目と7番目はロングシートのサハE231形1000番台が続きます。
実はこの2両、小山から転属してきた初期型で、屋根上のクーラーの形が他の車両と異なっていて、模型でも表現されています。
奥が国府津に新製投入されたもの、手前が小山からの転属車です。転属車のほうがクーラーが小さい事が判ります。


ちなみに、行き先はジオマトリックスのステッカーを使い、国府津のE231系の花形運用でもある「湘南新宿ライン、特別快速小田原行き」にしました。

さて、実車の特別快速列車は15両で運転されます。付属編成にはE233系が連結されることも多いので・・・・

付属編成はE233系にしましたw

というわけで、次回はE233系近郊タイプについて書いてみる予定です。

東急旧3000系の「本命」3450形入手

毎度ご覧いただきありがとうございます。

さて、先日の話になりますが、今月2日に横浜鉄道模型フェスタに言って参りました。

イベント自体も楽しみですが、本命はコレです。


イベントで限定販売された、鉄コレの東急3450形Aセットです。
既にBセットの販売がアナウンスされています。

東急3450形はいわゆる旧3000系の中でも最多勢力であり、その矍鑠とした姿で一番人気のあった車種でもあります。
鉄コレ自体も発売後1時間で売り切れるという、まさに「蒸発」とも言える売れ行きで、転売ヤーによってオクやメルカリで高値販売されているのは苦々しい思いです。
自分は幸い、地の利を生かして早めに並ぶ事で無事入手できました。

パッケージはこの様になっていて、過去の東急3000系の鉄コレより丁寧なものとなっています。


中身はこんな感じです。
実車のイメージをよくとらえた秀作です。
3両入っていますが、全て形が異なっています。

ポピュラーだった川車製の片運・貫通タイプです。前面幌が無いものは池上線でよく見られました。
屋根にはリベットが表現されており、昭和50年代前半頃がモデルとなっています。

こちらは川車製の片運形で、前面に幌のあるタイプです。田園都市線(大井町線)の3450形はこちらが多かった様です。
後年、ヘッドライトや運転機器が撤去され、中間車用となったものも存在しました。

運転台のない貫通路側はこんな感じ。
前面に幌が無いタイプとは床下機器の向きが逆になっており、実車でも両方見られました。

こちらはおそらくこのセット一番のウリである、日車製の両運転台タイプです。前面は非貫通ですね。
このタイプは実車ではデハ3450号車のみが該当します。
屋根はリベットの他に初期型のみに見られた予備パンタ台や、日車製特有の丸み、水切りが表現されています。なかなか細かいですねw

反対側の運転台は貫通タイプになっています。
入れ換えや牽引に使用するときはこちらが前になって使用されたこともあります。

ちなみに、実車は昭和50~55年頃の更新工事により川車製・日車製ともにリベットはなくなり、初期型に存在した予備パンタ台も撤去されました。パッケージでは「晩年の姿」と謳っていますが、モデルは最後の更新以前の姿ということになります。

両運転台車のサイドビューです。独特のフォルムがよく表現されています。
カッコイイですね。

こちらは片運タイプ。川車製らしいスッキリとした屋根の姿がよく表現されています。厳密には、川車製の客用扉の上辺はもう少し高く、ヘッダと屋根の隙間が殆ど存在しない(模型は日車製の造形に近い)のですが、まぁ誤差の範囲でしょうw

さて、この3450号車を含む3両。
どうも池上線のイメージを狙った様なのですが、どうやら3450号車が大井町線撤退後は牽引車兼予備車となったため、この3両で運用されたことはなかったと思われます。
3450号車は池上・目蒲線でも他車検査入場時のピンチヒッターとして使用されたことはあるようですが、非貫通運転台の向きの関係でサハ入りの編成に使用され、
←五反田・目黒  蒲田→
デハ3450-サハ-デハ
または
デハ3450-デハ-クハ
となったのではないかと思われます。
なお、3450号車の田園都市線・大井町線時代はオール3450形の4連または5連を組んでいたようです。よって、3450を含む編成を組成する場合はもう1セット買うのが正しい形・・となるので実際2セット買った諸氏も多い様ですが、Aセットに含まれる3450号車は大掛かりな改造を施さない限り、どうやっても3450号車にしかならすず余剰車となってしまいます。そこでBセット発売のアナウンスがあることもあり1セットのみの購入としました。
ちなみに、Bセットには日車製非貫通片運車(3452号車)と川車製貫通両運車(3498・3499号車)、川車製片運車がアソートされる様です。
3452号車もそのままでは3452号車でしかないのですが、非貫通側の妻面を上手く加工すれば3457号車にできそうなので、こちらは2セット買おうと企んでいますw
また、現状動力化するには、室内に無粋なモーターの出っ張りがある鉄コレ動力を使用しなければなりませんが、今年春頃にGMコアレス動力に待望の17m短軸距版が出るようです。

と言うわけで、折角買った3450形ですが、これらを購入するまで暫く塩漬けとなる予定ですw

以前購入して絶賛塩漬け中の3500形と並べました。

今年中には両者とも整備を終えて運転会デビューを果たしたいと思いますが、さてどうなりますでしょうかw

「地下鉄東西線」がやってきた!

毎度ご覧いただきありがとうございます。

相変わらずのスローペースですが、久々の投稿です。

「地下鉄東西線」と言うのは、実は国内に4路線も存在しています。
一つは札幌市内を走るゴムタイヤの地下鉄である、札幌市営地下鉄「東西線」。
二つ目は杜の都、仙台を走る東北唯一の地下鉄である、仙台市営地下鉄「東西線」。
三つ目は東京中野から都心を貫き千葉まで走り、混雑でも有名な東京メトロ「東西線」。
四つ目は古都を走り、路面区間のある京津線が乗り入れてくる変わり種の地下鉄、京都市営地下鉄「東西線」です。

今回入線してきたのは、その内の東京メトロの前身である営団地下鉄の「東西線」。
そのかつての主役、5000系です。

昨年末に発売された「営団5000系東西線・非冷房車」基本・増結Aセットです。将来的にBセットも出るのでしょうかw
営団5000系としては「本命」とも言える東西線をモデルにしているだけあって案外売れているようで、ヨドバシではあっと言う間に在庫切れ。自分が愛用している模型店でも比較的すぐに品薄になっているようです。
それにしても、気がつけば鉄コレが増えてきましたね。

早速開封しました。
四角いボディーに小さな窓という外観は「昭和の地下鉄」、或いは「営団版103系」といった趣で、「カッコイイ」電車とは程遠い営団5000系ですが、シンプルなスタイルがウケたのか意外と愛好者も多く、模型には恵まれています。これまでにGM(クロスポイント)キット、マイクロエースの完成品、鉄コレと出ていますが、最後発らしく鉄コレは実車の雰囲気をよくとらえており、一番実車に似ているように思います。
屋根上アンテナ類は付属パーツとなっています。
プロトタイプは国鉄分割民営化後、10両編成化した平成元年以降の姿で、厳密には中央・総武緩行線にATS-Pが整備される平成3年頃までの仕様になるようです。

あくまでも鉄コレであるので、パンタや車輪はディスプレイ用の仮のものであり、Nゲージとして走らせるために車輪やパンタなどの交換も含めて、早速入線整備しました。

JR列車無線アンテナと信号煙管を取りつけました。10両化に伴い撤去された、西船橋寄り先頭車のパンタグラフ跡の碍子も別パーツとして入っており、屋根上のちょっとしたアクセントになっています。

パンタグラフは昨年入線した営団3000系同様、TOMIXのPT-4212Sを使用。カプラーは経済性優先でKATOカプラー密連タイプを使用しました。
さすがにTNカプラーと比べると連結面間隔が広いですね。そのうち幌をつけて誤魔化したいところですw
車輪は大人しく鉄コレ走行化キットを使用しています。
動力はGMの20m級コアレス動力ユニットを使用しました。スルスル動き、車内に無粋な出っ張りもない優れものです。

これで一次整備は終わり。
ちょうど仲間内の運転会があったので早速デビューしてきました。

さて、入線整備はもう少し続きます。

実は昨年営団3000系の入線整備した際に使った営団「シルバーシート」インレタには、ドアステッカーや窓ステッカーがついていました。それを利用して・・・

こんな風になりました。
一気に細密感かアップしますねw
細かい上に数も多くて大変でしたが、トレジャータウンのインレタは転写しやすく、銀河モデルのインレタを使った3000系の時より楽でした。

乗務員扉はいつもどおり、レボリューションファクトリーの「乗務員室」インレタを使用しています。
これも結構効果あるんですよねw
これで二次整備は終了です。

実は三次整備も予定してまして、
・前面ガラスをボナファイデのものに交換
・エッチングワイパー取付
・方向幕をATS-P整備後のものに変更
をやるつもりでいます。
方向幕はドアステッカーに合わせて平成3年以降の姿とするためで、クロスポイントのステッカーを使用したかったのですが、売り切れてしまったので自作を考えてます。

日比谷線の3000系と並べてみました。
同じ時代の営団ステンレス車ながら、丸みを帯びた3000系と角張った5000系は対照的なキャラクターと言えそうですね。

最後に、営団5000系に対する思い入れなどを。
東西線を走り、三鷹まで乗り入れていた5000系は、子供時代青梅に住んでいた自分にとっては一番目にする機会が多い地下鉄電車であり、一番自分にとって古い記憶のある地下鉄車両でした。
母に連れられて初めて乗った時の、異様に小さなドア窓や国鉄車とは明らかに違う走行音、そしてひたすらトンネルの中を走る姿は非常にインパクトが大きく、おかげて地下鉄と言うと一番真っ先に思い浮かぶのが未だにこの電車だったりします。
また、南砂町以東の地上区間では、甲高いモーター音を響かせながら猛然と高速走行を行い、すっかりお気に入りの電車になってしまいましたw
マイクロエースから製品化されたときには購入しようと思ったものの、資金繰りの関係で見送らざるをえませんでした。それが鉄コレという形ながら入手できたのは本当に嬉しいものです。

我が家の地下鉄シリーズ第三弾になりますが、先に入った営団3000系同様地上走行区間が長かった営団5000系。
運転会での出番も多くありそうです。

我が家の中央線シリーズの名脇役としても活躍してくれることでしょう。

東武の女王降臨

あけましておめでとうございます。

間が開いてしまいましたが、今年初の投稿です。
今年もスローペースで投稿していこうと思いますが、よろしくお願いします。

さて、昨年末になりますが、imonの年末年始セールに乗せられて、大物が入線してきました。

往年の東武のフラグシップであり、当時としては圧倒的な豪華装備で私鉄特急の女王とも呼ばれた、DRCこと東武1720系です。

模型はマイクロエース製ですが、同社製としては質の高い製品です。

さて、マイクロエースはDRCをいくつかのバリエーションで製品化していますが、我が家に入線したのは「1720型最終編成登場時セット」です。

DRC最終編成こと1781Fは昭和48年製で、既に東武ATSや列車無線が整備されているため、アンテナが屋根上に載っています。
1781Fの特徴であるボンネット下のルーバーは印刷物表現となっています。


屋根は国鉄特急などで昭和50年代以前に見られた銀色になっており、歴史を感じさせる姿となっています。
ちなみに、同社からは晩年仕様も発売されていますが、ダークグレーの屋根にライトグレーの屋根上機器となっていて、実車に合わせた作り分けがされています。このあたりの芸の細かさはマイクロエースらしいところですねw

サイドビューはこんな感じです。
銀色に縁取られた中窓が国鉄グリーン車の様にズラッと並ぶ独特の姿がよく表現されています。

DRCのと特徴の一つである、編成に2ヶ所あるミニビュッフェも表現されています。なかなか造形が細かいですね。

そして、もう一つの大きな特徴であるサロンルームもしっかり表現されています。
ジュークボックスまでちゃんと表現されていますねw

早速後輩の100系と並べて記念撮影。
スマートな100系スペーシアと比べて1720系は威風堂々としたスタイル。見事なゴツ面ですねw

堂々としたボンネットスタイルは、国鉄151系やキハ81同様の当時の流行に倣ったものですが、テールフィンの様なライト周りの表現やヘットマーク上の飾りは当時のアメリカの乗用車の影響を受けたものでした。
同時期に発売されていた日産セドリックも同様の造形で、当時としては先進のスタイル・・・・・だったのですが、昭和40年代を迎える前にデザインの傾向が一気に変わってしまい、デザイン的に古めかしい印象になってしまったのは何とも皮肉なものです。
しかしながら、その存在感は圧倒的で、初めて実車を目にした時には、往年の高級車を思わせる独特のオーラと迫力に感銘をうけたものでした。乗りたいと思っている間に引退してしまい、乗る機会に恵まれなかったのが、今でも残念でなりません。



令和元年最後に入線してきた東武の女王、1720系。
後輩の銀色のスペーシアと共に我が家の「看板列車」として活躍してくれる事でしょう。


それにしても、東武特急増えたなぁwww
ここまできたら200系「りょうもう」やリバティも欲しくなりますねw

色々増えてます

毎度ご覧いただきありがとうございます。

随分間隔が開いてしまいました。
スペーシアの詳細記事は変に気合いを入れてしまい、どうにも納得がいかず書いたり消したりを繰り返しているうちに時間が経ってしまいました。

さて、この間に我ながらオーバーペースでラインナップが増えてしまったので、それぞれの詳しい話は後日投稿と言うことにして、さらっと紹介します。

まずやってきたのがコレです。
首都圏の中距離電車の代表格、E231系近郊バージョンです。10両の基本編成が入線です。
首都圏ではお馴染みの顔ですねw
ドアステッカー貼りつけと墨入れで軽くディテールアップを行いました。
そして

これもやってきました。
E233系3000番台です。こちらは付属の5両編成です。
E231系と合わせて異種混結の15両フル編成を組みます。
今回は湘南新宿ライン仕様にしました。


実は運転会デビュー済みです。さすがに15両は長いですねw

こんなのも入ってきました。
国鉄時代の直流用機関車の万能機、EF65形1000番台の前期形です。
我が家初のPF形です。
我が家の客車は在来型中心で、牽かせる車両が少なかったことから、これまで入っていませんでしたが、12系「八甲田」に使用されていたといことでの入線です。
とはいえ、やはり色々使える機関車なので、20系や12系、黒貨車などを牽かせる予定です。


そして、これも入ってきました。旧客急行「みちのく」のフルセットです。
昨年末に購入する予定が諸々の事情で延びに延びてようやく入線しました。

「みちのく」は昼行列車ですが、既に我が家にいる客車と合わせて色々な夜行列車運転する事ができます。特に、
このオロ61形が2両入っているのは非常に大きく、昭和39から冷房化が始まるまでの東北系の急行列車をかなりフォローできるようになります。
特に旧客急行の華とも言えた、蒸気機関車C62牽引の「十和田」を再現できるのが嬉しいところです。年始に入線していらいずっと眠っていたC62の出番がようやくやってきました。
SL急行はやはり良いものです。

そしてなぜかこんなものも・・・
スペーシアに刺激されて東武350型が入線してきました。

「東武版185系」等とも呼ばれるこの電車ですが、実車は185系よりも遥かに年上。色んな意味で昭和の香をプンプンさせる「東武らしい」電車でもあります。実車はたった12両の少数世帯ですが、いぶし銀の様な活躍を続けています。
余談ですが、マイクロエース製の車両を買うのはかなり久しぶりです。昔の同社製品に比べると動力がスムーズで、マイクロも頑張ってるんだなぁと感じたものです。

最後に、これもやってきました。
EF65形2000番台。PF形の「今の姿」です。
JR貨物のEF65PF形は近年塗装を国鉄色に回帰させてますが、その結果ブレーキ改良したことを示す赤いナンバープレートが目立つようになりました。

同じ国鉄色のPFながら、こうやって並べると結構印象が違うのが面白いですねw

それにしても、短期間によくこれだけ増やしたものです。
さすがにカミさんから物言いが付いてしまいました(爆)

次回以降、これらの車両について詳しく書いていこうと思います。

東武のクイーン現る!

毎度ご覧いただきありがとうございます。

我が家に「凄い電車」がやってきましたw
東武のクイーンである、100系「スペーシア」です。

我が家としては初の私鉄特急であります。
突如としてこんな電車が入った経緯としては色々あるのですが・・

まとめていくと
・旧年来の友人の所に私鉄特急が増殖
→私鉄特急に感化されるw
→一方、我が家で中央線シリーズ充実中
→あれ。スペーシアが中央線に入ってやがる!w(スペーシア八王子日光号)
→N'EXとの並びもデキルネ!
→物欲のネ申降臨wwww

・・・私鉄特急が中央線を走るというレアな事象が発生したのが「駄目押し」ではあるのですが、元からスペーシアは憧れの電車だったのでこの度入線と相成りましたw

製品はTomixのものです。
運良く新品同様のものがヤフオクで比較的安価に入手できました。
日光の有名な神社仏閣である東照宮、二荒山神社、輪王寺をイメージしたという金色・黒・朱色でカラーリングされたと特別塗装は金色ながら和装を感じるシックな装いで、とても上品に感じます。Tomixの製品でも独特の色合いをよく表現しています。

製品ままの状態です。
Tomix製品らしく車番はインレタによる選択式です。元が歴史のある製品であるせいか、カプラーはBMTN非対応です。
流線型で迫力のある前頭部が見事に表現されてます。

と言うことで入線整備します。
メニューとしては
・付属インレタ貼り付け
・乗務員室インレタ貼り付け
・カプラー交換
となります。

実車では、金色の「日光詣」仕様となっているスペーシアは東武線内用の103FとJR乗り入れ対応の106Fがあり、模型でも103Fと106Fが選択できます。
と言うことで、通常の新宿乗り入れに加え、八王子や那須塩原まで遠征を果たした106Fにします。

ナンバーを付けました。
103Fならこれで終わりですが、JR乗り入れ対応車の106Fは他にも取り付けるものがあります。

スカート端に誇らしげに東武の社紋がついているのも106Fのみの特徴です。
他にJR乗り入れ対応のスペーシアは107F、108Fがありますが、これらにも東武の社紋は付いていません。

私鉄車両としては異例のグリーン車マークも106Fの特徴です。
これは107、108Fにも付いていますが、ゴールドの車体に付いているとなんとなくプレミアム感がありますねw

カプラーはBMTNが使えないので、価格と見た目重視でジャンパー付きのカトーカプラーにしました。連結面間隔ではBMTNに敵いませんが、なかなか良い線行ってると思います。


仕上げは「乗務員室」標記です。今回は灰色の物を使用しました。実車も灰色で比較的目立たない感じになってます。


これで一通り入線整備も終わりました。

次回は実車解説と各車について詳しくみていきます。