毎月 最後の日曜日は過去に転載したスピリチュアルなメッセージを転載しています。
『闇』 darkness
光に対して、「闇」が存在するのではありません。
あなたが光を閉じ込めているから「闇」があるのです。
「闇」とは、音を門の中に閉じ込めることです。音とは、「日=光」が「立つ=発つ」こと。つまり発光することであり、それを門というエゴの中に閉じ込めてしまうことで、「闇」となるのです。
全ての存在の中に光を観ることができ、自らが発光することによって「闇」を照らすことのできる能力を持った方のことを、仏教では観音様と呼ぶようです。
私たちの魂の本質は光そのものであり、魂レベルでは「闇」が存在する場所はどこにもないのです。それさえ本当にわかれば、それで良いのです。
確かに肉体レベルで観れば、「闇」が存在しているように見えます。その「闇」を一生懸命、消そうと努力してみても、それは個というエゴが存在する限り、消えてなくなることはないのかもしれません。「闇」を消すことに命を費やすのも悪くありませんが、肉体がなくなれば、あなたは自然と光だけの世界に戻れるのです。だったら、生きている内は、「闇」が気にならないくらいに、命を輝かせることに一生懸命になった方が楽しいと思いませんか?
今日はあなたの中に「闇」があることを認めてしまいましょう。
安心して下さい。肉体を持って生きている限り、完全無欠の光だけの人なんて存在しません。皆、必ず「闇」の部分を持って生きているのです。と同時に、本質に「闇」を持っている魂はひとつも存在しないのです。
「闇」も今生で生きていくためのひとつの特徴であり、個性です。消してしまおうとしてエネルギーを与えると「闇」は「病み」につながります。「闇」があってもいいじゃない~と認めて包み込み、忘れてしまうことができた時、「闇」の扉が開かれ、光が溢れ出ることになるのです。
はづき虹映『こころの扉 2』より転載
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