毎週 日曜日はスピリチュアルなメッセージを転載しています。
緊張の不在
私たちは常に緊張する。内面が緊張するから、外側の肉体も緊張する。
この緊張が不在であるときに、私たちは至福だということです。
永遠の絶対的な至福は初めから最後までアル。
全ての本質だから初めからあって、永遠に消えることがない。
その初めからアルものを、わざわざ収縮させて「緊張の状態」へと変質させているだけのことです。
ですから、至福になろうと頑張るのではなく、その頑張りや緊張を外すだけで至福に戻ります。
神になろうとするのではなく、個人的なエゴという状態を外すとき、もう神なのです。
全ての緊張の根本原因は、「なろうとする」ことにあります。
今の自分にくつろいでいないから、今の自分に満ち足りていないから、無意識のうちに何かになろうとしてしまう。
多くの人が、常に何かになろうとし、今ではないものを目指している。
なぜ、今の自分（今の状況）にくつろげないのでしょう？
よくよく探ってみるならば、「このままでは良くない。今の自分ではダメだ」という思考があるからではないでしょうか。
その思考によって、今の自分を受け入れることができず、今の全てを否定してしまい、全く別の何かが理想であると見なすからです。
ここにとてつもない緊張が起こります。
「今のありのままの自分」と、「そうなりたいもの」とのあいだで強い緊張が起こるのです。
何になりたいかは関係がなく、問題は別にあります。
あなたが今の自分を否定していることです。
自分に満ち足りていないことです。
今の自分を否定し、今の自分に反して、「そうなりたいもの」を望むとき、緊張が起こります。
「今」と、「そうなりたいもの」とのあいだに大きなへだたりがあるときに緊張が起こる。
そのへだたりが大きいほど、あなたの緊張も大きい。
へだたりが少ないなら、緊張もわずかです。
そして、へだたりが全くないなら、あなたは十分に至福であり、愛そのものです。
あなたは虚空になっています。今のあなたより他には何も望んでいない状態になっています。
このような全面的で全体的な受け容れが至福ということです。
「なろうとする」ことをやめ、あなたの今を全部こよなく受け入れ、今の現状の体験にくつろいでいくことです。
「なろうとする」ことが止むと、自ずと気付くことやわかることがあります。
それに関してはあえて書きません。
やってみてくだされば誰でも知ることができるからです。
Mana
「メギドの火」より転載