ヴィーガン料理を作って日本中を旅するパーソナルシェフ・田頭和みさん。
彼女は日本各地に呼ばれ、
その場に集まる人と現地の野菜に合わせて、
メニューを決めてお料理を作るそうです。
彼女は前日夜からキッチンに閉じこもり、
ひたすらお料理を生み出します。
その調理法もファンタスティック!
「鍋は小宇宙」と、
鍋にはなるべく触らず、
水とお野菜と少しの調味料で創られるものを、
ただ待つ、と。
開かずの扉の中で続々と生み出される様は、
まるで鶴の恩返し?みたいだなぁ笑
友人宅で彼女のウィーガン料理をいただいた次の日、
彼女に誘われてランチしました。
彼女の特技は、
『顔を見るとその人に何が必要か分かる』
そうで、
私をジーッと見つめてこう言い放ちました。
「甘い物かお酒が多いですか?」
ドキッ
そして
なにそれ?新しい!!
甘いもの(陰)などを摂りすぎている時、
その反対のもの(陽)も摂りすぎているそうです。
体は常に中立でいたいので、
どちらも食べ過ぎず、
中性のお野菜などを食べるといいそう。
彼女はがん患者リトリート施設で調理監修もしていたこともあり、
「一汁一菜で充分なんですよ」と。
もう目から鱗がボロボロよ
そんなふうに作られたお料理は、
「ごぼうは梅だけで味つけました」
「大根は研ぎ汁だけで味つけました」
というのだけど、
とても美味しく優しく五臓六腑に沁み渡り、
次の日のスッキリ感がたまらないの。
人って食べ物で出来ているんだなぁとつくづく。。
私の「食べる」という概念を一日で見事に変えてくれました。
なごみちゃんが日本を旅する中で出会えた奇跡。
また地球のどこかで会おうね。