アジアシリーズが西武の優勝で幕を下ろした。
観戦した試合もそうだが、あまりに観客動員が少なく、次回の存続が早くも危ぶまれている。
大リーグとの事実上のワールドシリーズを目指すため、アジア王者を決め続けることが我慢しどころとも言えるが、プロ野球が興業である以上、収益の上がらない事業は続けられない。
アジアシリーズにはスポンサーもあまりつかず、ただでさえ収益モデルに乏しいであろうNPBがどこまで資金を捻出し続けられるかが勝負所。
となると事実上の継続は難しいと言えるだろう。収益構造の確立しているメジャーにとって、アジアシリーズ自体で盛り上がれるだけの魅力がなければ、わざわざ運営上のリスクを冒してまでワールドシリーズを行うことは考えられない。
というか、日本のプロ野球を興業上、どう盛り上げるか。アジアシリーズ、ワールドシリーズと夢を広げつつも、痛い内部に目を向けなければ夢の実現はないというのを感じた。