Bum Bun Blau Cafe with Beehive [6周年記念 ピザそば] | 漫遊記
ホテルやカフェでかかる音楽をラウンジミュージックといいます。

本来、会話や社交の邪魔にならないBGM的な存在であったこのジャンルですが、そのオシャレ感やリラックス効果からか世界的に流行しました。

「Hotel Costes」このシリーズは、私がラウンジミュージックというジャンルを聴くきっかけとなったコンピレーションアルバム。

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その中でも「Hotel Costes 09」は、クールでタイトな印象をもった佳作と思っております。


以前、ラーメン店のBGMについて、当Blogで取り上げたことがありました。

百花繚乱、様々な店舗が乱立する昨今、お店作りのひとつのコンセプトとして、BGMの存在も大きくなってきていると私は思っております。




さて、先日来、短いスパンで二度訪問した旗の台の新店舗「Bum Bun Blau Cafe with Beehive」。


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前回いただいた「アグー豚の醤油ラーメン(冷やし)」

✳︎詳しくは6月27日UPの当Blogをご覧ください。


斎藤店主の類稀ない才能を再び味わうことができることになり、ファンとしましては嬉しい限りです。

7月4日、Beehiveが創業6周年を迎えたそうです。

7月4日、5日にBum Bun Blau CafeにてBeehive6周年記念の限定メニューを提供するというTweetを見て、ずっと気になっていました。

前日には、斎藤店主がこの限定メニューのオリジナルを提供する品川区のお店へ行かれて、インスパイアの許可をいただき、勉強されてきたとのTweetもありました。

ちなみにその品川区のお店とは大井町の「asito ism」。

そして看板メニューとはこちら

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「ピザそば」です。

斎藤店主の手によって「ピザそば」がどうなるのかワクワクします。

4日(金)は100食提供だそうですが、何時頃まで大丈夫かをTwitterのお店の公式アカウント宛に伺ったところ、7時ぐらい迄なら大丈夫そうだとの回答をいただきました。

会社帰りに電車を乗り継いで、旗の台駅で下車しました。

こちらは駅からすぐという立地が嬉しいですね。

雑居ビルの階段を上り、店頭に到着しました。

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今回の6周年記念のピザそばの告知ポスターが貼られていました。

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斎藤店主らしく、食材にかなりこだわった内容となっています。


早速、店内へ。

男性店員から本日はカウンターのみの営業となっていますとの説明があり、奥へと案内されました。

厨房には、斎藤店主と鈴木さんがいらっしゃいました。

ご挨拶して着席しました。

先客は2名。

注文はもちろん「ピザそば」をお願いしました。

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まず「ピザそば」についている「ミニ有機ジンジャーエール」が提供されました。

こちらはドリンクメニューも豊富です。


そしてお待ちかねの「ピザそば」が斎藤店主から手渡されました。

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「底にソースがありますのでよくかき混ぜてください。」
とのこと。

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有機トマト、玉ねぎ、イベリコ豚のサラミ、自家製アンチョビ、パプリカ、揚げ葱、赤蕪、セロリ、人参、クレソン、ブラックオリーブといったにぎやかなトッピング。

いやーこれは旨そうです。

よくかき混ぜます。

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うわーっ、これはまいった。

様々な食材と特製ソースの醸し出し絶妙なハーモニー。

ジャンクなはずのメニューが、とてもエレガントな一杯に仕上げられています。

国産小麦と外麦に全粒粉をブレンドしたという多加水自家製麺。

ソースが絡むようにひとつひとつ手もみして仕上げたそうです。

この麺、美味しいです。

まぜそばの麺としては理想的。

粗挽きにしたイベリコ豚を2ケ月以上熟成させたというサラミ(サルチション)は、とても贅沢な一品。

ワインのアテにいただきたいですね。

これをいただいたらそんじょそこらにあるサラミは平凡に感じてしまうでしょう。

築地で仕入れた瀬戸内産の刺身用の鰯を、一ヶ月かけて塩漬けにして仕上げた自家製アンチョビも秀逸。

これもアテにぴったりですね。

モッツァレラとエンタメールを中心とした四種類のチーズと特製ソースが、様々な食材をうまくまとめる役割を担っています。

あっという間に完食です。

「ごちそうさまでした、また来ます」
と斎藤店主に伝え、店を後にしました。

素晴らしい限定メニューでした。



オリジナル「ajito ism」の三浦シェフの「ピザそば」が“ROCK”だとしたら、「Beehive」斎藤店主のは“ラウンジミュージック”だと思いました。





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