いつ頃からでしょうか





社会で

消毒しましょう(殺菌、除菌、滅菌)…と

菌を排除する傾向が強くなったのは








 保健衛生の分野に関わっていると


  除菌、殺菌をしましょう!

(手の)消毒は大切!



という話を多く耳にします


 
 公共の場や飲食店にも

 手指消毒剤(アルコールスプレー)が置かれているのをよく目にします




  


菌がいない=病気になりにくい=いい事



という認識をしている人が多くなってしまっているのでは。。


 って心配になってしまうくらい よく目にするんです







  今回は 保健衛生的なテーマ

  私が感じる「過度な消毒の弊害」を書いてみます☆






☆★☆★☆★☆★☆★



  ☆★☆世は「消毒ブーム」?!☆★☆



(今まで関わってきた)保育園でも

『消毒は大切 』的な扱いにあります



おもちゃや使うものをアルコールスプレーで消毒する
 部屋(床や壁)を次亜塩素酸の消毒薬(プールで嗅ぐ においがきつい薬品)で消毒する




 などなど。



ここは、菌に対抗する力(免疫力)がない状態の人達がいる場所(病院)か!

ってツッコミたくなるくらい


消毒液を使って つかっているものを毎日消毒している事に、

はじめは びっくりしました∑(゚Д゚)





 どうやらこの消毒ブーム

 歴史の中で 感染症や中毒などの事件・事故が相次いだという社会の流れから、
人々の清潔・安全意識の高まった結果おこったブームのようです







病気にかかりにくくすること

病気を予防する事は大切です





でもね



消毒に力をいれる影響で



免疫力(菌と戦う力)が落ちてしまい、

かえって病気になりやすいお子さんが

年々増えている





そう 私は感じます











☆★☆私たちは細菌と共存しています☆★☆



私達人間は、約100兆個の細菌や微生物と共存している生物であり



菌と共存する事で、

健康な状態(身体のバランス)を保っています





口の中や皮膚、腸の中など、私たちの体の中には、
健康を保つために働いてくれている菌、いわゆる「いい菌」が存在しているのです

(世間でよく耳にする菌では、ビフィズス菌や乳酸菌がありますね)






 この「いい菌」たちは、
 身体に害があるとされている菌の侵入を防ぐ役割もしてくれています



菌がいるからこそ、健康な状態を保てている

 とするならば



その菌をなくしてしまう事は、

自分の健康でいる力を弱くしている事



つまり



自分から病気にかかりやすい体質になってしまっているって事

と、言えると思います











☆★☆滅菌、除菌、殺菌、抗菌の違い☆★☆



 消毒というと 滅菌、除菌、殺菌、抗菌って言葉を耳にしませんか?

 それってなんだろうって思う方へ




この言葉の 違いを 
 私なりに簡単にまとめてみました☆







【殺菌】菌を殺すこと。消毒したい菌がすべていなくならなくても、この言葉が該当となる
    (つまり、菌の一部が殺されている状態にあれば、「殺菌した」ということになる)


【滅菌】有害・無害は関係なく、存在しているすべての微生物およびウイルスを
     死滅させるか除去すること
    (消毒の中では、一番強い意味(菌を取り除いた状況)という意味をもつ)

     
 【除菌】微生物の数を減らし、清潔度をあげる。きれいな状態を保つこと

【抗菌】菌の増殖を阻止すること。害になるとされる細菌が増えるのを防ぐこと





 【消毒】体や生体についている(または、含まれている)病原(悪いもの)とする微生物を、
     死滅または除去させ、害のない程度まで減らすこと。
     あるいは、感染力を失わせるなどして、毒性を無力化させること
     (無菌にすることではない)





  ⚠ものすごく簡単にまとめました

 詳しく見たい方は、以下をご参照ください。

上記の用語がまとまってます


  参考資料:日本石鹸洗剤工業会
  http://jsda.org/w/03_shiki/a_sekken30.html







  世間一般でとらえられているイメージと
 実際の言葉の意味(専門的な見解や法律が示している言葉の意味)にはギャップがあるようです


  
  例えば、

  よく使われる「消毒」という言葉

  「消毒」=菌を殺すこと、身体に害がある菌を取り除ける

 というイメージが強いと思いますが

  こうして言葉の意味をみていくと、世間一般がとらえている意味合いとは
 違うんです、、 




  法律が意味として掲げている消毒というのは、

 
  害があるとされる菌を 害がなくなる程度に少なくすること


 を意味しています





  こういった 

 世間が認識している言葉の意味と法律(辞書)で示されている言葉の意味あいが違う
というところにも
 
 過度な消毒の弊害がうまれる原因があると思います











  ☆★☆意味のとらえ違えによって起こる問題☆★☆



  とらえる意味合いが違うということや正しい意味合いを知らないということは、


 
  やりたいことと、違うことをしてしまっている
  
  過度にやり過ぎてしまう



  という可能性もでてくるわけです



  

  このテーマでいうならば


  「消毒しすぎてしまっている」
  「まちがった方法で消毒をしてしまっている」

  という可能性が高くなるということ



  





  私が以前、消毒の目的や方法について調べていった際

  自分が認識していた言葉の意味と法律(辞書)が定めている言葉の違いに気づきました


  そして


  
  本来私たちが求める「消毒(有害な菌を取り除く)・病気を防ぐ」ということは

  本当にできているのか?!

  

  健康な人に対して そこまで 消毒は必要なのか?!


 
 という疑問がうまれました




  


  人間は 菌とともに生きている生物であり、人間にとって必要な菌もある


  という知識を大学(看護大学)で学んでいた為、よけいに疑問に思ったんです





  さらに


  保育園という場で働く中で

 日常生活の中で 殺菌・除菌と書かれている薬剤を使って
消毒、消毒と頻繁に消毒をおこなうことへ 疑問感を抱き

  
  昔(自分が子供だった頃や過去かかわってきた子どもたち)に比べて
 免疫力が少ない(病気にかかりやすい)お子さんが年々多くなっている
 


  って感じていて


  過度な消毒は 子どもたちにいい影響は与えていないってことを
 形にして表してみよう

  と思って

  今回のテーマを書いてみています 
 



 








  して…


  このお話は、長くなるので 次の回に続きます☆
  





  なんだか いつもと違ってまじめなブログになってる感じだわ(笑

  つい、言葉を選ぶから 文章がわけわからなくなっていく、、

 
  次は もっと 伝わりやすい形を目指します!

  日々 精進★☆



  今日も 読んでくれてありがとう(´ー`♡)