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つ〜か昨日、鍵抜きにドツボにハマってしまい筋肉痛で手が震える。
ドアキーに合わせるか? イグニッションに合わせるか?
イグニッションに合わせると、4個のシリンダーを組み替えないといけないので、ドアキーに合わせましょう。
ハコスカの鍵は年式によって片溝と両溝の2種類あるようです。
たぶん。
今回は片溝タイプ。
イグニッションキーを分解します。
まずはダイカストからキーシリンダースイッチ部を外します。
鍵穴回りのメッキカラーの部分はナット式になっていますので、傷が付かないようにソフトプライヤーなどで外します。
本体中央部に小さな穴がありますが、これば水抜き穴では無く、キーシリンダーを抜く為のサービスホールです。
鍵をACCの位置に回すと、ストッパーピンが見えますので、それを爪楊枝などで押さえて内筒を引き抜きます。
この時、鍵を挿していないとピンやスプリングが飛び出ますので注意。
基本的に車の鍵はACCの位置で内筒が抜けますが、筋肉痛の原因となった昨日の鍵抜き作業は、折れた鍵が邪魔をしてACCの位置にならず。
この場合は強引に引く抜くしか方法は無く、一部破壊しなければいけません。
なのでもし鍵が無い場合は、鍵作成が必須作業になります。
簡単な鍵に見えますが、部品は非常に精密に出来ており、当時のメーカー技術の高さがうかがえます。
今回の部品は過去一ぐらい状態が良かったのですが、さすがに外筒は傷だらけでした。
新品の純正タンブラーは入手不可能なので、中古タンブラーを使用します。
日産の旧車タンブラーは中古で入手困難。
在庫も残りわずか。
解体屋さんとかにも無いんだよね〜。
タンブラーを組み替えたらお化粧直し。
ではなくキースムーサーで擦り合わせ。
その他の鍵達もお化粧直し。
最後に研磨して完成。
これで全ての鍵が一本で回り、希少な当時モノの鍵もそのまま使用できます。
今回の料金は送料も合わせて¥11000申し受けます。
意外と時間がかかるし部品
旧車乗りの方は作業に対して理解をしてくれる方ばかりで、リスクを承知で依頼してくれます。
いわゆるクレーマー的な人には当たった事がありません。
逆に車の事は何も知らないような現行車乗りの人の方が神経質。
そもそも神経質な人は旧車には乗らないか。
ところで日産は大丈夫かね?
またシビれるような車を作って欲しいですけどね。
今回も希少車のリペアにたずさわれて光栄の至りです。
さあ、男のロマンを乗せて走れハコスカ!!