⬆️このお話の続き





9月、もう臨月になっていた。



検診に1週間に1回のペースで行かなければならないことは分かっていた。



しかし、知り合いも親も近くにいない。



次男は一瞬でいなくなる。



置いていくわけにはいかないし、連れて行っても何をするか分からない。



夫に見ていてもらいたかったが、仕事が忙しく土曜日ですらいなかった。



そんなわけで検診にはなかなか行けなかった。



そして、予定日が過ぎたところでようやく検診に行けた。



すると、ドクターはひどく機嫌が悪かった。



「臨月なのになんで検診に来ないんだ」と怒っている。



全部、事情を話したが、相変わらずイライラしていた。



「あんたは破水をしたことがあるのか?」



「お産が始まる前に破水したことは一度もありません」



そのときにドクターが言った言葉はすごかった。



「あんたみたいないい加減な女は、破水してたって分からないだろう」




産院から戻り、わたしは帰ってきた夫に言った。



夜中になっていた。



「あそこで出産はしない。

先生はわたしの言ったことを信じない。

そんなところで自分の命と赤ちゃんの命を預けて出産することなんてできない。

絶対にあそこでは産まない!!」



予定日は過ぎている。



しかし、夫は言った。



「分かった。

おれに任せろ」




続く





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