【満席】はじめての自然派茶事懐石入門Ⅲ(全4回) | 自然派茶道教室「星窓」

自然派茶道教室「星窓」

自然派茶道教室「星窓」主宰。
西麻布茶室


はじめての
自然派茶事懐石入門(全4回)

【募集要項】

2018.7.1(日)「青葉 - 朝茶の茶事 - 」
8.5(日)「精進 - 供養の茶事 - 」
9.8(土)「室礼Ⅱ - 重陽の茶事 - 」
10.13(土)「賓主 - 不時の茶事 - 」
※全4回、連続講座です。補講はありません。
初心者の方が学びやすい、講義&実技を
お客さんとホスト両方から、丁寧に指導いたします。

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【申し込み】
※お名前・連絡先・人数を明記の上、
上記のアドレスへお申し込みください。
24時間以内に、ご返信いたします。
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第九回
「青葉 -  朝茶の茶事 - 」
2018.7.1(日)  5:30 - 10:00
※京都で開催したく考えています。
6/30(土)より1泊京町屋泊を考えていますので、
可能な方はお願いいたします。
翌朝のモノなどを錦市場に買い出し&京都市内見学予定。
宿泊費は人数で割り計算します。
難しい方は、翌週7/8(日)に西麻布にて開催いたします。
時間6:30 - 11:30予定。

花に心入れがあるか、否か。
信長の弟、織田有楽斎は花と花器、
いずれも疎かにできないと花をよく生けたという。

夏は涼しくと利休の教えを踏まえれば
この時期の花の扱いは、
特に目にも涼しさを求められるゆえ、難しい。

さて、この〈涼〉をどう扱うか。
ただ濡れていれば良いわけでもない。

雨過天晴の如く

雨が上がり雲が破れるように覗く空の青さ
その爽涼感を、坐にはもたらしたい。
義山(ギヤマン)や、荷葉、笹、青葉を上手く使い、露を打つ。使う器も程よい冷水に浸け置く。

初めての本場京の都での茶事。
1200年の時の気を感じながら、
その気を坐へも満たしつつ、しばし都の香りを楽しみたい。


第十回
「精進 -  供養の茶事 - 」
2018.8.5(日)9:00-16:00
※朝の茶事の形式で行います。

茶懐石の源流に、仏祖伝来の精進料理がある。
いただく側にも作法があり、
作る側にはそれ以上の厳しい作法がある。
肉への戒律は、遠くシルクロードを隔て
このアジアを結ぶ一大思想を形成させた。

いま一度、かつて海を渡り、禅と出会った
道元禅師の著「典坐教訓」「 赴粥飯法」に従いたい。

こと長月は、仏と寄り添う月でもある。

精霊のこころを弔う。
そうした儀礼はすべて、生きる力を強くする。
祈るための身体を支える食事に
供に養い合うことの大切さを感じながら

精進料理なので胡麻豆腐を作り、湯葉も作ってみます。
汁と椀物もシンプルに。

そして、この国に食事の大切さを伝えてくれた
道元禅師への感謝も込めて
禅宗のお経も唱えてみたいと思います。

第十一回
「室礼Ⅱ - 重陽の茶事 - 」
2018.9.8(土) 12:00 - 18:00
※正午の茶事形式で行います。

百花千木の中でも、この国の象徴に選ばれたのは、
桜花以外には、菊花だけだった。

一方の散りゆく潔さとは反対に

民の長久の繁栄を願い、一年中咲く菊の霊力を
崇めたのは必然だったかもしれない。

養老の滝、菊水、菊慈童、着せ綿、、

何より菊は、聞くにも通じた。
見えない香りを聞くも、菊の強烈な香りが、
邪気を祓うと信じたからだった。

重陽という、陽の重なる節目の時。
あらゆるものが、括られるともいう。

ここで得た霊力を、忍ぶ冬の糧にして春の風を、
平安人以来、日本人は恋焦がれてきた。

趣向は、様々に富むだけに考えてみるのも面白い。
茶事の本懐は、仮想空間を
どこまで客の心の内と一つに出きるかどうか。

懐石も、菊花を惜しげもなく使い
大陸からの由来も念頭に、
中華食材もうまく取り込んでみたい。

最終回に向けての総ざらいと予行も兼ねて。

第十二回
「賓主 - 不時の茶事 - 」
2018.10.13(土)  9:00 - 18:00
※本講座に六回以上出席の受講生を中心に、
おもてなす側に回ります。実際に3 - 5名の外部の方を
お客様としてお招きし、協力して茶事を開きます。
献立、買い出し、使う道具などを考えます。

不時の茶事。別名、時知らずの茶とも。

あらかじめ準備をしていない状況で、いつ何時に来訪されるかわからない時の茶ゆえ、亭主の力量が試される。
ただ、形式を守るのではなく、 限りある時の中で、
自分が今できる最善をその時に尽くす。

決まりはない。省くものは省く。
潔さと、侘びる気持ち。

初めに迎え付ののち、香席、続いて懐石、
後座で薄茶で終わっても良い。

不時の茶事には、おそらく茶道の精進に加えた
「何か」が必要で、その「何か」とは
その人の生き方そのもの、
心根が試されるのかもしれない。

一年に一度、こんな舞台が合っても良いように思う。
人生は、いつだって予測不能で、
それ故におもしろく、それ故に
平素の心構えに還ってくるから。

終わりなき道の、その道草に
ふと大事な何かはいつだって転がっている。

利休曰く
「その道をどう歩こうとしているか、
その心こそ自分自身の師匠なのだ」と。
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以下、概要となります。

【受付中】
日時

2018.7.1(日)「青葉 - 朝茶の茶事 - 」
8.5(日)「精進 - 供養の茶事 - 」
9.8(土)「室礼Ⅱ - 重陽の茶事 - 」
10.13(土)「賓主 - 不時の茶事 - 」

※全4回、連続講座です。補講はありません。
初心者の方が学びやすい、講義&実技を
お客さんとホスト両方から、丁寧に指導いたします。

場所
西麻布茶室 / 都内某所茶室

参加費
①茶事茶懐石入門コースのみ

茶事懐石費  52,000円
備品維持費  10,800円
※事前振込にて申し込み完了となります。

②一日集中稽古併用コース
一日集中稽古を受講していて通年参加希望の生徒さんは
下記URLをご参照ください。
セット割安費用になります。

持ち物
エプロン / 割烹着 / 白足袋 / 筆記具

服装
動きやすい服装 / 着物 / 作務衣など
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【申し込み】
※お名前・連絡先・人数を明記の上、
上記のアドレスへお申し込みください。
24時間以内に、ご返信いたします。
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講師プロフィール
目黒公久(MEGURO KIMIHISA)
TAMATEBAKO代表
目黒式こども文化スクールSENS 校長
茶道歴20年目

専門的分野「茶道史」と「思想史(仏教)」を中心に、わかりやすい独自の観点を取り入れた講義に定評がある。

2012年から西麻布にて自然派茶道「星窓」を主宰。 指導のかたわら、大地之節供をはじめ、茶道をもっと面白く!!のコンセプトではじめた男子茶道チームTea of The Menの活動、自然茶の普及、各種セミナーの他、茶会プロデュースや文化イベント企画等を通じて、分かりやすくも本質的で体系的な茶道文化の発信、育成につとめる。

【経歴】
ザ・プリンスパークタワー東京10周年記念イベント呈茶 / Jo MALONE LONDON特別講座講師 / 淡路花博夢舞台ワラワラ号にて呈茶  / 宇都宮京屋茶舗にて夏・秋の野点席 / 岩津天満宮夏越の祓い・梅観の茶会担当 / 東京神宮 ・大宮ロータリー倶楽部などで卓話 / 月1の季節のコノハナ茶会開催 / 土用養生茶会共催(年4回) /大地之節供主催(年5回)/セラ真澄にて年迎え茶会 / 益子参考館にて呈茶 / オイシワークス講師担当 / 「森の保育園」茶道指導ほか
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