は?って思う | 坂本龍~今夜は泡風呂ぐ~

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今の若者が選挙に行かない理由って、
興味がないからとかではなく、
希望的観測で、

今後の自分の人生と、
今後の日本の未来というものが、
かなりかけ離れた、乖離したものだと
解釈してると思ってるんですよ。


つまりそれはどう言う事かというと、
例えば何かの天変地異が起きて
日本がかなり良い国になったとします。
若者が優遇されたり、
育児に関する手当てが厚くなったりみたいな
国になって、
全体的に良い方向に向かったとしても、
じゃあだからといってそれは
自分の人生にどう直結するんだ?
という、ある種の達観的な思考がもう
蔓延してしまった気がするんですね。

SNSがあるからこそ、
日本の実態、あるいは未来というボヤけた
視界よりも、
私、そしてそれ以外の人という
個人間のくっきりした優劣や精査みたいなものが
自ずと生まれてるんですね。

例えば今で言う
インキャ、陽キャとかいうある種の差別用語ね。
あとは親ガチャとか。

それでもう個人の人生や思考みたいなものが
分断されてしまってる訳じゃないですか。
それってSNSが無い時代には
あまりなかった気がするんですよ。
いや、あったとは思うんですけど、
ここまで綺麗に分別されて無かったんですね。


なので、今の若い子たちには
若いというだけのチーム感がほぼ無いんです。
微細なジャンルでのチーム感はもちろんあります。
でも、若いという大きいくくりでの
チーム感は無いんですね。
この、チーム感というのは
ほんの10数年前までならあった気はします。

なのでね、
僕たち、私たちは若いんだ!
この世代で、未来を変えるんだ!!
とかゆう、抽象的な概念なんて
ちゃんちゃら無いんですよ。
そんなの『ウケる』みたいな感じですよ。

完全なる1対1時代になってしまったんですね。

なのでね、端的に言うと、
今の若い子たちに選挙なんて、
なんの魅力もないんです。
日本の未来がどうなろうと。
だって自分の未来と密接してないように感じるから。
そんな事よりも対峙しなきゃいけないものが
沢山あるんです。
息苦しいんですよ。
この、2010年以降の若者が
抱えてる、えもいわれぬ閉塞感というのは、
到底今の老害たちには分からないんです。

なので、個人の、1人個人の幸福感を
高めていくしか無いんですね。
幸い、今はそれこそSNSで
個人が力を持つ時代だから、
それが救いだったらしますね。
僕だってそうです。

まぁ僕は今年30のいい大人なんで
選挙行きますよ。
行きますけどね。