もう20年以上もご主人が働かずに浪費、女性問題を繰り返している。
一人息子が大学を出て働き始めたのを機に、自分のこの先を考え始めたのだけれど、スパっと結論を出せないとのこと。
私が見放しちゃったら、主人は生きていかれないんじゃないかと思うんですよ。
息子は、もう母さんの好きにすればいい、僕は親父を養わないけどね、と。
※ご主人はそれまでに働いたことはあるのですか?
はい、アルバイト的なことでしたが。
結婚して子どもが生まれてから、同居していた主人の母も働いていたので、自分が子どもをみると言って仕事をしなくなりました。
※では、幼稚園や保育園には行かずにご主人がお子さんの面倒を見ていたのですか?
それが…子どもの少ない地域だったので、子どもを保育園に入れる事ができたのですけど、家でブラブラしていて、何かにつけ持病を理由にするのですが、もちろん働けないような病気ではないんです。
結局、母親の死後はその遺産も少しあるから自分は働く必要がない、お前が働け、と。
その間、女性問題も何度かあって、女性が子どもを堕したこともあり、その費用もAさんが出したというのです。
Aさんのお給料は全てご主人が管理していて、毎月お小遣いをもらい、家にいくらお金があるのか全くわからない、と言います。
Aさんはヘソクリをしていたのに、例の女性問題であっという間に減ってしまった、と。
お金を出してくれないのなら、子どもを生ませるぞ、と脅かされたそう。
家にいくらあるのか教えて欲しいと言うと、お前は俺に指図するのか、信じられないのか、と怒鳴るようです。
あら、これはDVですね。
私の言葉にAさんはキョトンとした顔で、
でも、主人は殴ったりしませんよ?
と。
DVとは、何も身体的暴力だけをいうのではなく、精神的、経済的な自由を奪うこともDVなのだと認識されていない方がとても多いのです。
働きたいのに働かせてもらえない。
共働きなのに家事を一切しない。
などもDVに含まれるのです。
そして、DVが無くならない理由のひとつに 共依存 という問題も隠れています。
これについてはまた後日改めて書いてみようと考えています。
Aさんの抱えている問題。
あなたの身の回りにも、同じようなケースがあるのではないでしょうか。