1/19(火)札幌市動物管理センター福移支所に行って来ました。
管理センターの場所は車で行ってみても辺鄙な所で交通の便が悪い所にありました。
保健所は汚く、冷たい悲しい場所というイメージがありますが、実際足を運んでみると札幌市の保健所はとても衛生的でした。
数日前に迷子の返還や譲渡が重なり、収容されていた犬はアラシ1匹と、12匹の猫でした。
アラシは「噛むから」という理由で飼い主から捨てられました。
今トレーニング中ですが柵から鼻を出して興味をもってくれました。
11歳という情報ですが、お座りや伏せ、排泄の行動をみるともう少し高齢のような印象を受けました。
理解がありゆっくり関わってくれる方と出会えるといいなと思います。
猫ちゃんのお部屋は、猫アレルギーの自分が何の症状も出ない程クリーンでした。
人慣れした猫はお腹を出して寝てました。(寒くないという事でもありますね)
他の猫ちゃん達は「何しに来たんだ」とでも言いたげにカメラを睨んでフガーと威嚇していました。
職員さんに殺処分の部屋も案内してもらいました。
悲しい部屋に何か違和感がありました。
タオル等洗濯物が干してあったり、猫のトイレが置かれていました。
こういう状態にあるという事は、今この処分機は動いていないという事だそうです (いいことですね)
平成25年度におこなわれたワンちゃん猫ちゃんの殺処分は、日本全国で12万8000頭になりますが、昨年の札幌市の殺処分は、春に繁殖で増えた仔猫の殺処分があっただけで、ワンちゃんはゼロになりました。
案内してくれた職員さんが「殺処分のボタンを押すことは当然胸が痛くなりますが、動物好きの職員でなければ、殺処分はなくせません…。
殺処分がただのこなす業務になってしまわない為にも、日頃の関わりでも動物好きな職員が配属された方がいいんです」と話されていたのがとても印象的でした。
他の職員さんも手の空いた時間は猫の相手をしていました。一見戯れてただ遊んでるように見えますが、ただ遊んでるんじゃなくて心を開くようにリハビリしてくれているんですね。
職員の動物好きか嫌いかによっても、殺処分の数は変わるんだなと思いました。
最後に、管理センター入り口横ある慰霊碑に手を合わせ帰ってきました。
札幌市の保健所は北海道の中でも恵まれている様で、その他の保健所では殺処分の危機に面しているワンちゃん猫ちゃんもいます。
保健所の敷居は高いようで決して高くないです。新しくワンちゃん猫ちゃんを考えている方は、少し遠くて不便ですが是非足を運んでみてください。
札幌市北区篠路町福移156番地
殺処分ゼロを目指して3月20日、またチャリティカフェコンサートを開催いたします。
お時間ある方は是非起こしください。
微力ながらずっと伝え続けていこうと思います。
※
保健所の写真は札幌市動物管理センターに許可を受けて撮影しています。
収容されているワンちゃん、猫ちゃんについては動物管理センター福移支所011-791-1811にご確認ください。
《謝辞》
案内していただいた職員の坪松さん、上田さんに感謝しています。ありがとうございました