【日本未来の党】とはいったい何のための政党だったのか? | 福島原発事故★自主避難者として生きる

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日本未来の党に投票した有権者は2タイプに分けれるはずです。


小沢一郎系議員たちが作った「国民の生活が第一」の元々の支持者。


そして脱原発のため決起した嘉田由紀子滋賀県知事や環境学者の飯田哲也氏の支持者です。


それぞれの支持者がどれくらいかを比較検討するためNHKの世論調査を見てみます。


  8月 9月 10月 11月 12月
国民の生活が第一 0.6 0.6 0.8 0.8  - 
日本未来の党   -   -   -   - 1.6


なぜ突然、日本未来の党になることで支持率が0.8%増えて2倍になったのか。自然に考えれば、新たに嘉田由紀子滋賀県知事や環境学者の飯田哲也氏の支持者が加わったからではないでしょうか。


衆議院選の結果、決してふるいませんでしたが9議席をとりました。あえて全員の名前と選挙区を書きます。


日本未来の党を乗っ取った小沢一郎私党の生活の党に残留する議員は7名、赤で表記。政党交付金を受け取れない政治団体になってしまう日本未来の党に移動した議員は1名、青で表記。無所属になった議員は1名そのまま黒で書きました。


■小選挙区は2議席

 岩手4区小沢一郎

 広島6区亀井静香


■比例代表区は7議席

 東北畑浩治

 北関東小宮山泰子

 南関東阿部知子

 東京青木愛

 東海鈴木克昌

 近畿村上史好

 九州玉城デニー


日本未来の党自体は、さきの衆議院選での得票率が2%以上ありますから例え、国会議員が阿部知子一人になったとしても分党や小沢一郎系議員が集団離党する形であれば政党助成法による政党交付金がもらえます。ですが今回はそうでなく、離婚で言えば妻が裸一貫の一文無しで家を追い出される感じです。


もし離婚でしたら夫婦の共有財産は半分ずつが正当でしょう。さきほどの世論調査を見ればちょうど半々。比例代表区は政党名で投票しますから、比例代表選出7名の国会議員が半々になれば嘉田由紀子滋賀県知事や環境学者の飯田哲也氏の支持者も納得はいくはずです。現実は6名1名。先ほど言ったようにお金は生活の党が総取り。


たいへん残念ですが、脱原発に期待して嘉田由紀子滋賀県知事や環境学者の飯田哲也氏の支持者の入れた票は、小沢一郎氏の私党への賛同票と化してしまいました。完全に横領されたんです。小沢一郎という男は、脱原発の票をむさぼって生き残ってしまった。自分が生き残る以外の理念も信念もない男ですから。脱原発が票に結びつかなければ、また簡単に捨てるでしょう。人間を捨てるのを厭わない人間が、どうして脱原発を捨てないといいきれるものか。


ただただ、この悔しさを忘れていただかぬように全員の名前を列挙したしだいです。


でも、今回の乗っ取り騒ぎで小沢一郎をどうして石原新太郎や浜田幸一がものすごく毛嫌いするかがわかった気がします。


小沢一郎という人間は、平気でウソをつくし、利用した後は平気で人間を使い捨てにする。


高速道路無料化も暫定税率廃止もウソ。嘉田由紀子滋賀県知事も環境学者の飯田哲也氏も使い捨て。


ただ自分達が生き残ればいい。


ひょっとすると血も涙もないという点では企業の経営者として小沢一郎は向いているのかもしれませんが、政治家が国や地方や人々のことを考えず、自分たちが国会で生き残ることだけを考えてうごめいているとしたら。


小沢一郎という男はきっと、戦後最悪の政治家。