お客さんより「インターネットが立ち上がらない」とのことで、さっき出張してきました。メールはできるそうなのでネット接続の問題ではないらしい。パソコンはDELLノート、Windows7x64。
Internet Explorer 10 (IE10) がバグっていて、立ち上げると「Internet Explorer は動作を停止しました」と表示され、自動的に再起動するも再び停止を繰り返す症状。
こういうときは、とりあえずブラウザを初期化します。「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット」→「インターネットオプション」→「詳細設定」→「リセット」。しかしこれでは直りませんでした。
僕が持っていたツールボックスに「Win7x64用IE10日本語版」があるので、上書き再インストールを試しましたが「既に最新版がインストールされている」旨のメッセージが出て失敗。・・・いったん英語版のIE10に切り替えて・・・とも考えましたが、ちょっと検索したところ興味深い記事が。
「Windows 7」版「Internet Explorer 11」、正式版がリリース
http://japan.cnet.com/sp/allaboutms/35039616/
(あ、IE11が正式リリースされたのか・・・これは都合がいいかも、試してみよう。)
・・・ということでダウンロード+インストールすると、問題なくIE11が起動してネットサーフィンができるようになりました。リリース直後に役に立った IE11 に感謝。
どうでもいいけど Win8.1 版の IE11 で気になっていた「拡張保護モード」のチェックが外れてますね。これは覚えておかないと。なぜ不具合が出たのか分からない上に、なぜ直ったのかもわからない、つまり「職人の勘」でなんとなくやってみたら直ったという件になります。パソコン修理の実態として、わりとこのようなパターンは多いものです。
ご近所(帝塚山)・常連さん・出張サポート・1,000円。
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いままで同じようにブラウザがバグる例はたくさん見てきましたが、基本的に
1. ブラウザの初期化 (リセット)
2. ブラウザのアップグレード (6→7→8→9→10→11)
3. 「Google Chrome」 など他ブラウザへの移行
あたりで解決させています。今回は[2]で解決したってことです。
どうしてもダメなときは Chrome で代替してもらいますが、これは最終手段。一般人へ不用意に標準以外のブラウザを勧める行為は、迷惑となる場合が多いです。本当は IE 以外のブラウザの存在に気付いて、興味を持った人にのみ、そこで初めて説明をするべきです。
ついでですが、パソコンの不調が Windows の「SP(サービスパック)」の更新で直ることがあります。アイループでは、将来発生するかもしれないパソコン不調を解決するための手段を残す意味で、あえてすぐにはアップグレードせずに使い続けるという選択肢を提案できます。
ちなみに、PC上級者の方々が好んで使うブラウザで「Firefox」ってのもあります。
参考までに、3つのブラウザについての簡単な説明を下に書いておきます。
■ IE (Internet Explorer)
→どのパソコンにも入っている標準ブラウザ。画面上部のツールバーが増える度に遅くなる傾向にある。ネットでの登録手続きやネットバンキングなどは IE を基準にしているので、嫌いであっても捨てられないブラウザ。個人的にはわりと好き。
■ Google Chrome
→役立つ機能が最初から入っていて使いやすく、拡張機能も充実している。初心者には勧められないが、一般利用者から上級者まで幅広くオススメできるブラウザ。IEより速いことを謳っているが、個人的には特別速いとは思わない。
■ Firefox
→初期状態ではほとんど役に立つ機能も無いが、拡張機能に優れていて、カスタマイズすることが前提の上級者向けブラウザ。ゆえに、初心者にはオススメできないが、カスタム次第では自分仕様の最強ブラウザに仕上げることができる。
僕がメインで使っているのは Chrome です。第一サブは IE、第二サブは Firefoxです。Firefox をメインで使っている人は、標準以上のPCスキルがある方だと考えてほぼ間違いありません。
ちなみに、3つのブラウザを使い分けている理由は、ヤフーやブログなどのサービスでアカウントを複数持ってるからです。いちいちログアウト→別IDでログインを繰り返していては時間がかかるので、こっちのブラウザはこのアカウント、あっちはあのアカウント、と決めて自動ログインにしておけばログアウトの必要がなくなり、作業が速くなります。