AI(人工知能)から考える「人間らしさ」とかそういうの | アイループ パソコン修理日記

アイループ パソコン修理日記

大阪市阿倍野区のパソコンショップ「アイループ」における修理記録をつづります。

「そういやAIってよく理解してないな」と思って軽く調べてみました。

難しい話はさておき、AIの最終目標って何だろう?

知識があって、経験を積んでて、妥当な判断ができる。新しいものを創造できる。相手に自分の意志を伝えたり、相手の感情を読み取れたり、皮肉な言い回しができたり、ギャグを理解してユーモアで返したりツッコミができる。もしかしたら本能のようなものも表現できたり。

↑ってのはだいぶ未来の話になるんだろうけど、実現するならロマンがありますね。
簡単に言えば「ドラえもん」です。

目標はだいたい見えてて、いつか実現できそうではあるけど、今はそこに行き着くための過程がわからない。手探り。完璧な人間に近いロボット…それができたら人間をはるかに超えるロボットも登場したり。

そしたら「こんなのは人間らしくない」とかで、わざと判断を誤るようにしたり、意味不明な言動をする個体が出てきたり、人を殺すことをなんとも思わないような個体も作ったりして。結局、作りたかったのが何だったのかわかんなくなりそう。

なんかそんなことを考えてたら、いつか人間は目標ってのが無くなるんじゃないかとか、人と交流したいなんて欲求が無くなるんじゃないかとか、そもそもロボットに何もかも負けてる自分に存在価値なんてあるのか?とか、そんな想像をします。こんなの、僕が死ぬまでには実現されないだろうけど、たぶん。



「人間らしさ」って、何なんだろう

てか、ヒトのあるべき姿って、何だろう。よし、じゃあ、たとえば自分がどういう人を好きか思い浮かべてみよう。それが一つの、ヒトのあるべき姿と仮定する…。思わず好きになってしまいそうな人を思い浮かべます。

こんな感じかな?…じゃあ、何でその人が好きなの?どこが好き?具体的にこたえて。

その人が(「自分にとって」です)完璧に理想な人であって、ガッカリするような点が一つも無いとして、その人はどんな人なの?

・・・ここでたぶん多くの人が行き着く結論は、全てが完璧で超人的な人物は、自分にとって世界一好きになれる最高の人【ではない】ってことではないでしょうか。

自分が求めてるものというか、思わず好きになってしまうような、そんな魅力的な存在は、少しくらい怠け者だったり、おバカさんだったり、天然だったり、それでも思いがけないところで自分の人生を変えてしまうような力を持っていたり、そんなデコボコなスペックを持つ人なんじゃないかな。そんな人が、人間らしいというか、人間臭いというか、それがヒトのあるべき姿であって、多くの人が好きになってしまうような、それゆえ理想的な人物なんじゃないかな。

考えてみたら当たり前のことかもしれません。人間って完璧じゃないし。弱いものは守りたくなる。どんくさい人って、何だか放っておけない。自分より優れたライバルなら嫉妬くらいする。他人と比べて自分の境遇を悲観的に思ったりもする。そんなポジとネガをひっくるめて人間。

それで結局自分は何が好きなのか、具体的にわかったのかというと、いまいちピンとくるものが無いのです。もとい、無いのではなくて、あまり真剣に探そうとしていないような気がするのです。理由はわかりません。自分に自信が無いのかもしれないし、失敗が怖いのかもしれません。新しいことにチャレンジしなければ、そう簡単に失敗もしませんから。だからって、安定が望みかというと否。もっともっと、ワクワクしたいのです。…なんだこの矛盾。



で、こんな矛盾だらけの自分もまた一興。いよいよ先に進むか止まるか悩んでる自分もまた一興。徹夜した翌日にまた朝方までこんなアホな記事吐いてる自分もまた一興ってことで、「人間らしい」とまとめても良さげでしょうか。

AIの最終目標が何にせよ、その進化の過程は面白そうです。そんなAIの発展途上時代に生まれて良かったかも。将来のAIは「完璧」を目指すのかな、それとも「人間らしく」なるのかな、どっちにしても興味深いです。