のーばいく、のーらいふ。 -7ページ目

初めてのキャンプ

梅雨も本番を迎えました関東地方。


予想以上の空梅雨で困ったもんですが、だんだんと蒸し暑くなり寝苦しい季節がやって参りました。


さて、来たる夏の定番レジャーと言えば、海水浴にキャンプ。暑い夏を海で遊ぶか、将又涼を求めて山でキャンプか。どちらも魅力的に聞こえますが、どちらかと言えば海水浴の方が手軽でキャンプと言えば色々準備が必要で「自然の中で不便を楽しむ」というイメージがあります。


そんな我が家の嫁さんは、後者のキャンプというものが長年の夢でした。


一方の私は「虫が嫌い」「トイレ汚いのやだ」「面倒くさい」という、まるで女子の意見(笑)


こうして男女逆なんじゃないかという立場の夫婦生活でしたが、子育てをしていると自然と触れ合って欲しいのが親の心情。そして長年キャンプの素晴らしさを言い続けてきた嫁さんの考えに私も流され始め(笑)、ついに実行となりました。


キャンプ道具を揃えるとなると、それなりのお金が飛んでいきますので、しっかり夫婦で話し合い、よし!やろう!!と意を決して色々お買い物して参りました。チーン・・・(¥□¥;)


そんな素人キャンプデビューの模様を今回はお送りします。


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6月2日(木)、どピーカン。


関東が梅雨入りする直前のこの日、有給使って家族で車に乗り込みます。荷物も積んで、買い出しして、新しい趣味の世界へ踏み入れる高揚感と緊張感に包まれて出発進行。


そうして千葉の自宅から車を走らせてやって参りました。


<東京都江東区立若洲海浜公園 に到着>


まさかの東京都でキャンプ(笑)。どうせやるなら自然満載の場所でやりたいんですが、今回は以下の理由からこの若洲海浜公園に決めました。


その1. とっても近い(自宅から30分)

その2. とっても安い(何と大人2人で600円と駐車場500円のみ)

その3. 今回はテント設営と練習を目的としてデイキャンプ(日帰り)

その4. ここ若洲海浜公園はデイキャンプとしては異例の長時間(11:00~21:00)が可能


初めてのキャンプをやるにあたり、色々調べて分かったのは場所代って結構取られるんですね。そりゃ何もない山の中にやれトイレだ駐車場だ電源だ管理棟だ、と用意されているので当たり前なんですが。


そして日帰り利用となると殆どのキャンプ場は夕方には出なければなりません。暗い中で皆さんお寛ぎのところを、バタバタと撤収するのは迷惑ですし危険なんでしょう。


そうしてトータルで考えると、「手軽に近場で長時間」という理由からこの場所になりました♪


<若洲公園内マップ。隣にはゴルフ場なんかもあったりで敷地はとっても広大>


<何はともあれ管理棟で受付。平日なのでガラガラ>


今回デビューするにあたり、拘ったのは平日にやること。せっかくキャンプするなら激混みの土日で疲弊するのは避けたかったので、のんびり平日を選びました。因みに管理棟のスタッフさん曰く、土日祝はコタコタな状態になっているとの事でした。初心者にはそんな状態で出来ませんて。


<キャンプサイトには直接車の乗り入れが出来ない為、リヤカーで荷物を運びます>


<テントサイト入り口。ゲートブリッジの足元に位置する湾岸埋め立てエリア>


<指定されたサイトに到着。他には3~4組程のみで素晴らしいガラガラ具合>


東京にもこんな空の広い場所があるもんです。埋め立てエリアにこうやって区立設備が整備されているのは正しい税金の使い方だと思いました。ま、私は千葉県民ですが(笑)


さて、本日の最初にして最大の目的と言っても過言ではないテント設営を始めます。ここで手こずるようだとキャンプなんて二度と行きたいと思わないでしょう。そして設営という準備を楽しめるか否かも重要です。ここで夫婦喧嘩が始まってしまう事はキャンプあるある事件です。


<先ずはテント下地を保護する為のブルーシートを設置>


<インナーテントをブルーシート上に広げる>


<ポールを通してインナーテントを立ち上げ。ここが一つの難関ですが無事にクリア>


<インナーテントを覆うアウター素材を被せる。被せ方にもコツがいります>

<アウター素材にもポールを通し、仕上げにペグ打ちとロープ張り。これが一番大事な作業>


<嫁さん好みの装飾をして、見事完成!>


何ということでしょう。ほぼ苦労なくテント設営が完了しました。はい、拍手!(笑)

多少の迷いはあったものの約30分ちょっとで完成しました。慣れると10分ちょっとでいけるそうです。


さて、ここで初心者キャンパーのアイビー君から、これからキャンプ道具を揃えようとしている方にアドバイスがあります(何を偉そうにって話ですが)。



テント購入時には、必ず設営講習を受けて下さい!\(゜□゜)/



テントを購入すると箱には説明書が入っています。しかしその説明書を見て組み立てをしようとすると、とっても苦労するでしょう。そして苦労した割にはテントは思うように立ってくれません。キャンプあるある情けないお父さんになってしまいます。


アイビー家はテント購入の際に、設営講習をしっかり受けました。そこには目からウロコのコツがぎっしり詰まっていて、そしてそのコツは説明書には書いていません。我が家はキャンプ道具を買うのですらゆっくり見たかったので平日に買い物に行き、マンツーマンで指導を受けて来ました。


だからこそこんなに順調に組み立てる事が出来た分けでございます♪


今年のGW。キャンプ場はさぞ混雑したそうな。そして今年のGWは風が強い日が多かった。連休が終わってみれば、沢山の破損したテントが修理依頼に持ち込まれましたとさ、というのは私が購入したお店のスタッフさん談。


特にペグとロープをしっかりやらないと、風に抵抗するテントにはとっても負荷がかかり、フレームからポッキリ折れてしまったり、生地を傷めて裂けてしまったり、それはそれは見るも無残な光景が広がるそうです。深夜寝ている時にテントが崩壊・・・なんてねぇ、そりゃ地獄ですよ。


<デイキャンプなのにランタンも設置。雰囲気造りが大切(笑)>


<こういう木製の棚がキャンプには良く似合います>


この木製の棚ですが、何を買おうかと色々調べていた際にキャンパーで大好評の棚として使用している方が多くいました。通称「コーナンラック」と呼ばれているそうですが、その名の通りホームセンターのコーナンで売っています。折り畳みも出来て設置も容易、雰囲気も良く使い勝手良しと、とっても優秀なコーナン君なのでした。


<ワイヤレススピーカーで好きな音楽をかければテンションもアップ♪>


<買い立て新品コンロで嫁さんは調理開始>


<子供は元気に外で遊ぶ。う~ん、子供ってこうあるべきだとパパは嬉しくなります>


<ご飯食べてビールのんでパパは昼寝。う~ん、大人ってこうあるべきだとパパは嬉しい(笑)>


さて、最も不安だったテント設営もうまく行き、コンロも使えてご飯も食べれました。これで今回の課題であったキャンプに必要な練習は万事終了しました。後はたっぷり遊ぶのみです♪


<レンタル自転車で園内を散策。一人100円という超低価格。さすがの区立>



<サイクリングコースは1周約6km。東京湾沿いをのんびり散策出来ます>


<南国リゾートちっくな場所もあり、写真の撮りようによっては東京だとは思えません>


我が家の息子は3才半になりましたが、自転車の2人乗りをしたことがありません。だってバイクはあっても自転車がない家だから(笑)。乗れるかどうか不安でしたが、満面の笑みで楽しんでくれました。ああ・・・大人になってく。。。(親ばかしんみり)


サイクリングコースの千葉側対岸にはディズニーランドなんかも見えて夜景も良さそうです。ここで20時半のディズニー花火を見ながら愛を語るカップルなんてのもいるでしょうヽ(゜▽、゜)ノアーセイシュン


<日差しに照らされた東京湾に浮かぶゲートブリッジ。こうやって眺めるのは初めての経験>


このゲートブリッジなんですが、その独特の姿から近代的な空間を造り出してくれます。羽田空港が近いので建造する高さに制限があって、船も通るから桁下の高さも必要。吊り橋とかにしちゃうと高い柱が必要なので、充分な強度を確保する為にトラス構造を採用しているそうです。DUCATI好きにはたまらないかも?(笑)


<羽田から離陸した飛行機がゲートブリッジの真上を大きく旋回していく>


風向きにもよりますが着陸滑走路の選択によっては、このゲートブリッジのかなり近くを飛行機がひっきりなしに通過して行きます。この日は残念ながら着陸機の飛来はなかったのですが、ゲートブリッジと飛行機を絡めた写真を撮るのも面白そうです。空好きの私には魅力的な都心キャンプ場になりました。


さて、このゲートブリッジネタ、もう少し続けさせて下さい。何と歩行者用通路で歩ける場所があるのをご存知でしょうか。


<若洲海浜公園内にある専用エレベーターで橋脚上へ>


<何をもって階数が決まるのかは定かではないが、8階連絡口へ>

<専用歩道が整備されおり東京湾を高所から眺めることが出来ます>


多少風が強いのと車の往来が多いので若干の恐怖を感じますが、普段車やバイクで通りすぎるだけの景観をじっくりと味わえるのは面白いので、是非利用をおススメします♪


<ゲートブリッジから望む東京湾。空が広く東京という街が普段より小さく見えました>


<トラスフレーム構造の真下へ。迫力ある姿は一見の価値有りです>


この場所で夜景が見れれば良いのですが、原則この歩行通路は10:00~17:00が利用時間となっており、7月~9月の金曜・土曜のみ20;00まで利用可能です。まさにこれからの季節!素敵な東京の夜景を堪能したい方は是非訪れてみて下さい♪わしも絶対行く!(笑)


※毎月第3火曜日、12月の第1火曜日は歩行利用出来ません、ご注意を。(該当日祝日の場合はその翌日)

<遊び疲れた子供はテントでお昼寝>


子供が寝たところで夫婦に企み有り。重要なイベントをやっていません。それは「肉を焼く!」。

キャンプと言えばBBQは切っても切れないセットメニュー。しかしBBQ用コンロはこの時点でまた決めかねて購入しておらず。


そんな迷える初心者にありがたいものを嫁さんが買ってきてくれました。


<ちっちゃ(笑)>


これ、何かというと簡易BBQコンロ。お一人様用サイズですが、大人2人ならこれで何とかなります。そしてこの網の中には着火剤と炭が入っています。


<着火すると瞬く間に燃え上がり、あっさりと炭に火が入ります>


BBQをする難関の一つは火起しですが、これなら何の苦労もなくあっさり点火出来ます。そしてこれ一つで何と3時間は炭が燃焼してくれます。しかも使い捨て。お値段600円くらい。


これ、かなりお気に入りになりました♪


例えばツーリングでお泊りキャンプ、なんて時にも手軽にバイクに積めますし、気の知れた仲間と肩を寄せ合って素敵な時間を演出してくれます。使い捨てだから帰りはポイで面倒な後片付けも不要。本格キャンプには不向きですが、ちょっと庭先でなんて使い方も出来ちゃいます。


<炭の火力も充分。遠赤外線パワーで美味しく頂けました>


この簡易BBQコンロで肉を焼きビールを飲み、トロ~ンとしてきた頃に合わせて陽も沈んできました。


<再び海沿いへ出てみれば、太陽がオレンジ色に街を染めて沈んでいく>


好天に恵まれた事に感謝するばかりですが、こういう東京の景色もあるんだと感動しました。

東京湾越しに見えるビルの向こうへ沈む夕陽は、何とも物悲しく美しい風景を見せてくれました。


<ゲートブリッジは夜の顔へ姿を変え、ライトアップした表情を楽しませてくる>


<飾りであったはずのランタンも点灯。キャンプならではの雰囲気を味わえました>


結局この日、日帰りキャンプと言いつつ制限時間の21時までをフルに使ってしまう程、満喫してしまいました。暗い中での撤収作業には多少苦労しましたが、パワフルな嫁さんが頑張ってくれました。

(※何と撤収作業の時、私のお腹が崩壊。嫁さんが殆ど一人で片付けしました。ごめんなさい(笑) )


東京キャンプというちょっと変わったロケーションでしたが、準備も含めて野外で過ごす新しい体験はとても新鮮で時間もあっという間。単純な性格の私ですが、この日をもって完全にキャンプにハマりました(笑)


快晴に恵まれ、梅雨入り直前という事もあり爽やかな暑さで夜も快適でしたが、梅雨が明けてしまえばこのような平地ロケーションでのキャンプは恐らく出来ない(暑すぎる)と思います。なので7月には富士山でも見える場所で、1泊避暑キャンプなんてのを計画しています。


初心者キャンプデビュー、無事に成功♪



オツカレサマでした・・・ヾ( ´ー`)