「はねる」は音楽用語です
B「…は、はい、"はね"ます…」
A:「じゃあ、演奏してみようか」
♫ジャーン♫
A「”はね”てないじゃない!」
B「???」
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「はねる」は音楽用語です。
Bさんは、「はねる」と聞いて、
弾む感じ、うきうきする感じ、
というイメージなのでしょう。
Aさんは、
八分音符を均等に”タカタカ”と演奏すりるか、
不均等にタッカタッカと演奏するか
(↑この擬音もミスリーディングですが)
という音楽的に明確な意図を持って「はねる」
という用語を使っています。
基本的に
スイング(4ビート)は「はねる」
ボサノバ、ラテンなどは「はねない」
です。
ロックのいわゆる8ビートは「はねない」
シャッフルは「はねる」
ファンクは十六分音符を
「はねる」ものと「はねない」ものがあります。
↑資料編を参照↑
ジャズで「ワルツ」というと、
特に断りがなければ「はねる」
ジャズワルツではなく「はねない」場合は「はねない」と指示しましょう。
「はねる」という要素は非常に難しく、
人によっても、テンポによっても、状況によっても違います。
よく三連音符での説明がありますが、
それも近似値であり、
実際の「はねる」要素を充分説明出来ていない、
更に言えば、全く間違っているという状況の場合もあります。
II-Vの八分音符のフレーズを、
三連音符の中抜きのリズムにぴったりと当てはまるように練習する方がいらっしゃいますが、
これは不適切で、無駄な努力でしょう。
「はねる」リズムの、このよくわからない感じが面白いところです。
固定的なイメージを持たず、よく聴くことが大切です。
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