標高190m・比高20mの城ノ段要害(江府町武庫)
武庫城-城の段にある。山の麓出、現在は畑と原野。三村大助の居城と伝えられる。
(※城郭大系より)
別名半ノ上城。『日野郡史』によれば「字城の段に在り、山の麓にて今は畑と原野なり。三村大助の居城ありし由」と記されている。
「七色ガシ」の伝説には「昔、現在の半ノ上に半ノ上城があり、城主半口藤右衛門…」とあり、『伯耆史』にも半口藤右衛門の存在を認めるが、「半口」は「半江(はんのえ)」の誤りではないかとしている。
その城跡が現在の半ノ上と荒田の中ほどにある丘陵地で、字名も城ノ段とされている場所であろうか。
しかし城郭遺構については現在まで明確な確認がなされていない。
近くに、たたらあと(小舟)が残っている。
(※江府町の文化財探訪より)
畑地への道を歩き、植林されている辺りを見ると、三段の削平地…
曲輪なのか、植林による改変なのか…!?
さらに登ると、古墳のような頂部の東以外の三方を囲む帯曲輪状の削平地
頂部の主郭ではないかと思われる削平地
尾根上に平坦面が南へ伸びる
この平坦面は、林道によって断ち切られていた
城ノ段要害遠望
実地踏査を元に作成した概略図
軌跡ログ
日野郡江府町の城