標高417m・比高250mの鷹巣山城(八頭町上津黒・下津黒)は、私都城(市場城)と谷を挟んで南西の山にあり、その麓には北から下津黒城・津黒城・上津黒城・上津黒館と、複数の城館が存在する…
歴史的背景は不明…
曲輪が飛び飛びで分かり難いので、まずは主郭を目指した
主郭は比較的薮も少ない
そして主郭の西の二重堀切(内側)
二重堀切(外側)
主郭の北東尾根の曲輪群の中の、長い曲輪…
自然地形を活かした作りだ
主郭から見て北の方向に離れた北出丸
奥に見えるのは、分厚い土塁
北東の麓に近い辺りの曲輪群は、背後を堀切で断ち切る
大きく分けて四つの曲輪群からなる鷹巣山城は、土塁や堀切を備えた城ではあるものの、曲輪群の連続性の無さ、全体的に小規模な曲輪のみである事を考えると、元々存在した中世山城を、後に別の勢力が改修して臨時に使用したのかも知れない…
この鷹巣山城の北西にも同じ名の鷹巣山城(八頭町山路)があり、そちらは秀吉の私都城(市場城)攻めの陣城であった事を考慮すると、この鷹巣山城にも、その時に利用された可能性はある…
鷹巣山城遠望
この城の全域を歩くのは、なかなか一苦労であった
軌跡ログ
山城歩きに熟練した人間でなければ、容易に各曲輪群へ到達し得ないだろう…
旧八頭郡郡家町の城
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