標高250m・比高100mの大井城(鳥取市佐治町大井)は、昌福寺の背後の山中に存在
大井の東北字中の谷に在り形跡判然たらず。曰く往古赤松某の居城にして今を去る百年前は楼台城門礎石馬場の跡等顕然たりしが其後壊滅して今は耕地に属せり。村民此近傍に於いて器具矢の根を掘り出す事度々なり。
(※佐治村誌より)
佐治村誌では、さらに「群佐羅山城の出城か?」とも書かれている…
寺の前の農道を東へ行くと、道脇に五輪塔群が…
その辺りから直登して山中を突き進む
その内、所々に曲輪が
登り切り、主郭
この主郭、他には滅多に例を見ない、不思議なS字状の土塁にて主郭が分断されている
主郭を分断する土塁のメリットは…
見れば見る程、不可思議な土塁
仮に主郭まで攻め込まれても、中央の土塁を防御に利用し、残り半分の主郭だけでも戦うのか…
それとも狭い方の部分は、門及び通路で、主郭内と土塁で仕切り、攻撃し易い造りなのだろうか
その主郭の南には堀切
小さな曲輪を一つ挟み、さらに南に堀切
山麓付近の山中には、登る前に見たのとは別の五輪塔が…
軌跡ログ
旧八頭郡佐治村の城
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