標高98m・比高78mの下香谷城(岩美町宇治)
宇治部落の裏山が城跡である。一見何の変化もない山に見えるが、近づいて見れば曲輪、空堀などが残っており相当な構えであったと思われる。城は河に面し、背後は連山に連なる自然の要害である。蒲生半滝城安藤采女正の末弟により築城された安藤一族の最前線の構えである。おそらく彼も豊臣勢と戦い一族と共に討死した事であろう。
(※岩美町郷土文化研究第九集より)
宇治神社
長安寺
長安寺境内の垣屋隠岐守恒総の墓である宝筺印塔
これら寺社の背後より登り、尾根を縦走して行ったが…途中途中にも、砦か出丸のような城郭遺構が所々に見られた
そしてさらに進む…
西二重堀切(外)
西二重堀切(内)
そして、四条の畝状竪堀群
北二重堀切(外)
北二重堀切(内)
南西のU字型堀切
南東竪堀
主郭
下香谷城遠望
因伯古城跡図志の絵図
軌跡ログ
堀切や竪堀を多数備え、岩美町内でも屈指の見応えある遺構の城だ
岩美郡岩美町の城