標高191m・比高160mの高野宮城(湯梨浜町埴見)
南条氏の重臣山田越中が城居したと伝えられる。本城(羽衣石城)の北西2000mにある。標高191m。本丸跡は約20m×20mで、その北東の隅に地表からの高さ3~4mの巨岩がある。城の守護神を祀った場所であろう。物見台を兼ねていたのかもしれない。羽合平野・北条平野などが一望される。また南西に一段下がって同様な広さの曲輪跡があり、その奥に空堀が一ヶ所認められる。尾根を辿ると倉吉市栗尾に続く。
(※東郷町誌より)
西麓の籠守神社より直登
西に張り出した尾根には、西九郭から始まる曲輪が連なっていた
山頂の主郭…
奥には守護神を祀ったとされる巨岩が鎮座
広く長い南二郭
そこから南へ石段
石段を下りた先には南堀切
堀切から西への竪堀
堀切から東への竪堀
この堀切からの竪堀を含め、細長い南四郭には、東西それぞれに三条ずつの竪堀が見られる…
東中竪堀
東南竪堀
西中竪堀
西南竪堀
この南には、尾根上に長く伸びる曲輪が
戻って主郭の北へ…
こちらには六段の曲輪が連なっていた
そして北端には北堀切
下山しかけたが、途中から方向を変え北西尾根に行ってみる…
すると、こちらにも曲輪が
その先には堀切
数段の曲輪を登ると北西曲輪群主郭
さらに北西へ向け曲輪が連なる…
所々に堀切も3ヶ所
高野宮城遠望
実地踏査を元に作成した概略図
軌跡ログ
旧東伯郡東郷町の城