標高255m・比高111mのシンジャク城(鳥取市鹿野町河内小字矢原)
矢原集落東側の上、鷲峰山から尾根続きの急峻な尾根上にある。この城は河内荒神山城の出城と伝えられている。主郭の標高は255m(矢原橋東の県道143.2m)の位置にあり、標高差は111.8mもある。城名は鹿野では「シンジャク城」と呼んでいるが、『因伯古城跡図志』では「シンシヤク城」と記し、「山高サ六十二間位イ、麓ヨリ山上リ百四十間計リ。平地然と愛イ分ラズ、凡ソ長サ五間横三間位イ、下ノ段三ツノ平地、三間ニ二間位イ。」と記されている。なお此の尾根と谷を隔てた南の次の尾根には、鹿野城の亀井茲矩が荒神山城を攻めた時、指揮をしたと云われる「采配ヶ平」がある。
(※鹿野町誌より)
西麓から直登
北四郭~北二郭
主郭
主郭の西土塁
主郭の東土塁
主郭と南二郭の間の堀切
南二郭~南五郭
少し離れた場所にある南出丸
シンジャク城遠望
軌跡ログ
旧気高郡鹿野町の城