2022年の活動報告 その2【演武3】 | ・

甲冑を着るという事は、戦の・・・殺し合いの支度をするという事。

人殺しなどしとうない。

ただ、穏やかに平和に暮らしたいだけ・・・

 

だが、しかし・・・

 

そこへ、駆け込んで来たのは甲冑姿の姫。

 

予期せぬ奇襲を受け、我が軍の士気も下がっています!

ここは、なにとぞ、殿の凛々しきお姿を皆の前に・・・

 

父上~!!

甲冑姿の若もやって来ました。

 

殿「なんという事じゃ!

  可憐な姫が甲冑を身につけて戦う事などあってはならぬ!」

 

姫、そして若君は、民を守るために、

戦う事を決意なされました。

 

 

殿「姫は戦いの場などに出ず、

  キャッキャウフフと過ごしておれば良いのじゃ」

 

殿「ほれ、姫も若も甲冑を脱ぎ捨て、

  共にキャッキャウフフと過ごそうではないか」

 

父上・・・

 

父上ぇぇぇぇぇぇ!!

 

父上ーー!!

 

 幼き頃に私に教えて下さった教えはなんだったのですか!?

 

『戦火に巻き込まれ、苦しい目に会うのは、いつも力無き民である』

そう言って、孤児たちを抱き締めて、

涙を流していた父上はどこへ行ってしまったのですか!?

 

戦いを避け続けたあまり心根まで見失ってしまったのですか!

 

そこへ、また敵の忍者の襲撃。

 

 

 

しかし、敵の忍者は強い。

 

姫が身を挺して殿を守る。

しかし、鍛え抜かれた忍者に適う訳もなく・・・

 

姫の命が危ない!

その時、殿が動いた!

 

 

殿「お主たちのおかげで目が覚めた。

  もう儂に迷いはない!

  儂の甲冑を持てい!!」

 

せっかく殿がお目覚めになられたのだ!

邪魔はさせん!

 

 

演武4に続く→