警察官による拳銃の発砲が極めて適切な例 | 事件鑑定人のブログ@鑑定人イシバシ

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私が事件鑑定人としてこれまで経験したことを書きます。
特定を避けるため、一部、ぼかしたりフェイクもありますが、概ね実体験です。

男児切りつけ、刃物男に警官発砲 京都の路上、容疑者逮捕
京都新聞 11/29(火) 23:21配信 

 29日午後7時すぎ、京都市北区の住民から「男に殺すぞと言われた」と110番があった。駆けつけた北署員らが同区鷹峯旧土居町の路上で、頭などを切られた男児(5)と刃物を持った男を発見。拳銃を発砲し、男の両脚に命中させ、銃刀法違反と公務執行妨害の疑いで、現行犯逮捕した。男児と男は病院に運ばれたが命に別状はないという。北署によると、男は北区衣笠開キ町、無職(27)。逮捕容疑は、同日午後7時20分ごろ、同区の路上で、ナイフ様の刃物1本を所持するなどした疑い。
 北署の説明では、容疑者は午後7時すぎ、自宅付近の民家の玄関をたたき、「殺すぞ」などと怒鳴っていたため、住人が通報した。現場に急行した同署地域課の30代の男性巡査部長が、刃物を持った容疑者を見つけた。「刃物を捨てろ」などと警告し、威嚇のため空に向かって拳銃を1発発砲した。しかし、容疑者は「撃てるもんなら撃ってみろ」と迫ってきたため、さらに4発発射し、すべて男の両脚に命中させ、北区衣笠東開キ町で取り押さえたという。男児は母親(40)らと帰宅途中で、頭部には切り傷、腹部には刺し傷が複数確認された。母親は容疑者と面識はないと話しているという。同署は容疑者が路上で男児を切りつけた疑いがあるとみて調べる。 拳銃の使用について、横田政幸副署長は「現時点では正当な発砲だった」と話している。

 

警察 「刃物を棄てろ」

    パン!(警告射撃)

犯人 「撃てるもなら撃ってみろ!」

警察 「うん」

    パン パン パン パン(両足に全弾命中)

 

まるで、コントであるが、今回は極めて合理的かつ適切な拳銃使用事例である。

「撃てるもなら撃ってみろ!」が通用するのは丸腰か人質がいるときだけだ。