キャットケアスペシャリストの勉強中。
テキストを読み、難しい言葉の並びに挫けそうになりながら、わからないことはわかりやすい説明を求めてネットや、集めに集めた猫本(バイブル)で調べたりしながら、進めて行っているものの…

理解しにくいことを見つけてしまうと止まってしまう私。
差し掛かったのは「生物学」の内容。
だってこれが、なんだかややこしい。

高校の時だって生物の授業なんかなかったし、(あれ?あったのかな?記憶にないし)
「法則」なんて言葉は大っ嫌い。
(数学とか、化学であったよね~)

今回、壁にぶち当たったのは、
アレンの法則
ベルクマンの法則
グローガーの法則の3点。


アレンの法則(比較の法則)は、「恒温動物において、同一動物種や近縁種では、寒冷地域に生息するものほど、耳、吻、首、足、尾などの外部付属物が短くなる」

いわゆるは、
体温を一定に保つように発熱している動物は、同種であっても寒冷な地域にいるものでは耳、首、足、しっぽなどの体から突出している部分が短くなる(小さくなる)傾向にある。

耳なんか寒い地域だったら大きいと凍傷になっちゃうからね。
極端にいうと、寒い大地のキタキツネと暑い土地に棲むフェネックの耳の大きさを見比べるとわかりやすいのですが、今は猫のスペシャリストへ向ける勉強中、そもそも猫は…?

シベリア、寒い地域に棲む、ロシア原産のサイベリアンという猫。
この猫、耳が小さいわけではないです。
猫にとっても耳は体温が低くなる場所。
だけど、危険をいち早く察したり、獲物の気配を感じるためには、小さな音を捕らえなければ生きてはいけない。
耳は大きなままでいないといけないもの。
そのためダブル、トリプルコートと体毛がもっさもさになっています。メインクーンやノルウェージャンのように耳の中も生えてます。
ふっさふさのしっぽも長いです。
小さな突出部分が見当たりません。


ジャパニーズボブテイルは…?
日本原産猫と言われていますが、この特徴は長くて筋肉質な後ろ足に、短い尾っぽ。
およそ1000年前に中国から渡ってきたものが日本内で派生したようですが、中国も日本もとりわけ寒い地域ではない…ですよね~。
なのに、突出したしっぽが短い…。
というわけで、アレンの法則は猫には当てはまらない。




ベルクマンの法則(大きさの法則)は、「恒温動物においては、同じ種であっても寒冷地域に生息するものほど体格が大きく、同種又は近縁種間では大型の種ほど寒冷地域に生息する」

これも一言でいうと、
体温を一定に保つように発熱している動物は、同種であっても寒冷な地域にいるものでは(ここまでアレンと一緒)大きくなる傾向にある。

体格化することで体積を増やせば、表面積を小さくすることができるので熱が奪われにくく冷めにくいということ。

寒い地域では大きくなりがち?ということで、
猫の大型というとメインクーン。
アメリカのメイン州原産。
北海道に近い気候のため、寒さに耐えれるような体格じゃないと厳しそうです。
なので、これは当てはまる。

同じく大型猫、ノルウェージャンフォレストキャットはノルウェー原産。
うん。たしかに寒いね。

サイベリアンも大型猫なので当てはまる。

うちの、うるるやこてつは中型~大型猫のラグドール。
アメリカのカリフォルニア原産。
といっても、ペルシャと、バーミーズ(バーマンとも言われている)を交配させて誕生したまさしく人為的発生の品種改良の新しい猫種なので、話にならない。

ちなみに、猫の中では小さい部類のシンガプーラはシンガポール原産。
自然発生種かどうかははっきりしていないが、昔からシンガポールの下水道で暮らしていたと現地の人が目撃していることから、品種改良ではないとした上で。
たしかにシンガポールは赤道が近くて暖かいねぇ。
てことは、結構当てはまるのかも!?
で、ここでまた細かく調べる。

✳✳アジアでは野生種においても様々な動物が比較的小さく、アメリカでは大きくなる傾向があります。世界一小さな猫として人気上昇中のシンガプーラですが、アメリカで育種されたシンガプーラたちは、近年サイズが大きくなってしまう個体が増えているようです。✳✳

野生種(自然発生種)、アジアでは比較的小さい!これは温暖湿潤な気候に関連しているのではないか。(アジアは広くて大雑把にしてるけど)
ちなみに、「アメリカで育種されたシンガプーラたちは、近年サイズが大きくなってしまう個体が増えているようです。」はペルシャ、バーミーズ、ラグドール、エトセトラ当てはまりそうですね。
というわけで、ベルクマンの法則はキラキラグッ



グローガーの法則(色の法則)は、「温暖湿潤な気候下における恒温動物は、黒色色素(真性メラニン)の形成により毛色が濃く、寒冷乾燥の気候下では褐色色素(褐色メラニン)の形成により毛色が淡い」

※ネットで調べてみると「グロージャーの法則」と書かれていることが多いです。ですがここではテキストにのっとって「グローーの法則」と言わせてもらいます。

グローガーさんは鳥類学者なので、この法則は猫(ネコ目(食肉目)ネコ亜目ネコ科ネコ亜科ネコ属ヤマネコ種イエネコ亜種)に当てはまるのか?
(しつこく猫で問うてみたかった)

猫の毛色は独特なのでわかりやすい説明が、以外のサイトにありました。

✳✳ねこの模様にはシールポイントという、耳や顔、足先、しっぽの先だけに色がついた模様があります。
シャムねこなどがこの模様をしていますね。

しかし、実は生まれてきたばかりの子ねこには模様はなく、全身真っ白なのです。
成長するにつれて、少しずつの模様が現れて、だいたい生後1カ月くらいで皆さんが知っている姿になります。

ここで関係してくるのが、体温です。

シャムねこの毛の色素は温度が低くなると、黒くなるという特徴があります。
生まれたばかりのころは、まだ全身の体温が高いので、色はつきません。
そのあと、成長するにしたがって、体温の低い体の先端部だけが色がつくというわけです。

だから、寒いところで飼われている子や、年をとって体温が低くなった子は全身が黒っぽくなるそうです。✳✳

体温が低い部分は黒っぽくなる。
他に猫の毛色について、私のバイブルのひとつである「ねこ検定(初級中級)」にも書かれていることを足します。
抜粋しました。

黒色のつき方の法則
白黒ブチ猫の黒色がつくパターンは、上から下が多い。足先、腹部のみ黒い猫はめったにいません。

黒猫の白毛の位置
一部の黒猫は身体に白毛が見られることがある。その位置は通常、あごから腹部にかけての内側に多い。

猫の毛の色素は脊椎付近で発生し、身体の上の方からソースをたらしていくように黒模様となる。

と、いうわけで猫にはグローガーの法則は当てはまりませんね。


こんな風にしないと覚えられないなんて、って私の目標とするところにこれは必要な内容なんでしょうかね。
とりあえず、躓くのが早いのだけどまだまだ続く勉強。
前途多難ですね。
ハァ( ´Д`)=3