こてつの猫消化管好酸球性硬化性線維増殖症についての変化は日常の中では感じることがなくなった。

けれども…

18日
うちの旦那さんが仕事から帰ってきた夜に録画していた「ダーウィンが来た!潜入!秘密のネコワールド」を一緒に観る。

猫の島、相島の猫の生態についてのお話は二週連続放送だったので、明日の日曜の復習を兼ねて観ていた。
この番組の、この回には尊敬する猫の生態学者の山根先生が出演していたので見過ごすわけにはいかない。

コムギという若い茶トラのオスに焦点を合わせたドキュメンタリーだったのですが、なるほど奥深い。
母猫と兄弟猫のいる住処にしていた場所から離れ、数日間戻ってこないというオス猫の習性。

恋の季節に発生するエスカーションという行動。
何かを得るために命をかけるのだから、猫同士の喧嘩は絶えない。

そのため、自然とテレビからは
シャー!
フー!
ギャオー!
といった非常鳴きがする。

そのたびに、こてつは家の中をウロウロ。

うるるは一旦びっくりした顔をするけど、すぐ寝に入り、きいは音の主がテレビからするとわかるとチョコンと座ってマジマジと食い入るようにテレビを観始める。

うるるや、きいと違い、こてつには「2次元のテレビ」は目に入らない。
そのため、鳴き声を出した猫の特定ができないとストレスとなるみたいだった。

その後、夜中に眠っているこてつの様子を見に行くと少し起きてゴロゴロ喉を鳴らしてくれた。


19日
日曜の朝、こてつはご飯を食べたあとすぐに嘔吐した。
出掛ける用事があったため、にゃんにゃんカロリーを置いて出掛けた。
夜に帰ると、にゃんにゃんカロリーは少し減っていたものの、カーペットにぶちまけられたゲロを発見。
口にした、にゃんカロは全部出てしまっているみたいだった。

仕方がないのでステロイドなどの薬は少々の一般食を無理矢理口に入れさせてから飲ませた。

そして、今日も「ダーウィンが来た!」の相島の猫のドキュメンタリーを観た。
人間としては一生懸命に生きている猫のシャーもフーもギャオーもすべてがかわいく見える。
けれど、こてつにとってはストレスものなのだろう。
昨日と同じようにウロウロしては落ち着きがない。

一時間後に結局また、食べさせたもの薬含め全部嘔吐してしまい、こてつはそこから何も口にしようとはしなかった。


20日
眠れていないのだろう。
こてつは頭を下げたまま、ぐったりして人を見ようとしない。
目には目やに。
調子が悪くなるとすぐ目やにが出てくる。

どこでなら落ち着けるのか?
本人もわからない様子で、あっちいったり、こっちいったり、香箱座りを数分しては移動を繰り返す。

こまめに目やにをとり、調子の回復を見守る。
少しでも落ち着ける場所が見つかるよう、人も工夫をする。

椅子の後ろに猫こたつを用意してみる。
急に寒くなってしまったので体へのストレスも増えていたのかもしれない。

体力の回復と、精神の回復にはとりあえず寝てもらわなければ…
そんな思いでいると、夕方にはこてつは、猫こたつの中で眠りにつけれるようになっていた。

夜。
お腹が空いてきたみたいだ。
良い兆しだ。
用意していた銀のスプーンと猫元気のウェットを混ぜたこはんを目の前に差し出す。
いつもなら、嫌いだといってすぐに食べない総合栄養食の匂いも今は食べれる(食べたい)みたいだった。

目やにも落ち着いてきたので、明日には回復しそう。
季節の変わり目、または急な気温の変化には、こんな問題が付き物になってきた。

余談:こてつとコタツ
よく言葉にしても間違える( ´∀`)