先日お伝えしたように、

私は今季初めての田んぼ体験をしています。

今回の記事ではその後の様子と

 

 

 

 

 

私が田んぼを訪問することで気づいてしまった

とても無残で悲しい現場からの考察をお届けします。

 

 

 

 

 

 

田植えから34日が経ち、

稲たちは完全に根付き、

分けつ(茎が増えて行くこと)が始まっています。

 

 

 

 

こちらは田植え当日ですが、

これが・・・

 

 

 

 

 

 

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このように成長。

 

 

 

 

 

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曇り空の中では

稲のシルエットがとても綺麗に見えますね。

 

 

 

 

 


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頼りなげだったマコモも

 

 

 

 

 

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このように太く大きくなり、

周囲から新しい芽が出てきました。

 

 

 

 

 

 

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私の住まいから田んぼは車で約30分。

週1ペースで田んぼを訪れ、草のケア、

大地への感謝と稲へのエールを送り、

 

周囲のゴミ拾いなどをしています。

 

 

 

 

 

 

ここは信州の「蔦木宿」という温泉施設の近くの

 

 

 

 

 

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耕作放棄地だった田んぼで、

高齢の地主からMさんが借りた場所です。

 

 

 

 

 

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Mさんは稲作体験したい人たちのために

「天産自給プロジェクト」と銘打ち、

1区画150平米を55555円で募集しました。

 

 

 

 

 

 

私は150平米を一人で管理することは無理だと判断し、

友人のSさんと二人で借りることにしました。

私たちは半額ずつ支払ったのです。

 

 

 

 

 

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150平米の収量目標はお米30キロとのこと。

農薬と化学肥料を使った慣行農法では

同じ面積で75キロが平均。

 

 

 

 

 

極めて日照条件の悪く水の冷たい無農薬・無肥料田んぼでも

150平米からは35〜40キロの収量目安。

 

 

 

 

 

ここも無農薬・無肥料ですがとても日照条件がいい場所、

水もさほど冷たくはありません。

1区画30キロは高い目標ではないようです。

 

 

 

 

 

体験参加者は

自分の区画で採れたお米をもらうことができます。

 

 

 

 

 

雨の中で稲たち、

マコモたちは順調に育っていました。

 

 

 

 

 

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ところが・・・・・・

 

 

 

 

先日訪問した際、

目を疑うような光景に出会いました。

 

 

 

 

これはなんだと思いますか?

 

 

 

 

 

 

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グレーの四角いものは苗が育てられていたセルトレイで

散らかっているものは

田植えの時に余った稲の苗なのです。

 

 

 

 

あまりにも無残です。

 

 

 

 

 

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一般的に、田んぼでは余った稲は

田んぼの端にまとめて植えるなどするのが普通です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

農薬を使う慣行農法の田んぼでも

このような扱いをしているのを見たことがありません。

 

 

 

 

 

ところが天産自給プロジェクトではこんな事態に・・・。

もちろんこれは管理者であるMさんのなさったことです。

 

 

 

 

 

その前に訪問した時、

余剰苗たちは、田んぼの畔で干からびつつありました。

(私は苗が気の毒で、

自分の区画の可能な部分に

捕捉的に植え付けましたが、

残りは干からびていきました)

 

 

 

 

 

そのトレイを体験者田んぼの畔に

ぶちまけてあったのです。

 

 

 

 

 

私は胸が潰れそうな気持ちになりました。

苗たちの絶望と悲しみの叫びが聞こえそうです。

 

 

 

 

 

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ここを守る目に見えないものたち全ての怒りがたぎるようです。

 

 

 

 

 

これは1週間後の様子です↓

 

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稲も、田んぼも、大地も、水も、

もちろんそこに守護する田んぼの神様や精霊たちも

とても尊く、大切な存在です。

 

 

 

 

 

この田んぼに限らず、大地存在を称え、

彼らから認められてこそ恵が頂けます。

それは地球上全てに言えること。

 

 

 

 

 

そもそも私は第一目標として

お米が欲しいから通っているのとは違います。

それだったら買った方が安くつきますから。

 

 

 

 

 

 

季節を通して田んぼとコミニュケーションし、

彼らとの歓びを共有し、美しさ体験をし、

それを多くの皆様にお届けすることが

参加した最大の目的です。

 

 

 

 

 

 

ところが酷い現場に遭遇し、

Mさんの田んぼや稲や大地に対する本心全てを知ってしまいました。

 

 

 

 

 

 

けれどMさんと私の意識が違っていても、

今更離脱することができません。

私は自分の区画の責任を果たす必要があります。

 

 

 

 

 

苦しい思いを噛み締めて

稲に、大地に申し訳ない、

田んぼの神様に申し訳ないと詫び

この企画をやり遂げたいと思います。

 

 

 

 

 

 

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***

 

 

 

 

 

なお、区画の広さにも理不尽な点がありました。

企画規約では1区画150平米とのことでしたが、

私たちの区画と隣の区画は明らかに150はありません。

 

 

 

 

 

 

他の人の区画がどれだけの広さなのかはわかりません。

でも区画によって広さが違うようです。

 

 

 

 

 

 

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それに関してなんら説明はありませんでした。

「わかっていてあえて説明しないのだ」と感知し、

私からはあえて言い出しませんでした。

言っても区画が広くなるわけではありませんので。

 

 

 

 

 

 

確認のため実測したところ、

私と友人が二人で1区画を借りている場所はおよそ135平米でした。

そしてその隣の女性の区画はおよそ122平米でした。

皆同じ参加費を支払っていて

面積にこれだけの差があるのはもちろん問題です。

 

 

 

 

 

ただ、私は苦情申立するつもりはありません。

苗をあのように扱うのです。

 

 

 

 

 

 

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個人個人に心配りがされるわけがないのです。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

世情の変化から自家菜園を始めたり、

野菜作りのレクチャーを受けたり、

田んぼ体験、畑体験をする人たちが増えていると思います。

 

 

 

 

 

その際、統括者がどのような本質の人物なのかは

付き合ってみないとわからない部分で

本事例のように悲しい事態に陥ることもあります。

 

 

 

 

 

ただ、その条件がどうであっても

大地とそこで育つものたちには

自身の責任を果たしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

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ラストに2分ほどの

美しい稲のシルエットの映像をお届けして終わります。

 

 

 

それではまた。

 

 

 

*梅雨曇り、稲たちの気持ち*

 

https://youtu.be/kvbYiY3v-88

 

 

 

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***

 

追伸。

この記事には続編がございます。