お久しぶりです。

今回は私がこの時代を選んでなぜ転生したのか、

その具体的な理由を把握したため、

その詳細をお届けすることにしました。

 

 

 

幼少期から私は、

地球全体が巨大な悪意あるものに牛耳られていることを知っていました。

 

親も学校も政治も全てその下で支配されていることも知っていました。

そして私自身をコントロールし洗脳しようとしていることも知っていました。

 

 

わかっていてそんな社会で暮らすのは極めて困難です。

 

そのため、

なぜわざわざこの時期を選んで来る必要があったのか、

あらためてリサーチしたのです。

 

 

私は瞑想に入り、

転生を決意した時空を見つめていきます。

 

 

今回の内容はその前半部分に当たり

2~3分くらいで読める内容。

イメージ挿画も自作です。

 

ご興味ある方はどうぞ。

 

 

 

【今生の転生理由をリサーチしたら】

 

 

***

 

 

 

「そんな!あの星がなくなってしまうなんて!」

 

 

瞑想に入るや否や、

ビジョンが見える前に叫び声が聞こえた。

 

その声は別次元で暮らしていた私自身のもので、

姿は森の中の湖のほとりにあった。

 

風景は地球に酷似しているがここは別の星だった。

 

男性と話している。

男性の顔も姿も視野に入っていない。

なぜならそこにいる私は彼の顔を見ていないから。

 

私の意識はガイア(テラ)(地球)に注がれていた。

 

 

 

 

 

 

 

その私にとって人間も動物も第二番目の大切さだった。

 

最も重要なのはガイア自身であり、

私の愛はガイアそのものに向かっていた。

 

なぜ、ガイアにこだわりがあるのか?

 

 

 

 

私は遥か昔、ガイアの歌を聴いたのだ。

「歌」という表現はたとえであり、

人間が声で歌う「歌」とは違う。

 

 

宇宙レベルの「歌」とは

その存在が発している周波数のこと。

 

 

この小さな目立たない星は

さほど大きな波紋を波及するわけではなかった。

その歌はあまりにもか細かったから。

 

 

 

 

 

 

 

しかしこの星は極めて独自・独特な感受性と

繊細なハートを持っていて、

それが歌:周波数に反映していた。

 

その周波数を感じるために遠くから飛来する者もいた。

 

 

なぜかはわからないが、私はこの星の歌に、

強い親近感と共感、自身の感性との類似点を感じた。

言葉にならないシンパシーがハートに拡がるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女:ガイアの歌は私の魂を魅了した。

あの優しく切なく美しい歌は、

私にとってこの星を特別な存在にした。

 

 

 

 

だから私はその後、何度もガイアに転生した。

そしてその生涯の多くを詩人として生きた。

 

ガイアの歌を詩として表現し

ガイアを称えるために詠いたかったから。

 

しかし、地上で人間として生きる生涯は

けっして美しさを堪能できるものではなかった。

 

 

地球人は異星からの侵略者たちに支配を受け、翻弄されていた。

さらには自らの利己心や貪欲さにより

暮らしそのもの、自身の健康、

大地・季節・海や空の大切さを見失っていた。

 

 

 

 

 

 

 

当然ながらガイアの歌を感じ、

聴き取れる者はほとんどいなくなっていた。

 

 

その悲惨な地上生活は私にとって耐えられず、

粗暴な人間社会に辟易した。

 

 

だから私はガイアへの転生をやめ、

元の星に戻った。

ここはガイアから遠く離れた場所だ。

 

 

しかし戻ってからも私はあの星が忘れられず、

周囲の風景をガイア風の森と湖のホログラフィで創りそこに住んだ。

 

こうしてもう随分経った・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその時、

 

この男性から突然ガイアの決定的危機を知らされた。

私は彼の意識を通じ、その現状を見た。

 

 

私が転生していた時代ももちろん危機的ではあった。

しかし状況は格段に深刻だった。

 

 

異星からの侵略者たちにとって

地球人は家畜以下の存在だった。

当然、地球人は捕獲・捕食され隷属していた。

 

 

ガイアを乗っ取っているものたちは、

人類の心身と魂の支配を容赦無く強化し

遺伝子レベルでの改ざんもスタンバイしていた。

 

 

意識と文明をハイジャックされた人類自身も

ガイアへの敬愛を失い、汚染と破壊・暴力は平気だった。

 

 

その上、自分たちが受けている暴虐を

ガイアが大切に育んで来た動植物に対し行っている。

 

 

完全に狂った地上人は被害者でもあり加害者でもあった。

 

 

 

 

 

 

さらにはガイアは

侵略者と侵略者に仕える者たちによる

大気圏・地上部・地下で進む凄惨な悪事により

エネルギーとボディを食い荒らされ、瀕死状態で

自らの命である周波数を失う寸前だった。

 

 

物質レベルのボディは残存していても、

魂レベルである歌を発することができなくなれば、

星としての存在価値は失われてしまう。

 

 

だから私は叫んでしまったのだった。

 

「そんな!あの星がなくなってしまうなんて!」

 

 

 

 

「行くのかね?」その人が言った。

 

私はしばしうつむいて考えた。

私たちの影が湖面に映って揺れている。

どうしようもない悲しさがハートから溢れた。

 

 

あの星とあの歌を失うと思うと、

私は喪失感と寂寥感に耐えられなかった。

 

 

なによりガイアが愛おしかった。

見捨てられなかった。

自身の愛を切り捨てられなかった…。

 

 

 

 

 

 

 

そして私はとうとう決意した。

 

「・・・行きます。仕方ない。

あの地上の粗雑な波動は耐えがたいものですが

知っていて放置できない」

 

 

「苦しい旅になるぞ」その人が言った。

 

 

「そうでしょうね。

地球人が真実を知り、賢さと勇気と

本来のパワーを取り戻さなければガイアは救えない」

 

「一人で行くのか?」

 

「そうですね。協力体制を組んで出かけられる人が今のところいない」

 

「良い旅を」その人は皮肉っぽく言った。

 

 

 

 

ガイアは今、ほとんど歌えていない。

内部も外も寄生され、汚され犯されている。

 

ガイアは歌うことを切望しているけれど、

まるで重病人のようで限界だ。

 

「私は自分の星に戻るよ。無事でな」

その人が言った。

 

 

 

***

 

これが地球時間で表現すると1960年代のことだった。

 

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続編もアップしました。